原作「樅の木は残った」。敵をあざむくにはまず味方から、理解されなくてもみんなのことを考えてるんだゾという構図、「忠臣蔵」や「総長賭博」*1などにも相通じるものを感じる。(調べたら「め組の喧嘩」*2の感想でも同じようなことを書いていて驚く・・)
悪だくみの浪人がなかなかいいと思ってみていたが、天知茂さんだったようだ。こちらの天知さんを追求されているブログでの記事が楽しい。
加藤嘉さんは伊達安芸役。なんか「御老体」とかいわれているようだったのだが、62年公開のこの映画の時は49歳だったよう。加藤さんは早くから老け役をされていたのかな・・加藤さん大好きなので、重要人物役で出番が多いのがうれしい。
伊達騒動、「先代萩」*3や「危し!伊達六十二万石」*4などと、この映画では原田甲斐の扱いがまるで違っているが、仙台市博物館の「斬ったものと斬られたもの」の講演をまとめておられる記事、とても興味深く拝見した。
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