セトウツミ 3-8

二人の川辺の会話の妙に知的な空気を、お気に入りのラジオのように楽しんでいたら、8巻に来て、驚きの展開。現実には永遠に続くものなどないけれど、主人公が永遠にその学年を生き続けるような作品に慣れているもので・・急に必要があってこういう展開になったのか・・急展開もうまくまとめこんであったが・・

セトウツミ 8 (少年チャンピオン・コミックス)

セトウツミ 8 (少年チャンピオン・コミックス)

三度目の殺人

台詞の中に確か役所広司演じる主人公のことを「からっぽの箱」と表現するところがあったと思うが、たしかに彼を通し、彼本体ではなく周りの状況があぶりだされてくる。その経過を味わう映画なのかな。
斉藤由貴の演じる依頼心の強い母親、反面教師として肝に銘じねばと思うような迫真。

金語楼の大番頭

昭和14年岡田敬監督作品。
湖のそばの古風な旅館の大番頭の金語楼金語楼のしゃべりを味わう映画。
画家の偽物が現れ・・というシークエンスがあるが、横山大観をもじった横川小観という名前。大衆文化評論家 指田文夫さんのブログにこの偽物嵯峨善平さんと本物深見恭三さんのエピソードが載っていて興味深い。深見さんは貫禄あった。

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