地味な始まり方で最後までちゃんとみられるか心配だったが、あの過程があってこそダニエル・ディ・ルイスの演じるすごく濃い生き方が善悪を超えて迫ってくるんだなあ。すぐにはいりこめ目が離せなくなる。自分が若い頃、色男を演じていた彼が!そして、ずっと作品をおっかけてきたポール・トーマス・アンダーソン監督がこんなになって!という感動。幕切れもすばらしい。そして最後のアルトマンへの献辞。自分の好きな監督が、これまた自分好みの偉大なる人に捧げている言葉にはいつもぐっとくる。聖職者イーライを演じたポール・ダノ、兄と二役&「リトル・ミス・サンシャイン」に出てた人だと後で知り、ほぅーーーという感じ。
- 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- 発売日: 2008/08/20
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