シネマ坊主3

はじめ自分の好きな韓国映画グエムル*1をくさしてあるのをみてテンションが下がったんだけど、最初からみてない映画も含めて読んでいったら、なんかすごくおもしろい!
グエムル」のときもだったのだけど、その映画のそこは、つっこまんでも、って部分もあるのだが、そういう部分も含めて、そうともいえるなーってところがあってなんか笑える。
読んで楽しませようとしているサービス精神が感じられて、何度も声を出して笑った。

シネマ坊主3

シネマ坊主3

「エロ事師たち」より 人類学入門

煽情的な部分は少なく、生業として性にまつわる仕事を自分なりの信念をもってやっているズブやんという男をべたつかないタッチで描いたもの。小沢昭一が演じているズブやんは、野坂昭如の雰囲気とも、そして野坂さん原作で勝新が演じていた「とむらい師たち」*1の主人公とも通じるところがある。ぱっと見調子良さそうで、でも実は硬派でゆずれないものをもっているところが。すきまからのぞくような撮影方法がなかなかよい。