日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2004-09-27

[][]天神さんの御土居

P-のりさんがボードで

行って参りました、天神さん。リアルタイムに報告できなくてごめん

なさいね(笑)。天気はおかげさまで良かったですが、何せ暑い暑い。

今回は掛け軸を中心に探しましたが、なかなか掘り出し物は見つかり

ませんね〜。ちょっと出るのが遅すぎたかも!?

暑さと人ごみに根負け。で、ちょっと一息!と天神さん横の御土居に

足を踏み入れたら、ざわめく境内とは裏腹にひっそりとして、

木陰がめっちゃ涼しい空間がそこにはありました!!

多分秀吉の時代に植えられただろうケヤキの巨木がいくつもあって

神聖な気分になれます。

川沿いに梅林もあるみたい(ただし立入禁止)やし、けっこうな

枝振りのもみじもいくつもあったりして、その季節にはええやろな!と。

なかなか人目につかないので、穴場かも知れません。

[][]大沢池の観月の夕べ

P-のりさんが行ってこられたご報告をボードにしてくださる。大覚寺のサイトに載っている案内はこちら

大沢池の観月の夕べに行ってみました26日(日)。 15夜の28日(火)まで開催されているようですよー。時間は5:00〜9:00。

で、すっごくすっごくよかったです。うっとり〜。

大沢池を臨む大覚寺のお堂の舞台上の「立札(りゅうれい)席」か池畔の茶室「本席」か、船上の「舟席」かの3種類のお茶席があるんですが、P−のりは迷わず舟席を所望しました。舟席は1200円!!高〜っ!!

でも、高いだけのことはあるかな。船の上でゆらゆらしながら、ちょこっとだけ顔を覗かせたお月さんや、水面にゆらめくぼんぼりの灯りをぼんやり眺めながらのお茶は、他では得がたいものかなと。

ホンマにエエです。いつもさわがしい3歳児まで、「いいねー!」と感激してうっとりしてましたから(笑)。

池奥の名古曽滝の周辺や竹林・梅林では、インスタレーションなどの展示もありこれもまたよし。大覚寺境内では、琴の演奏や「ニコ(漢字失念)」って中国弦楽器の演奏もありました。

お茶席料以外に入場料(大人500円)も必要でしたが、去年まではなかったようです。

windshipさんのコメント

観月のゆうべ、ずーっと関心があって、でもずーっと行けないままいます。

いつの年だったか、チケットをいただきながら、伺えなかったこともありどうもご縁がありません。

P-のりさんは、みなさんで楽しまれた様子、よかったです。

三歳児のパワフルな行動力をそぐ魅力を持つなんて、さすが船上のお月様ですね。

ちょうど、司馬遼太郎の「義経」を読み終えて平家が壇ノ浦の藻屑となる瞬間に源氏の側からではありますが、たちあったばかりで平安貴族の残り香を、P-のり家にみる思いです(^_^)

その夜の風や空気、人々の美しい時間を愛でる雰囲気などあれがどういう行事だかはっきりしなくてももっと大切な何かがきっと、ずーっと、心のどこかに残るのではないでしょうか。

お寺と経営 古来、明るいご住職も多いみたいで、世俗と求道のコラボレーションが自然におこなわれているようですね^^;それゆえのドラマもいろいろありそうですが。。。

新装版 義経 (上) (文春文庫)

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2004-09-23

[][]ホロヴィッツ

アルフさんがボードで、東京の「Piano Forte」という名曲喫茶ホロヴィッツのLDをご覧になったことを書いてくださる。

ホロヴィッツのLD、1本上質の映画を観た感じでした。『ザ・ラスト・ロマティック』というタイトルですが、残念ながらDVD化はされてないようです。私も全然詳しくないし、聴くジャンルも偏っているのですが、名曲喫茶Piano Forte』でいろいろ情報を頂いたり、クラシック好きの友達とお喋りしたりして楽しみの幅が少しずつ拡がっています。蛇足ですが、私の一番好きなピアニストルドルフ・ゼルキン

