「いらないねこ」!このタイトルのつけ方がヒグチさんらしい。猫の爪や小さなキバのような魅力。
「血を分けたこども」なんて枠を超えた無私の愛情。表情豊かで可愛らしくはれやかな、でも朽ちていく予感をも描ききるヒグチさんの画力。
そして綴られる美しい言葉。
ラスト近く拾われた子猫が、「ふたりのねこ」*1の猫のような服を着るところの、気持ちのバトンみたいなものも素晴らしい。
そして、「ペットショップにいく前に」の活動にもつながるような話でもある。
- 作者: ヒグチユウコ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2017/09/01
- メディア: 単行本
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