川口松太郎の原作。脚色秋篠珊次郎と依田義賢。井上金太郎監督。飯塚敏子さんという方が演じる三味線のお師匠さんの気質が気持ちいいし、お父さんの苦しい立場もちゃんと伝わる。そして、場をなごますおじさん（こちらのtweetによると、富本民平という方らしい）の存在がとてもいい。色々な駒の使い方がおもしろいし、楽しめた。
みたきっかけはキネマ洋装店のたかぎさんがtwitterでほめておられたからなのだけど、みたあとでもう一度このtweetを読んで、ほんと高田浩吉さんめちゃくちゃなよなよしてたなあ。。とニヤニヤする。そのなよなよした浩吉さんをイビる三味線連中のリアルな事。
舞台のシーンが長く使われ、作られた昭和１４年当時だと一般的に三味線の舞台ももっとポピュラーなものだったんだろうなと思われる。