機会があったら聴いてみてください。

[]宗教が往く

やっと読み終わった!筒井康隆の小説を読んでいるような、筒井さんのは自分は短編で味わってきたけれどそれが長編になっているような感じ。

劇画的ともいえるのかな〜。。とにかく次から次へとすごいこと悲惨なことが起こってでもなんとかかんとかやっていく登場人物の姿にうたれるし、途中では放り出せないし愛情も感じる。

こっち側でなにかがおこっている時、あっちでもなにかやっていて。。ってことが多く、演劇的でもあるなぁと思った。

グロかったりエロかったりする場面も多くて、万人向けではないと思うけれど、なんか登場人物たちが自分の心の中に生き続けているすごい存在感の本だった。

宗教が往く

宗教が往く

2004-09-21

[]キカ

アルモドバル監督の作品の、カラフルでおもしろい画面構成、消化不良を起こしそうなエピソードもまじえながらラテン的にまとめあげるそのパワーが大好き。

この作品でもその特徴が遺憾なく発揮されている。ジャン・ポール・ゴルティエの衣装のすばらしさ、配役やセットの配置の巧さ、主人公キカの明るいたくましさなどがすばらしく、そのおかげで劇的すぎて安っぽくなりそうなストーリーをうまく(あるいは何とかかんとか?)フォローし、みているものを映画的楽しさに浸らせてくれる。

キカ <ヘア無修正版> [DVD]

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2004-09-20

[]死刑台のエレベーター

どの瞬間も写真にして部屋に飾ったらいいようなかっこいい決まった構図、ほんとに力のある映画という感じでみていて気持ちがいい!

マイルス・デイビスの音楽もいい。

ヌーベルヴァーグの頃ってああいう風にいろんな才能が力をだしあって。。っていうのが日本の映画でも多い気がする。そういう時代の空気も楽しい。

ストーリーもおもしろいし、そしてそのおもしろいストーリーの語り口がすごく簡潔でそこもよかった。

☆掲示板の整理をしていたら2003年5月27日にid:windshipさんが「死刑台のエレベーター」をレンタルされた書き込みがあり、それにsumiちゃんがレスをつけておられる。

死刑台のエレベーター」好きですねー!!

ルイ・マルが27歳の時に撮ったらしいですが、その若さであの完成度の高さには、びっくりするものがあります。

マイルス・デイビスジャズと、映画の中ではほとんど笑わなかったジャンヌ・モローがラストの写真が浮かび上がるシーンで、すごーく可愛く、幸せそうに微笑んでる顔が印象的で、衝撃を受けました。「第3の男」「情婦」とならんで、大好きな作品です。

windshipさんのレス

>映画の中ではほとんど笑わなかったジャンヌ・モロー

>ラストの写真が浮かび上がるシーンで、すごーく可愛く、幸せそうに

>微笑んでる顔が印象的で、衝撃を受けました。

あー、まさにまさに!

ほんとにそーだった!それまでクールな表情だけでした。。。

もうきっと言い尽くされているんでしょうけど

マイルス・デイヴィスほとんど即興だったという才能もすごいけど

あの映像に、あの音を持ってきたとこがすごいですよね。

sumiちゃんのレス

死刑台〜」のジャンヌ.モローの例の件に賛同していただいて嬉しいです!!

