かぶりつき人生

神代辰巳監督のデビュー作ということで荒削りなんだけど、なんかその乾いた生命力みたいなものが魅力のある作品。田中小実昌原作らしい題材、そして空気が流れている。モダンなところはモダン、どろくさいところはどろくさい、でもトータルにみるとかなり惹かれてしまう60年代の風景とのとりあわせででかっこいいモノクロカットがたくさんあった。余呉、関目、梅田近辺など関西在住のものには親しみやすい場所がたくさんでてくる。

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