日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-13

[][]言の葉の庭

君の名は。」の新海誠監督の1時間弱の作品。

新海監督の映画をはじめてみたので、水面の透明さなどその表現力に驚く。自然の不便な面も含めて自然に触れてその中で生きていく味わいへの希求、でも都会の中で、できる範囲でやっていこうという姿勢、好感が持てた。舞台も新宿御苑という都会の中で自然が息づいている場所。

劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD

劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD

2017-09-02

[][][]幻の活動大写真

勤倹貯蓄〜塩原多助 (1925) 木村白山,10m. ◇活弁

鞍馬天狗/恐怖時代 (1928) 山口哲平,29m. ◇活弁

べんけい対ウシワカ (1939) 政岡憲三,13m.

「くもとちゅうりっぷ」の政岡憲三さんの別の作品がみたくて借りてみる。

「べんけい対ウシワカ」

弁慶にお連れの小坊主さんがいることで、そうだったそもそも弁慶っていうのは比叡山の僧だったなと、「双調平家物語」で読んだことを思い出す。また橋の上にウシワカがあらわれるところの華奢な感じは、歌舞伎とか映画とかで出てくる公達という佇まい。でっぷりした歌舞伎役者の人がすることもあるが、目指しているのはこういう感じなんだなと思った。

「勤倹貯蓄〜塩原多助」もアニメーション。なんとなく花登筺風の作品。

鞍馬天狗/恐怖時代」アラカンさんの動きがシャープでかっこいい。偽鞍馬天狗というのが出てくるのだけど、姿は同じでもくっきりと差が。

2017-08-29

[][][]幻の活動大写真 5

 原作・脚色 魔須田和光 作画・監督 片岡芳太郎

  • 闇の手品 1927(昭和2)年

 原作 八木祐鳳 脚色・監督 鈴木重吉

  • 茶目子の一日 1931(昭和6)年

 作者 西倉喜代治

「證城寺の狸囃子 塙団右衛門」は、片岡芳太郎の作品中、最高の快作といわれる時代劇アニメーション

「闇の手品」はヨーロッパ前衛映画の影響とビデオジャケットに書かれているが、顔がモンタージュされてぐるぐるまわったりするところかな・・ストーリーは古めかしいが、妙な魅力がある。

 

「茶目子の一日」はレコードトーキー作品。サイレントフィルムと同時にSPレコードをスタートさせて、画面と音楽がシンクロする。トーキー映画が普及するまでに一時流行ったレコードトーキー作品とのこと。表現がシュールモダンで、目を瞠った。ふざけた感じの表現で実は思い出したのは80年代。やはり、これにインスパイアされた藤原カムイさんが「茶目子」という作品を作っているという。You Tubeには藤原カムイさんの「茶目子」に「茶目子の一日」の音楽をアレンジしたものをあわせた作品まであがっている・・*1 80年代の原律子さんの作品なども思い出す。(原律子さんはレトロな絵柄からのずいぶん思い切った表現だけど・・延長線上にある気がした。)

プラネット映画資料図書館 制作・発売

岩波映像販売株式会社 販売

2017-08-21

[][]クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜

番組HP

今年のはじめに放映されたものの録画を今頃視聴。

ゲスト解説者として、アニメ評論家藤津亮太さん。

日本最初のアニメ 下川凹天『芋川椋三玄関番の巻』、幸内純一『塙凹内名刀之巻』(別名『なまくら刀』)、北山清太郎『猿蟹合戦』の紹介からはじまり、先人のアニメ表現のどういうところが後に受け継がれて・・という系譜を辿る番組。

アニメの歴史についてはこちらの氷川竜介という方のまとめられた年表もとても参考になる。

また、下川凹天さんについてはこちらの記事にも詳しい。

2013年、ドイツの日本アニメ史研究者が当時の日本の映画雑誌などを精査し、同年にそれ*1より早く凹天の別作品『凸坊新画帖(でこぼうしんがちょう) 名案の失敗』が公開されていたとの記事を発見したそうです)

との記載も。

記事内にも書かれている川崎市市民ミュージアム、よく映画関係のtweetなどでみかけるけれど、この秋からも山下清展が企画されていたり、とても興味深い。今度関東行くときはチェックしたい。

番組の中では、「ハイジ」などのキャラクターデザインをされた小田部羊一氏が「桃太郎の海鷲」*2のウサギのやわらかい動きについて語っておられたのが印象的。

また、「美少女戦士セーラームーン」のシリーズディレクター佐藤順一氏が語っておられた「太陽の王子ホルスの大冒険」の大塚康生氏の動きの気持ちよさ、高畑勲氏のおもしろさ、宮崎駿氏の場面設定・・今度みよう・・

youtube

*1:『芋川椋三玄関番の巻』

*2https://youtu.be/8b64STKxpN0

2017-08-05

[][]日本アニメーション映画クラシックス

国産アニメーション生誕100周年ということで、フィルムセンターの所蔵する日本初期のアニメーション映画が公開されている。(こちら。←ただしサイレント作品が多し。)

その中で大藤信郎記念館という部分があるのだけど、ちょうど、わたしも大藤さんのアニメーション作品をみたところで、切り紙や千代紙から始まって(ちょうどパペットアニメーションのムーミンの映画のような風合い)、影絵、そして、セロファンを使った「くじら」*1や「幽霊船」*2に感銘を受けたところだった。

また玉手箱から手品のようにいろんな海の生き物が出てきて、大人もワクワクする1936年の「ちんころ平平玉手箱」は、ふや町映画タウン所蔵の「幻の活動大写真」の3巻*3にもはいっていたらしく、windshipさんもほめておられた。

年譜をみていると、「くもとちゅうりっぷ」*4政岡憲三と共同で製作を行なった時期もあったとか・・「花と蝶」は、「くもとちゅうりっぷ」の兄弟分のようなカラー作品だった。

また、「蜘蛛の糸」や「幽霊船」をみたときに、ロッテ・ライニガーの「アクメッド王子の冒険」*5を思い出したが、若き日からその辺の作品に関心を持っておられたらしい。

今、特設サイトでみられる大藤信郎作品はこちらから。初期のかわいらしく、今の観客にも新しくおしゃれにみえる作品をみることができる。



フィルムセンターつながりでは、人形アニメーション作家持永只仁展にも大変心惹かれている。関西にも回ってこないかな・・

アニメーションの先駆者 大藤信郎 孤高の天才 [DVD]

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ムーミン パペット・アニメーション DVD-BOX (通常版)

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*1:ピカソとコクトーが激賞したとか https://youtu.be/BORbDrNSDzw 

*2:ベネチア国際映画祭特別賞受賞 https://youtu.be/5ntR8Ir3rvo

*3http://d.hatena.ne.jp/windship/20170307/p6

*4:「桃太郎海の神兵」と一緒に入っていた

*5http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20160822/1471859398