あの1本だけで、ジャンヌ.モローがめちゃくちゃ好きになりました。

彼女は言うことがカッコ良くて、「男は美しければそれだけでいい、知性は私が持ってるから」って何かのインタビューで(かなり歳をとってからですが)言ってるのを聞いて、「なるほどねー」と思ったものです。

これは、かなり自分に自信を持ってないと言えないし、彼女くらいの人だからこそ言える台詞だから、私もそういう女性になりたいなー、と思って、目標にしてるところもあります。ほんとかっこいい。

死刑台のエレベーター [DVD]

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[]2004/9/19 週刊ブックレビュー

昨日の「週刊ブックレビュー」は、なんか目が離せない歌人枡野浩一さんとコラムニストペリー荻野さん、そしてもうひとかたはわたしの知らない千葉大学の教授の方がゲスト。

ペリーさん、どっかの雑誌でコラムを読んだ気がするのだけど、話し言葉も歯切れが良くておもしろかった!彼女のおすすめ本が「大俳優 丹波哲郎」!そこがまたいい!丹波さんの愛嬌がものすごく好きな私なのでうれしかった。ペリーさんへの興味がさらに増した。

枡野さんは静かにお話されていた。千葉大の先生とのやりとりをみていると、住む世界や精神面でかなり違うところに位置しているおふたりのような気がするのだけど、お互い敬意をもって相手の文化にふれる、相手の感性にふれる、という感じがしてすごく気持ちよかった。違う文化のものに出会ったとき、自分の方までもってきておちゃらけて笑い飛ばして終わり、みたいなテレビの見せ方が時々あってすっごくいらいらするのだけど、それと対極の感じでとても気持ちがよかった。

枡野さん推薦の「パラレル」もぜひ読んでみたい。

来週は関川夏央さんが出られるみたい。。

あの方のブックレビューも好きなので楽しみ。

2004-09-18

[][]マネキン

SATC」のサマンサがでてきてわりとおもしろいと「SATC」のファンの友人に教えてもらった80年代のコメディー映画。

サマンサが生命をふきこまれるマネキン役なんだけど結構あの顔にあってる感じ。

80年代ののんきな映画結構好きなんで楽しめる。

紹介してくれたsumiちゃんのレス

サマンサは「マネキン」の時、メチャクチャ可愛いです。今はすごみのあるおねえさんですが、あの当時は可憐さもある美人でなんともいえずキュート。映画の内容も「ビッグ」とか、あぁいう可愛くて、ちょっとイイ話ハリウッド版というなにも考えずに楽しく見れるタイプのもので、私はわりと好きです。

それへの私のレス

マネキン」、ほんとにsumiちゃんがおっしゃるみたいに「ビッグ」そして「スプラッシュ」みたいなテイストですね。

なんか80年代の夢見がちな青年モノって感じ。

女の子もかれんでかわいくて、でもちょっとセクシーな一面も持ち合わせてる。。って感じで。

ああいった雰囲気の映画簡単っぽさも含めてなんだか好きなんですよね。

サマンサの容姿ってモンローっぽいところとかあると思うのですが、あの映画ではキャラクターもモンローっぽい感じがしました。



マネキン [VHS]

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[][][]北京ヴァイオリン

windshipさんがボードで

きょうは、ビデオですが「北京ヴァイオリン」を見ました。

劇場で予告編を見たときから気になっていたのでやっとです。

ヴァイオリンの天才少年と父の話です。

大方の感想だと思うんですが、父がいいんですよ〜〜

あざとさ一歩手前のきわどいところもあるのですが

親一人子一人で、

貧しいながらも子どもに一心に入れ込む教育パパの姿を

ユーモラスに、熱く、節度を持って描いています。

父だけじゃなく、少年はもちろん、少年を取り巻く、先生、きれいなお姉さん、ライバルのどれもいいし

音楽も美しいです。

街並みや家の中の様子

北京と田舎の対比など小品だけどとても楽しめました。

北京ヴァイオリンについてはちぐさんもボードで2003/7/25に感想を書いておられる。

ミニシアター系のをふたつ見ました。もう終わっちゃったのですが、「ミレニアムマンボ」と「北京ヴァイオリン」。前者は「悲情城市」の監督の最新のやつで、現代の台湾台北)の女の子の話でした。北海道も登場して、雪がすごく綺麗でした。「北京ヴァイオリン」はありきたりな話なのかもしれないけど、いい映画でした。バイオリンの音色、すっごくよかって、泣けました。うーん。中国語もうちょっと勉強して字幕なしで理解できたら面白そうなのに。

