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2018-02-26

[][][][]鏡山競艶録

all cinema

1938年寿々喜多呂九平監督

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しょっぱな日の丸と「国民精神総動員」の文字にものすごく時代を感じる。「この世界の片隅に*1の時代だなあ。

「鏡山旧錦絵」という歌舞伎作品(通称「鏡山」)を映画化したものということ。

そして「鏡山旧錦絵」は、人形浄瑠璃の「加々見山旧錦絵」がもとになっているとのこと。(現行の文楽は「加賀見山旧錦絵」の外題で上演され、歌舞伎もその名前で上演されることがあると、wikipedeiaに記載されている。歌舞伎についてはこちら。)

昔の文楽舞台を録画したものでこの演目のハイライトシーンをみたことがあったので、だいたいの筋は知っていたが、今、「加々見山旧錦絵」の筋を読むと(こちら)ずいぶん長くて、映画はうまくまとめてあったなあと思う。

森光子さんが次女のお姫様だったらしいが、それと気が付かなかった。あとからみたら、なるほど・・可憐なお姫様だった。

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敵役岩藤を演じた鈴木澄子さんという女優さんの憎々しいこと。話がとってもわかりやすい。

1960年にも同じタイトルで作られているようだけど、こちらをみると筋がだいぶ違っているなあ。。「先代萩」的になっているような・・

かなかな 2018/02/27 13:52 文楽の「加賀見山旧錦絵」がベースなのですね。昨年、半通し狂言が東京でありましたが、非常に面白い演目でした。勘十郎さんに注目することが多い私ですが、岩藤を遣った玉男さんが普段の役ではあまりない敵役、しかも女形を見せてくださり印象的でした。「岩藤、尾上、お初」を「玉男、和生、勘十郎」というほぼ同期トリオの遣いで堪能でき、この配役で再度見る機会がないかなあ、と終演直後から思っています。
この映画冒頭を見て私は戦前の日本ニュース冒頭を連想しました。あれはドイツから影響を受けているらしいですが。TV本放送、再放送、DVDと何度も見たせいか冒頭の音楽を口ずさめるほど。国威発揚を目的とした宣伝って本当に上手く作ってありますね。ナチス政権下のリーフェンシュタールの映画など、知らず知らず映像に引き込まれていく自分がいます、こういうのってちょっと怖い気も。

ponymanponyman 2018/02/27 18:37 おおそうだったんですね。今三人のお姿が思い浮かびます。岩藤、玉男さんだと重鎮めいて、勘十郎さんだと悪の要素強めって想像したりして。。お初、蓑助さんがもし遣われたら可憐さが強調され、勘十郎さんだと、きりきりしゃんとしたところが強まりそうな・・って勝手な想像で・・

国威発揚、「さあ励みましょう」なんていわれたらなかなか堂々と否定しにくくて知らぬうちに取り返しのつかないところにいきそうなこわさがありますね。おかしいと感じたり修正のきくうちになんとかできたらいいけれどと感じることあります。

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