クレージー作戦 先手必勝

喧嘩の仲裁でもうける、という話は中山安兵衛などのストーリーにもでてきたけれど、古典的なちょっと情けない糊口のしのぎ方の定番なんだろうか?いくつかクレージーキャッツの映画をみていると、ストーリーはそれぞれ違えど、調子のいい社長的存在の植木等、おさえにかかるハナ肇、かわいらしい谷啓、みたいな定番の流れが毎回踏襲されていて安定感のある楽しさがある。この映画では中尾ミエがすごくかわいかった。この魅力的なしゃべり方の人は誰?と思ったら中尾さんだった。

クレージー作戦 先手必勝 [DVD]

クレージー作戦 先手必勝 [DVD]

ゆれる

ノベライズ本の方を先に読んでいて*1だいたいのストーリーは知っていたのだけど、決してあきることなく最後まで凝視できた。本を読んだとき受けた感じよりもっとあたたかくまとまっているような気もした。最近は古い映画をみることの多い私だけど、こういう同時代性も楽しいな。。(世間からはかなり遅れての鑑賞だが。。)香川照之のリアリティの出し方といったら!彼が演じた人物のようについまじめ人間として日々生活してしまう自分からみるともう身をよじってしまうほどだった。ガソリンスタンド店員を演じていた新井浩文、信頼できる人がほめていてそれ以来注目しているのだけど、そこらの兄ちゃんって風情だけど、やる時はやる、みたいな雰囲気を出すのがうまいなぁ。

ゆれる [DVD]

ゆれる [DVD]

PLUTO 5 

このお話のもとになった「地上最大のロボット」は、BSのアトム特集の時にみて、いろいろなロボットの個性がおもしろいな、と思っていた。このコミックの方は、テレビでオリジナルをみたときよりシリアスな印象だが、トーナメントに破れていった各国のロボットのことがほりさげてあって、もっとみたいと思っていた自分の気持ちに応えてくれる。バランスをとりすぎたロボットが動くことができない、っていうのは、すごく感じるところがあるなぁ。。

PLUTO 5 (ビッグコミックス)

PLUTO 5 (ビッグコミックス)