2005年3月 私も「北京ヴァイオリン」鑑賞。風景や家のつくりとかもよかった。

ちょうど中国によくいかれる方のblogで、映画の舞台についての説明も書かれていてああいう風景、実際にみたらまた素敵だろうなあと思ったりした。(リンクをはっていたのだけど、2016年秋チェックしたら残念ながらこのブログがなくなっていた。)


北京ヴァイオリン 特別プレミアム版 [DVD]

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2004-09-15

[]映画覚書

この本は、阿部さんの評論の部分と、対談がおりまぜてあって、500頁もの本をうまく読みやすく構成してあるな、と思う。

評論の部分、特に最初に収録されている2002年から2004年5月号までの「文學界」に載った評論は、久々に骨太な文章で少し読むのに苦労する。(後半に載っている「Cut」に載せられた評論の方が読みやすかったのは雑誌の種類故かな?)でも読みなれてくるとひとつの推論のもとに強力に話をおしすすめていくところがかなりあるのに気がつき、そこにユーモアも感じられておもしろい。

一番読んで楽しかったのは蓮実重彦さんとの対談。

年齢が離れたお二人なのに尊重し合っている感じがとってもし、意見のずれも楽しんでおられる感じがすごく伝わってとっても楽しかった。

蓮実さんの映画の本って難しくて敬遠していたけれどここで語られていることはとっても愉快でうなずくことも多かった。 対談を読むことってその人を理解するよき入り口になると思う。

蓮実さんには勝手にヨーロッパ映画のイメージをもっていたのだけど、アメリカの最近の映画の話がとっても楽しかった!「グレムリン」のジョー・ダンテのことをお二人がほめているのもうれしい!わたしなかなか好きなのに同調する人があまりいなくて孤独っぽかったもので。。。(大絶賛とかじゃなくそこそこの評価だけど。。ま わたしもそんな感じでいいと思うけれど。)

どこかに中年男を撮るなら黒沢清、みたいな話がちらりと載っていた気がするけれど どこだったかな。。分厚い書物から探し出せない。。人名やタイトルの索引もついているのに。。「アカルイミライ」の藤竜也をみたときわたしも 確かにそうだな、と思ったもので。。

映画覚書 Vol.1

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グレムリン 特別版 [DVD]

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アカルイミライ 特別版 [DVD]

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[]週刊ブックレビュー

NHK BSの番組。

まず三人のゲストが選んだ三冊の本というのが紹介され、その中で特におすすめ一冊について合評がされる。このゲスト自体が、なかなかユニークで、作家であったり俳優であったり、割合文化系な世界でがんばっている人が多く、「この人はこんな本を読むんだ」「こんなしゃべり方をするんだ」とみていて興味深い。ジャズセッションみたいにその時のノリでものすごく話が弾んだり、司会に頼ったり。。そんなライブ感も味わえる。紹介される本も、「こんな本があるんだ。。」と刺激されることが多い。

また後半、作家を招いて近著について語るコーナーも、字面で同じ話をみるのとは違って細かいニュアンスを含めたその作家について本についてのイメージがつかめて楽しい。

ホームページにその日の三冊がちゃんと紹介されるので、あとで本を探すときにも便利。でもそこに至るまでの話もおもしろいのでやはり視聴が一番。

9/19は本の読み手としての才能をすごく感じる歌人枡野浩一さんがゲスト。楽しみ。

☆この記事を「つながる読書空間」に載せていたとき、pindotさんにつなげてもらったのがNHK出版のwebマガジン

2004-09-14

[][]ふらいぱん

P-のりさんがボードで

この日曜に彼等*1ともども、昼間の川床に行ってきました。

(夜行くと、致命的なので)先斗町四条上ルの「ふらいぱん」という

洋風おばんざい屋さんです。毎回ここです。他のお店は、床やと

子供が居るとたいてい断わられますし(危ないからと…)。

ここの店、床なのに安くて結構美味しいですよ。

お店の情報はこちらが詳しい。

*1:お子さんたちのこと

2004-09-13

[]北山修な夜

windshipさんが掲示板に

思いがけず、北山修さんを拝見しました!

