いらないねこ

「いらないねこ」!このタイトルのつけ方がヒグチさんらしい。猫の爪や小さなキバのような魅力。
「血を分けたこども」なんて枠を超えた無私の愛情。表情豊かで可愛らしくはれやかな、でも朽ちていく予感をも描ききるヒグチさんの画力。
そして綴られる美しい言葉。
ラスト近く拾われた子猫が、「ふたりのねこ」*1の猫のような服を着るところの、気持ちのバトンみたいなものも素晴らしい。
そして、「ペットショップにいく前に」の活動にもつながるような話でもある。

いらないねこ (MOEのえほん)

いらないねこ (MOEのえほん)