リタと大学教授

マイ・フェア・レディ」の形をかえたものというような評をちらっとみながら、マイケル・ケイン目当てで鑑賞。それまでの暮らしではアカデミックなこととは無縁のリタという美容師が、知ることへの欲求から大学教授マイケル・ケインと出会い、アカデミックな世界で通用するように鍛えられ、その中で二人が変化していく話。
マイ・フェア・レディ」は、ラスト、いきなりイライザからヒギンズへの恋愛感情みたいな話になってわたしはちょっとそこがどうも・・だったのだけど*1こちらは、「マイ・フェア・レディ」をみてひっかかったところが、現代的に深くなっている。マイケル・ケインもリタを演じているJ.ウォルターズも達者で両者がちょっとずつ変化していく様子が自然に理解できる。
安易でないストーリー展開がとても好ましかった。

*1:マイ・フェア・レディに関しても興味深いブログをみつける。こちら。そんなことには気がつかなかったけれど、そうかもしれないなあとも思われる。