今の本業の(?)精神科医・精神分析家としてなんですが

難しいお話をされているところではなく

グラス片手に歓談されている姿です。

ずっと気がつかなくて、突然、あっ!!あれは!とひらめきました。

スーツ姿の他の先生方の中で

紺色のシャツとパンツの大きな体躯。

すっかりの白髪に時の流れを感じましたが、やっぱりお顔は北山修

自分はこんなに好きだったの?というぐらい

胸騒ぐ日々をその後数日過ごしています。(^_^)

2004-09-12

[][]食いものの恨み

週刊ブックレビューで出てきて興味をもった本。

渡辺美佐子さんが三冊の一冊に選んだ島田雅彦の「食いものの恨み」という本。

表紙もなんか暮らしの手帖みたいだしレシピものっているらしい。。

前に読んだ島田さんの料理本「ひなびたごちそう」もよかったので期待できる。

食いものの恨み

食いものの恨み

ひなびたごちそう―島田雅彦の料理

ひなびたごちそう―島田雅彦の料理

2004-09-10

[]私は好奇心の強いゴッドファーザー

自分と映画のかかわりを短い文章でうまく表現した連作エッセイで、初出は「IN☆POCKET」という、多分講談社文庫の広報誌のようなものだから、読みやすく、でもおもしろいだけでなくなかなか深い内容。

「ジプシーは空に消える」という幻のソビエト映画を探す過程で川本三郎さんの名前がでてくるのもうれしかった。(川本さんがキネマ旬報ベスト10でいい点数をいれていたことから、再度原田さんはこの映画とめぐりあわれたのだそうです。)

簡単な文章ながらいろいろ映画の知識も深くて勉強にもなるんですが、一番へーって思ったのは、アン・バンクロフトが、「イレイザーヘッド」をみて、デビット・リンチの才能に目をつけご主人のメル・ブルックスを動かしてブルックス・フィルムで「エレファントマン」をつくったという話。有名な話なのかもしれませんが、別々に好きで、あまり関係がないと思いこんでいた人々が結びついていることを知るこの喜び!

リンチ話がかいてある「リンチのやり方」ってタイトルもなかなか楽しい。

その後エピソードが紹介されている「ブルー・ベルベット」、これも80年代にみたけれどざーっとみただけだったなぁ。。後年イザベラ・ロッセリーニデニス・ホッパーももっと好きになったから、今みるとちがうだろうな。。

学生時代にあびるように映画をみたという話が出て来るのですが、まぁわたしもそうで、そして、彼と同じく その時みた映画がその後の基礎にもなっているけれど、結構もう一度みないとあの時の印象だけでその映画はこういう映画、って思ってしまうのは危険かもしれない。。原田さん自身も、「ああ こういうことで泣いたのか〜」と若き自分を、映画をみることによってみつめなおす入れ子構造の体験を書いておられる。

私は好奇心の強いゴッドファーザー

私は好奇心の強いゴッドファーザー

[][]傷だらけの天使

70年代を代表するようなこのドラマ、わたしは80年代に大学生になってからまわりのすてきな友達がみんなほめるので、脚本を読み、ケーブルなどで再放送された番組をみて楽しんだ。

アメリカンニューシネマのような乾いた香り、だけど乾きすぎてなくて心に届く主人公達のすばらしさ&かわいらしさ。

指令をしてくる女ボス岸田今日子の貴族趣味、神秘性もおもしろいし、ボスに対するショーケン水谷豊のちょっとずれた敬愛とかも楽しい!ボスの連絡係岸田森のは虫類のようなテイストもにやり!2003年秋、文庫になって再読してみたが、今でも決して輝きを失わないすばらしい作品!

