ぼくらの近代建築デラックス!

表紙だけ見たら、近代建築のガイドブックもう持っているし・・みたいな消極的な気分になりかねないのだけど、実によい本だった。門井慶喜さんの近代建築に関する知識がしっかりしていることと、その立役者に関するエピソードの語り口がさすが作家だけにおもしろく、またおもにその知識の受け手である万城目学氏の各建築への感想にヘンな遠慮がなく愉快。この本でやっと有名な建築家と作品がかなり結びついてきた。

ぼくらの近代建築デラックス!

ぼくらの近代建築デラックス!