キャット・バルー

ふや町映画タウンのおすすめ度☆☆☆(かなりおすすめ)

コミカルでとても楽しい作品。とにかくテンポがよい。ピンチが訪れこれではいかんと決意するシーンのあっけなさなども小気味いい。悪役の造形もおもしろいし。ジェーン・フォンダも軽々と演じていてみていて気持ちがいい。
ナット・キング・コールの出演も楽しい。

ビデオには「2大エンタテイナー、ナット・キング・コールとスタッビー・ケイ」と書かれているのだけど、スタッビー・ケイの名前は今まで知らなかった。でも「スイート・チャリティ」*1とか出演作に挙げられているものはみているのだけどな。

キャット・バルー [VHS]

キャット・バルー [VHS]

  • 発売日: 1986/02/21
  • メディア: VHS

グッバイガール

先日見てなかなかよかった「ニール・サイモンのキャッシュマン」*1のビデオパッケージに「グッバイガール」と同じスタッフが贈る、という風に表現してあったので、こちらをみてみることにした。

ビデオにはさまれた田沼雄一氏の解説では「往年のハリウッド映画が好んで量産していった(ボーイ・ミーツ・ガール)映画の今日的再生産の映画である。」としたうえで、公開当時のニューズウィーク誌の映画批評家デビッド・アンセンの言葉として

ほどほどに甘くほろ苦いコメディで、サイモンのファンを喜ばせることは間違いないが、彼に批判的な人々が機を変えることもまずなさそうだ

(77年12月5日号「70年代アメリカン・シネマ103」フィルムアート社より引用とのこと)

という文章を載せている。

70年代のニューヨークの空気が伝わるのは楽しいし、このストーリーの結末のまま続いてほしいと思いつつも、ウディ・アレンなんかのひねくれたラブストーリーをみつけていると、このあと波乱がありそうに思ってしまう。ウディ・アレンだったらここまでをもう少し手短かにまとめて、もうひと波乱あってからおもしろくまとめそう。。

ただ、演劇人の物語であり、たくさんの名作からの引用があるのはとてもおもしろい。女の子のせりふの中に出てくるスペンサー・トレイシーや、男性の演じた「リチャード三世」も元のオーソドックスなものをみておいたらさらに楽しめるだろうなと思った。

グッバイガール [VHS]

グッバイガール [VHS]

姉の結婚 4〜7

かたくなだった主人公が割り切ろうと考えて無理している初盤は心と体がばらばらの感じでおしゃれな雰囲気に免じて読み続けていたもののこれでいのかというような気持ちになっていたが、今この境地にたどりついてカタルシスを感じるための仕込みだったのだな・・

姉の結婚 4 (フラワーコミックスアルファ)

姉の結婚 4 (フラワーコミックスアルファ)

団地ともお 4-6

基本笑えるコミックなんだけど、細かい感情の動き、気まずさの表現など人間観察が秀逸で、深いものを感じる。リアルな話と非現実的な話の組み合わせ方もよい。
好きだったのは4巻、自分の名前のルーツを探りに行く話、運動会の話。。小学生ならではの余裕のなさ(目の前のことで必死な感じ)が物語をおもしろくしている。

団地ともお (5) (ビッグコミックス)

団地ともお (5) (ビッグコミックス)

団地ともお (6) (ビッグコミックス)

団地ともお (6) (ビッグコミックス)