傷だらけの天使〈上巻〉 (新風舎文庫)

傷だらけの天使〈上巻〉 (新風舎文庫)

2004-09-08

[]ロシア絵本

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今頃。。なんだけど、恵文社にいってきたら、ロシア絵本がずらっと並んでいて、芸術新潮7月号「ロシア絵本のすばらしき世界」も一緒に売られていた。7月号ってことはかなり前に出たのだろうけれど、なかなかいい特集。

ロシア絵本に影響を与えられたような絵がだいたい好きだったけれど、系統だってはしらなくて、愛蔵版になりそう。

自分の好きなロシアアニメ「野の白鳥」の作者ツェハノフスキーの話も、絵本作家出身のアニメーターとしてでてきて、その辺の知識がまるでなくて、ただ「好き!」という状態のわたしにはとってもうれしい情報。

第2部の「国境を越え、どこまでも」という、ロシア絵本がイギリスフランス、日本に与えた影響を考察する項では、土橋とし子さんのイラストが!マトリョーシカやこけしが一緒に描かれていて、もう大好きな世界!土橋さんの素朴でかわいらしい、笑いを誘うような絵 かねがねいいなぁって思っていたので、カラーの絵をいつもみられるんだわ、とうれしい。

2004-09-07

[][]むかしの味

自分が小さいときに時々連れて行ってもらった京都のまぼろしの名店「フルヤ」が載っているので読んだ。行ったことのある店のはなしはうなずきながら味わえるし、ほとんどがこっちになるのだけど、行ったことのない店も、ひとつひとつが物語のようになっていて容易に、本の世界にはいりこめる。自分の仕事に誇りを持って生きている人々の姿や、むかしのこどもの育ち方に、のんびりしている中にもすごいたくましさを感じ、読んでいる間中、豊かな時を過ごすことのできる本だった。

むかしの味 (新潮文庫)

むかしの味 (新潮文庫)

[][]食卓の情景

池波さんの本を読んでいるとほんとの意味で豊かに暮らすとはこういうことだろうな、と思わされる。精魂傾けたきっちりした食事の大好きな池波さんだけれど、ただの美食家やブランド指向でなく、ご自身でも工夫してつくられるし、だからこそ手抜きが嫌い!という感じ。だからといって気むずかしい本ではなく飄々とした感じが、味わい深い池波さんご自身によるイラストとともに、漂っている。いろいろなものをみる目がきっちり定まっていて古き良き日本、これからも大事にしていきたい日本を感じさせてくれる本だった。

食卓の情景 (新潮文庫)

食卓の情景 (新潮文庫)

[][] 散歩のとき何か食べたくなって

これはそれぞれの町にある食べ物屋さんを軸に東京京都横浜大阪のいろいろな町の空気を池波さんが描き出している本。京都寺町のあたりの風情は少しずつ変化しているとはいえやはりそのままだし、わたしがいつも時代劇のようだなと感じる京都今宮神社あぶり餅屋さんなども江戸の空気を味わうために訪れておられるとのことで、そんな風に今でもこの本そのままの雰囲気を味わえる場所もあり、逆にこれを記された時の雰囲気はほんの少ししか残っていない町あり。。それはいろいろですが、感傷的になったり、奢った美食家的なないやらしい感じに決してならずにさらりと池波さんの愛する町の様子が綴られていて、よい本だった。

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

[]不実な美女か貞淑な醜女

同時通訳ってどんな仕事?ということがとても才気の感じさせられるユーモアでもって語られる。それは結局仕事をしていくとは、コミュニケーションをとっていくとは?という自分の問題に応用がきくと思う。特に「貞淑すぎるのも罪作り」という項目は参考になった。きまじめにやればいいってものじゃないから。

