2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

エンタツ・アチャコの新婚お化け屋敷

宮沢章夫さんのカルチャー論を録画していたものをみていたら、「書を捨てよ、町に出よう」から糸井重里の「本読む馬鹿が、私は好きよ」へ移行する、肉体中心から頭脳への時代の流れという中で、チャップリンなどが源流のからだの動きによる笑いとは違うタモ…

大家さんと僕

昭和一桁生まれの大家さんと矢部太郎氏の交流。はじめのころの、大家さんが大事に思っている常識が若いものにとっては「へえそうなのか」という感覚、これは私が大正生まれの父と暮らして常に心に浮かぶ感情で、身近なスタートとなった。 なんといっても大家…

サウダーヂ

オフィシャルページ 2011年 冨田克也監督作品。シャッター商店街が増えた甲府で生きる人々をリアリティあふれる空気で描く。高い評価を受けているのがよくわかる、見せかたのうまさ、描き方の腑に落ちる感じ。ブラジル移民であふれる街で、映画「シティ・オ…

水無瀬・大山崎〜映画「家路」

先日大阪で若い知人に会った時、水無瀬の長谷川書店というところに行きたがっていた。時間の都合で回れなかったのだけど、中村佳穂さんという方のCDが欲しかったからだったそうだった。教えてもらったyou tubeが力強くて透き通っていてとても良く、また偶然…

Relish

うれしい食卓―小さな町の料理教室 Relishのごはんレシピ作者: 森かおる出版社/メーカー: アノニマ・スタジオ発売日: 2008/11/13メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る以前確か新聞に紹介されていて、この本を買っていくつか定…

フェイクと憎悪

トランプ政権の樹立以降だろうか、為政者にとって都合の悪い話はフェイクニュースといわれてしまうような、また多くの人々が裏ドリを一応ちゃんとした既成の報道でなく、ネットをたよってしまうような昨今、どのように現状をよい方向に持っていったらいいか…

弥次喜多道中

雷蔵の弥次さん、なかなかいい。雷蔵、軽いお芝居の時、いいなと思う事多いように思う。 「太陽族」「処刑の部屋」「アプレ」「ラジウム」など制作当時の言葉がたくさん入る軽妙な時代劇コメディー。すごくテンポがよかった。アチャコの「軍隊でたとえれば」…

殴られたお殿様

Movie Walker丸根賛太郎監督ほんとにいい!好きだ。 食い詰めた旅役者の二人が、給料代わりに渡された金持ちの爺様風の衣装(水戸黄門風)を着用して宿屋に泊まっては夜中に逃げ出すという旅を続けていたが、ある城下で夕立金左衛門という男と出会う。ひょん…

大江戸五人男

昭和26年伊藤大輔監督。「松竹三十周年記念映画とのことで、阪東妻三郎、市川右太衛門、高峰三枝子、山田五十鈴をはじめとして、映画、演劇、歌劇各界のスターを総動員」とビデオジャケットにあるが、豪華な面々。話も、「播州皿屋敷」と「幡随院長兵衛」…

サイレン

紹介ページ 津川雅彦氏最後の短編主演作とのこと。津川さん、近年のイメージ的にもこの作品にぴったり。そしてここで描かれていること、移民問題とか超えて実は日常たくさん起こっているなと痛感する。

セトウツミ

コミックの雰囲気を壊していない。菅田将暉の演じるセトの自然で面白いこと。きれいにまとまっていて楽しめたけれど原作*1を読んでからなのであっという間に終わったイメージビデオかなんかみたいにみえなくもなかった。セトウツミ [DVD]出版社/メーカー: Ha…

恋は緑の風の中

Movie Walker日本映画専門チャンネルにて1974年家城巳代治監督作品。70年代の中学生の様子、風景が身近すぎて熱心に見入る。例えば、八百屋に並ぶサンキストオレンジのロゴ、部屋に置いてある花柄の魔法瓶、中学生たちが一生懸命作る部屋の当時っぽいかわい…

ごろつき犬

1965年作品。 天知茂さんの追悼だったかで天知さんの思い出としてこの犬シリーズの「ショボクレ刑事」を挙げる人がいたが、ほんと素晴らしい!今でたとえたら松田龍平のような、クールな美男がオーラを消してしょぼくれている感じが最高!彼なくしてこの作品…

雪花の虎 5

彼岸花背景の表紙絵も良い。大人の女性としての景虎。勢いがあって楽しめる。歴史知識ない人間の気持ちを引っ張る力、大!雪花の虎 5 (ビッグコミックススペシャル)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/11/10メディア: コミックこの商品を…

