日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2013-11-09

[][][][]綱大夫四季

巻頭には永六輔さんの口上、

外函にも味。

f:id:ponyman:20131109204158j:image

f:id:ponyman:20131109204356j:image

生田家の家紋 丸に十。息子さんの咲大夫さんが名前をもらわれるときの逸話で出て来る紋の話ともつながっていて趣深い。

f:id:ponyman:20131109204355j:image

山川さんによる絵。

など、凝ったつくりになっている。ソフトカバーの本は読みやすくていいけれど、こういう函に入ったしっかりした本もまた楽しみがあるな。

去年の秋、文楽に行くことになり、文楽鑑賞の先輩である友人にすすめられ、文庫版になっているのを図書館で借りて読んでいたのだけど、読み終わる前に返却期限がきてしまい中断。

家の棚をみたら、この昭和に出た版があり再トライ。去年の段階では知らなかったけれど今読むとわかる演目などがあることがうれしい。

文楽に行くと、つい字幕に首っぴきになってしまい、下手するとまだ語っておられないのに先に文字で読んで笑ってしまうところなどがあって情けないのだけど、できるだけ生の浄瑠璃をきいてちゃんと反応できるようになりたい。まだまだ話の筋を追うような段階だけど浄瑠璃についても三味線についてもいいとか悪いとかききわけができるようになれればいいな。

「冬 寺子屋芸談」のコーナーで、人々が悲しむ場面で、三味線の調子があがって派手になることが書いてあるのだけど、あの感じすっきりしていて大好き。小津安二郎の映画でも、悲しい場面で明るい曲がかかるけれど、いいセンスと思う。

文楽をみにいくときのヒントになることがいろいろと書かれていた。御簾内のこと、口上の人のこと、送りのこと。。。

文楽の世界を描いた小説としてあがっている有吉佐和子「一の糸」、梁雅子「恋人形」、瀬戸内晴美「恋川」。。今度読んでみようかな・・

綱大夫四季 (1974年)

綱大夫四季 (1974年)

かなかな 2013/11/11 22:41 ponymanさんとは逆に私は南窓社版→岩波現代文庫の順で読みました。南窓社のは図書館で借りたため外箱がなく、その雰囲気を知らなかったので「ほお。そんな感じだったのか」です。
1回目に読んだ時は、文楽分裂期の綱大夫の変わり身の早さや身びいきに目がゆき「何だかなあ」でしたが、2回目に読むと芸に賭ける、至高の浄瑠璃を求める飽くなき探求心を強く感じました。だからこそ山城少掾も綱大夫を可愛がったんだろうし。読後の読書ノートを見ると「あまりにも自分と自分が愛した人以外には無頓着なのだと思えた」なんて書いてます、自分。
綱大夫の息子、咲大夫の浄瑠璃、文楽に行き始めた当初はあまり好きではなかったのですが、最近「いいな」と思うことが増えました。これは相三味線が自分が好きな燕三さん、という点もあろうかと思われますが。大夫と三味線の関係性って、非常に興味があるところです。

ponymanponyman 2013/11/12 18:33 昭和以前の本って手作り感があって凝ってるものが多いな〜って最近感じます。著者の住所が書いてあったり検印がちゃんと押してあったり・・私は、この本で綱大夫さんの最期のドキュメンタリータッチがちょっと辛かったかな。弱ってこられているのをみつめる感じが。

浄瑠璃へのあくなき探究心はほんとすごいですね。
先代の勘三郎さんと信頼しあって話をされているところとかも興味深かったなー。
最近やっと文楽のメンバーのお顔と名前が一致する人がちょっとずつ増えてきて、しをんさんの文楽の本も再読するとかなり前はさらっと流していたところが目に浮かぶようにわかるようになってうれしくなってます。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20131109/1383997712