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

[][]平野レミのうまいもの教室

平野さんの豪快でかわいらしい性格そのままにあっと驚くような組み合わせで簡単にでき、みてきれいで食卓で本当に売れる料理が載っており、とても参考になっている本。

[]「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ

久しぶりに読んだ金井美恵子さんの本。あちらこちらに書かれた文章をまとめたもの。なかなかに好戦的で白黒はっきりしているのだけれど書かれている映画のことや、論争になっている、そのもとの対象にふれたことがないのでわからない部分もあった。一番すきだったのはこどもの本に関するところ。金井さんの「ページをめくる指」という絵本に関する本はぜひとも読みたくなった。

「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ

「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ

[]シネ・モードギャラリー

ファッション業界の日刊専門誌「繊研新聞」に連載されていた映画ファッションに関するコラムをまとめたもの。

まずは20世紀のファッション、そして映画の背景の時代を追って古代エジプトから現代に至るまでのファッションを紹介するコーナー、そして帽子、アクセサリー、サングラスなどのファッションアイテムを中心にきりとったもの、アカデミー賞の衣装デザイン賞を順におっていくもの、と豊富な内容のものがわかりやすい文章で綴られている。

この映画のこの人の衣装もいいな、位のさらりとした感想はもっていても、時代考証的なことデザイナーのことなどはほとんど知らなかったので、とても勉強になる本だった。

[][]向田邦子の手料理

向田さんはドラマの脚本もすばらしいが、趣味がまたいい!彼女の尊敬すべき人生を反映した手早くできておいしい料理がいくつも載っていて、我が家の定番になっている。

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)

2004-09-06

[]シモーヌ

落ち目の監督(名前もタランスキー監督というふざけた感じ)が女優にふりまわされたあげくに。。っていう話。

監督役がアル・パチーノ。どうかしたときの古畑任三郎みたいでかわいらしかった。

いつでもアル・パチーノって「おいおい」って思うことをしでかすような役でもなんか魅力的。黒が似合うな〜。。

トゥルーマン・ショー」のスタッフが作ったと後でしって、ああなるほどなぁって思ったりした。

DVDでカットされた映像とかがはいっていたけれどそれも結構おもしろかった。軽い気持ちで楽しめたって感じかな。。

シモーヌ デラックス版 [DVD]

シモーヌ デラックス版 [DVD]

2004-09-03

[][]秘密の京都 京都人だけの散歩術

今回はガイドにない穴場散歩という感じ。いわゆるミステリースポットというか、人間のいろんな思いからいろんなことが起きている場所というのを入江さん流の解釈で紹介したものが多かった。でも、ドライでお茶目な語り口なのでこわくなったりはしなく、読んでいて楽しい。。さすがイギリス京都人!という視点だと思う。各章の最後に「散歩のお供に」と紹介されたお店がなかなかいい。彼がいいよ、っていう店 わたしも好きなところばっかりで。あ。。あこがれているだけでまだ利用できていない店もあるんだけど。。

秘密の京都 京都人だけの散歩術

秘密の京都 京都人だけの散歩術

[][]ナマの京都

グレゴリさんの本は亜細亜ものを読んですきだったのだけど、京都本をだされたことは、書評家の藤田香織さんがほめておられるのをみてはじめて知り、あわてて買う。いやーおもしろい!京都本にありがちな気取りがなくて、ほんと「ナマ」な京都あるある!って感じ。王将餃子、未来くん、京都人の忌み嫌う「もっさい」状態。。ああなんて愉快な話題のチョイスぶりなんだ!と快哉をあげた。

ナマの京都

ナマの京都

[]いろは

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京都一乗寺の本屋さん「恵文社」で確か古本イベントの時に買った小冊子。

創刊号には、昭和の時代の着物テイストあふれる装丁家森田たまさんについてや、益子についての特集以外に柚木沙弥郎さんという方のあったかくてすてきなデザインの型染め作品について触れられている。写真のすてきさにつられてふらふらと購入したのだけど、柚木さんは、「手仕事の日本」という柳宗悦さんの著書(岩波文庫)につけられたとってもすてきなイラスト(小間絵)の作者芹沢けい(字が出ないのですが、金偏に圭です。)助さんのお弟子さんでもあった、など「民藝」に惹かれるものにはありがたい情報がきれいにまとまって紹介されている。