小判鮫

映画comwikipediaの衣笠監督のところにはこの作品についてこのように載っているが、*1 1946年(昭和21年)、明治開化期の鉄道建設を巡る利権争いを、東宝オールスターで描いた喜劇映画『或る夜の殿様』が戦後第1作となり、翌1947年(昭和22年)に島村抱月と…

博多どんたく

博多八丁兵衛という九州博多の奇人を阪東妻三郎が演じている。昭和23年丸根賛太郎監督作品。 総じて笑いのテンポなどは今と少し違っていたけれど、それがのんびりした空気を出してはいる。 八丁兵衛については八丁兵衛の営んでいた西濱屋のサイトに詳しく載…

柳川掘割物語

北原白秋や旅の特集にあるような柳川の美しさを謳った作品かと思いきや、柳川の美しさも伝えつつ、もっともっと見るものの生き方に迫る骨太な物語であった。柳川の掘割が一時汚れてしまっている話はきいたことがある。そして、それをコンクリートで埋め下水…

プリンセスメゾン 5

現実から遊離しきっている人たちでなく、ちゃんとこの社会で生きつつも、今の生き方にしがみつくことなく、声をかけられればそれも検討するような柔軟な姿勢の持ち主の姿、読んでいてしっくりくる。プリンセスメゾン 5 (ビッグコミックス)作者: 池辺葵出版社…

言の葉の庭

「君の名は。」の新海誠監督の1時間弱の作品。 新海監督の映画をはじめてみたので、水面の透明さなどその表現力に驚く。自然の不便な面も含めて自然に触れてその中で生きていく味わいへの希求、でも都会の中で、できる範囲でやっていこうという姿勢、好感が…

猫ピッチャー 7

これも「聖おにいさん」*1と同じく、猫の生態とプロ野球、それぞれの世界は偽りなく(って野球の方はわたしは知らないが多分そうと思われる。)丁寧に描き込んだ上でのこの共存がおもしろいんだよな。猫の、やることは勝手だがサマになってる様子がうまく生…

聖おにいさん 15

仏陀やキリストの古典的な世界と、現代のアイテムとの融合、このどっちもきっちり描いてあるからおもしろいんだろうな。現代的なものをうまく使いこなす姿も、初心者的なおどおどさも愛らしくて。今回はスポーツジムの用語と、復活とのからませ方が面白かっ…

花へんろ 新・花へんろ

TV

「花へんろ」の最終話が放映されるということで、以前のシリーズが放映されていた。早坂暁氏の自伝的な物語で、一番最初の「花へんろ」は早坂さんの祖母にあたるしっかりものを沢村貞子さん、伯父にあたる道楽者を中条静夫さんが演じておられて、これがもう…

美の壺 ぬくもりの手仕事 刺繍

TV

NHK紹介ページ 大図まことさんという方のクロスステッチに興味を持つ。8/17にも再放送

かりんとう饅頭

大垣市の金蝶園のもの。あげ饅頭っぽいおいしさ。

ラムどら

6月にもらったおみやげ。東京駅で売っていたとのこと。 鹿児島県日田市の梅月堂というところのもの。 すごくしっとりしていておいしい。

黄金のポルボローネ

鳥取県東伯軍琴浦町の宝製菓 おみやげにて。ポロポロしすぎないでおいしい。

映像の世紀プレミアム 

TV

恥をさらすことながら、現代史をちゃんと理解していない自分にはとてもわかりやすく説明してくれるこのシリーズ。 「第9集 独裁者 3人の狂気」 ムッソリーニ、ヒトラー、スターリンの台頭と最期までをまとめてあった。ムッソリーニとヒトラーを一緒くたにし…

92歳のパリジェンヌ

オフィシャルサイト実話を基にした尊厳死がテーマの物語。92歳の主人公の雰囲気、描き方、とてもリアリティーがある。 みている間は、主人公の思いを遂げさせてあげてほしい、それしかないのだが、いざ自分がこんなことをいわれたとき、どう行動するだろうか…

江戸の春 遠山桜

若き日の遠山の金さんを描いたもの。 以下、ビデオに同梱の山根貞男さんの文章を読んでのまとめ。 北川冬彦という詩人で映画評論家が、「キネマ旬報」でこの映画のことを「『百萬両の壺』*1その他で、この作の面白いところは用いつくされている」と断じ「(…

昭和39年 田坂具隆監督作品。眞継伸彦原作。主人公は中村錦之助演じるところの越前の漁村(三国付近?)で生まれた「鮫」と呼ばれる青年。流民とかいうことで、漁村の他の連中から差別されている。支配者が漁村の他の連中に祭で気持ちを発散させている時に…