日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-10-29

[][][][]變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて

「変面」という一瞬のうちにマスクを変えて表現していく一子相伝中国伝統芸能披露しているお年寄りのひっそりとした舟の上の暮らし。後継ぎを希求するところから一人の子供と出会うが・・何人もの人に売られてきたという子供の生きる力リアリティ、おじいさんのお連れの猿の豊かな表情。「人観音」といわれている女形のスターの美しい事・・ひとつひとつの存在がぴたっとつながって大きな円環になっている素晴らしい映画。

先日みたベトナム映画「地球で一番幸せな場所」*1も思い出した。生き抜いていく女の子の姿の健気な事。男の子には純粋さ女の子にはたくましさを感じる。

★みたあともずっとこの映画のことが心から離れないでいる私。先日は友人のブログ成都という町でご覧になったchanging maskのことが・・

また中国地方神楽のテレビ番組でも変面の技を使っているところが紹介されていて文化の流れにとても関心がある。

★こんなにすてきな映画なのに、DVD化されない理由の推測として、twitterでとむ次郎@路地裏映画‏ @106web 様より教えて頂いた情報はこちらこちら

些か逸れますが大事な話を忘れていました/子役の女の子は四歳時に両親が麻薬吸引の罪で獄中となり西安雑技団の周氏に養子として引き取られ演技を学び本作で絶賛されるも公開翌年に失踪/本作のポスターに失踪の文字を被せ探し当てたが実母が連れ出したことが判明する➡︎

➡︎養子と言え丁稚奉公の状態で戸籍上では親権は両親/本作は各国映画祭で賞賛・受賞し子役も受賞するも本人行方不明(捜索騒動の原因)/両親が養親、劇団を訴え敗訴、子役への賠償命令/以降は本作関係者は口を閉ざした/VHS以降ソフト化されないのはここに原因が?と

all cinema

[]信長協奏曲 14

大河ドラマ真田丸」を必死でみている故、このコミックを読んでいるとパラレルワールドにいるような心地に。秀吉の弟秀長、こちらでは兄の様子をクールに観察している風に描かれているが、「真田丸」ではどちらかというと温厚で、秀吉の暴走を止めたりするように家臣に頼られたりする存在だったな・・と。兄弟というのは一番冷静に相手の色々な面をみていることが多いと思うのだけど描き方の差異はあれ、そういう感じかな。

あと、こちらの作品では割合軽いノリで出てくる前田利家が、先日「真田丸」で、晩年徳川の暴走を唯一止められる存在として描かれていて、その死を悼まれていたなあ・・などと、きっちりした書物を読みもせず作品間でただ思っている・・あっ、でもこの巻ではかなり強い感じになってたなあ・・利家。

そんなことより、この巻では足利義昭の出した密書が今後につながりそうなテーマになっている。密書をもらっていながら黙っていた秀吉のそしらぬ顔からの心の動き・・興味深い。

[]三谷幸喜のありふれた生活 14 いくさ上手

このコラムで好きなのは、過去の名優名画などのことを取り上げている時。今回は「アラモ」のみくらべ。史実からは跳躍しているが、構成がおもしろいジョン・ウェイン版。ディビー・クロケットという名前、ディズニーの唄でしか知らなかった。(和田誠さんのイラストにもアライグマクロケット帽をかぶって描いてある)

あと三津五郎さんや劇評家の扇田昭彦さんの訃報に接しての記事もあったが、いつもこういうとき思うのは三谷さんのドラマの一場面のようにその人のおもしろい一面をひきだしながらの、三谷さんらしい文章になっているなということ。その感じは、童謡のことなど書かれていても出てくる。(まど・みちお氏の「やぎさん ゆうびん」)

最近わたしが気になっている山田孝之氏や、天知茂氏のことをほめてあったのもうれしい。(ただし天知氏は、自分は放映当時はなんだかB級っぽいなと思っていたテレビの明智役・・だけど、つくりなどのその感じも含めてのほめ言葉)

[]ショパンコンクールを聴く

ショパン・コンクールを聴く

ショパン・コンクールを聴く

少し前にショパンコンクールで使うピアノ調律師の方のドキュメンタリーをみたことがあって、おもしろかったのだけど、その関連で。

ショパンコンクール選考にまつわるあれこれ、そして、著者が実際に鑑賞した感想などまじえて比較的読みやすく書かれている。

が、ずぶの素人の自分には筆者の語っておられる演者の演奏を聴きながらでようやく理解が進む感じがした。ポゴレリチ事件とかきっとクラシックに親しんでおられる方にはとても有名なことなんだろうけれど、わたしはこの本でようやっと憶え、そこで名前の出てきたアルゲリッチなどもCDで演奏をきくことにより、頭の中に少しづつはいってきた。

どこの世界にも特異な方というのはいらしゃって、どうしてもそこに注目してしまう私。先ほども書いたイーヴォ・ポゴレリチについてはその後の人生も劇的でとても興味をひかれた。

ポーランドという国についても、映画で知ることや、ニュースに出てきた「連帯」のことなどごくごく一部しか知らなくて・・この本や、ポーランドの映画きっかけにもうちょっとちゃんと知りたい気持ちになっている。