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2012-10-29

[]ラスプーチンが来た

山田風太郎。読みにくいのかと思ったらそうでもない。奇想天外であるというのはきいていたのだけど、ラストええっというような展開。同時代の人をうまく動かして、一大絵巻を作っている感じ。解説にも、子供時代の谷崎潤一郎のことが書いてあったが、夏目漱石と正岡虚子、川上音二郎などがふいに横切るおもしろさ。内村鑑三二葉亭四迷の姿が心に残る。

大津事件が出てくるのだけど、ということは三谷幸喜のお芝居「その場しのぎの男たち」*1と、「恐れを知らぬ川上音二郎一座」*2はほぼ同時代の話か・・そしてそのちょっと先が「ベッジ・パードン」か。。と、三谷幸喜作品でしか歴史をなぞれない私。

その場しのぎの男たち [DVD]

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恐れを知らぬ川上音二郎一座 [DVD]

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wowowベッジ・パードンのページ


★友人澤村可奈子さんが2001年末におすすめ本をメールで紹介してくださったものの中にこの「ラスプーチンが来た」と、登場人物がかばっている林真理子の「ミカドの淑女」について書いてくださっていたものがあり、許可を得ているので転載。

両作者ともまとまった作品としては初めてでした。しかも、全くの偶然なのですが登場人物がかぶっているところがあり、ほとんど日を置かず読んだ澤村もちょっとびっくり。

「ミカド」は、推理ドラマのようなところもあり期待以上の出来でした。読了後の感想に「読み人によって、如何様にも感じ方が変わりそう。性格描写も納得でき、フィクションの部分も十二分にうなづける」と書いています。「ラスプーチン」は、エンターテイメント性に富んでいて、著者の前評判で聞いていたとおりでした。日露の関係をからめて、歴史とうまくシンクロさせています。

ミカドの淑女(おんな) (新潮文庫)

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かなかな 2012/10/30 13:38 ラストの意外感、私も読み終わった時に感じたものです。とはいえ全体を通してみるとスピード感に溢れたエンターテイナー本だと思います。登場人物が多いので、それらに関連するドラマや本も想起させるところもありました。明石元二郎からNHKドラマ「ポーツマスの旗」の原田芳雄を、漱石や四迷からは漫画「坊っちゃんの時代」を。特に明石はドラマの印象が強烈で私の中では未だに明石=原田と言ってもいいくらい(ちなみに明石の悲恋の相手役が秋吉久美子)です。
原田さんも亡くなられましたね、このところ昭和の名優が次々他界されるので寂しいかぎり。余談ですが原田さんって鉄オタでもあったようで、鉄道企画の時のタモリ倶楽部にも出演し、タモリほか出演者たちと盛り上がっていたのを思い出します。

ponymanponyman 2012/10/30 19:47 うんうん びっくりしつつも話をうまく結びつけたなあと感心しました。明石元二郎氏、この本ではじめて知ったのですが、原田さんぴったりですねー!原田さん私も大好きで、先日みた「在日」ってまじめなドキュメンタリーも原田さんがナレーションされていてこれまたぴったりで・・知らないところでもいい仕事しておられたんだなあ、と思っていました。「火の魚」とか「大鹿村騒動記」とかもほんとによかったですよね。そしてタモリ倶楽部!原田さんの愛嬌ある感じが出てたんだろうな〜。。「祭りの準備」や「寝取られ宗助」などいろんな作品での原田さんの愛すべき姿を思い出します。

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