2016年9月追記

この小冊子の作り手である「海月書林」さん、ひるのつきというサイトに移転されている模様。

「いろは」については創刊号は編集部でも品切れだけど、他はトマソン社というところで、取扱いしているよう。

☆この記事を「つながる読書空間」に載せたところ、「2号の方が個人的に好きでした」というコメントをせいこさんという方がつけてくださり、2号を買ってみる。森茉莉さんも好きなので、森茉莉さんの好きな室生犀星という表現にもひかれた。 松本の民藝のはなしもおもしろいし、ビジュアル的にもきれい。

せいこさんが、いろはの2号に載っていたということで、紹介して下さったのが「蜜のあはれ」。

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)

金魚として出てくる犀星の理想の女のひと。甘え方や拗ね方がかわいらしいらしい。

気になる小冊子ということでは文兎さんという方が、森まゆみさんの「谷根千」を紹介して下さる。

http://www.yanesen.net/

さらには白熊さんが海月書林つながりで「海月書林古書案内」という本

海月書林の古本案内

海月書林の古本案内

恵文社で購入つながりで「来鳥手帖」をご紹介くださる。

http://www.mitsubachi-tote.com/news/post_2.php



2004-09-02

[]南くんの恋人

2004年深田恭子主演のドラマになったこの作品、80年代に20代だった自分の愛読書だった。内田春菊さんのコミックにひそんでいる叙情性が前面にでていて、かわいらしいストーリーになっている。彼女と南くんとの間の言葉のやりとりなどにきわどいキュートさがあってとっても好きだった。

新装オリジナル版 南くんの恋人

新装オリジナル版 南くんの恋人

[]シー・ビスケット

ウィリアム・H・メイシーがおもしろい役回りで出ているよと教えてもらってみてみた。

確かに普段のおどおどした感じとまた違ったハッタリ系の役柄がなかなかよかった。

遠い空の向こうに」の頑固おやじクリス・クーパーも今回はその頑固な雰囲気が長所にみえる感じで。。

みんなきっちりまじめに演じつくった映画という感じで好感がもてた。

シービスケット プレミアム・エディション [DVD]

シービスケット プレミアム・エディション [DVD]

2004-09-01

[]放送禁止歌

俗に言う「放送禁止」といわれている歌がどういう風に発生し取り扱われているかということを自分で取材し自分でまっすぐにみつめたもの。森さんはオウム真理教のその後を追ったドキュメンタリー映画「A」や「A2」の作り手。答を先に導き出してそれに応じた絵をとるのでなく、とりあえず自分でむきあってみる、そこから最後どんなものをつくるか考えるというものつくりの姿勢が映画にもこの本のとっかかりである「放送禁止歌」のドキュメンタリーにもあらわれている。放送の現場の話で、業界モノとしてもおもしろいのだけど、一番訴えかけてくるのは、どんな仕事についてもものごとを自分の頭でものごとを判断し、責任をとる覚悟のない生き方をしてやいませんか、それがいろいろなことをひきおこしているのだよ、という警鐘。だけど高みから結論を出すのでなく自分もまきこまれ悩んでいる世界の中でだしたひとつの結論という感じでとても気持ちがいい本だった。

放送禁止歌 (知恵の森文庫)

放送禁止歌 (知恵の森文庫)

[][]木更津キャッツアイ

2002年の1月から放映されていたこのドラマ。主人公の余命が決まっていてジャニーズ系アイドルが主人公を演じる、というアウトラインからは想像もつかないおもしろさ!大笑いし、涙も流し、すっかり入り込みました。脚本になったこの本を読んでいると忘れていた、または見落としていた細部まで味わえ、キュートな登場人物たちと再会した喜びにひたれる。

木更津キャッツアイ (角川文庫)

木更津キャッツアイ (角川文庫)