日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2012-08-26

[][]フルメタル・ジャケット

キューブリックだけど、戦争ものだし、鬼軍曹が出てきてなんかえらい汚い言葉で罵る、って話をきいて後回しにしていた。この軍曹をパロディにして使っているときいたピーター・ジャクソンの「さまよう魂たち*1の方だけはみていたが、それから推測しても元の「フルメタルジャケット」はキツそうな映画だろうなと勝手に思っていた。

先日若い知人が見た感想を語っていて、軍曹は憎めない感じ、なんていうものだからちょっと見てみる気になって、みてみた。

覚悟が決まっていたせいか、確かに鬼軍曹、次から次へとこんなに人をコケにする綽名や言葉を思いつくなあと感心するほどの暴言ぶりだったけれど、人を傷つけることに関して天才的という感じでおかしくなってしまうほどだった。キューブリックの映画ってすごい悪徳を描いているのにそれをどこか快感と感じている自分に気づく恐ろしさがあるような気がする。

戦争ものって好きな分野じゃない私のような人間に、次どうなるんだ、とひきつける技。キューブリックの才能だと思う。音楽の使い方もいい。最近よくある感動的なオーケストラ、そして爆撃シーンの変なストップモーションとか一切なく、ロック・ポップ系の音楽が安っぽくなく使われ、乾いた描写。このセンスの良さがキューブリックの魅力だろうなとつくづく思う。

フルメタル・ジャケット [DVD]

フルメタル・ジャケット [DVD]

sumikosumiko 2012/08/26 18:25 ぽんさん、こんにちは。この映画四回くらい観ました。意外と
汚い言葉の鬼軍曹の印象はわりと薄くて、映像といつものキューブリックの素晴らしい音楽の入れ方と鬼軍曹にいじめられていた
兵隊の表情などが印象に残っています。
おっしゃるようにお決まりの戦争映画ではなく、やっぱりキューブリックが撮るとカッコよく重厚に、しかもオリジナリティも
あってつくづくすごい監督だなぁ、と思って観た一本でもあります。
戦火の中のビルの中で主人公が見たベトナム女性のシーンが
一番目に焼きついています。

ponymanponyman 2012/08/27 08:05 私もあのベトナム女性のシーンがとても印象的です。
音楽との連動がほんとすばらしいですね。クールな作品でした。
だからといって無機質にクールなのでなく気持ちに訴えるものは大きい。
ラストの皮肉な雰囲気も、キューブリックらしくていいですね。

sumikosumiko 2012/08/27 12:29 私はフェリーニの次にキューブリックが好きなのですが、どこが好きかと考えてみたら、シニカルなところかもしれません。
キューブリックの映画って大なり小なり皮肉がどこかに入っていて、そこがシビれるところでもあります。
「博士の異常な愛情」の映像と音楽の対比で見せる皮肉さも
すごく好きでした。

ponymanponyman 2012/08/27 19:50 「博士の〜」のあの感じもよかったですね。「時計仕掛け〜」も本当に強烈に皮肉な音楽の使い方で・・でもいつも強烈でもなんだか品があるんですよね。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20120826/1345940299