日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-07-05

[][][][]坂本九 7時にあいまショー

NHKの「トットてれび」で、錦戸亮氏演じる坂本九の雰囲気が本当にみなに愛されている感じで、その最期を知っている自分はあたたかな歌声でなにか一杯になったりしたのだけど、ほんものの坂本九氏のテレビ歌謡ショーがふや町映画タウン在庫にあったので、借りてみた。。実相寺昭雄演出。1963年6月8日(土曜)放送。古今亭志ん朝さんが司会をしたり、永六輔さんといずみたくさんの九ちゃん論の対談があったり、ナレーションでも「茶の間向きのお菓子」なんて言葉が飛び出したり、ずいぶん斜に構えていて、どこかとんがったまとめ方。(当時の映画などで時々みるような、地下のバーで語り合ってる若者の会話みたいなノリもある。)最後も工場を外側から映したようなシーンですーっと終わり(坂本さんが幅広く愛されているスターというような意味あいを感じさせる)それが前衛的な感じがした。

2015-12-03

[][][]身毒丸

1978年新宿紀伊国屋ホールでの寺山修司J.A.シーザー共同演出の演劇実験室 天井桟敷の公演(発売元アップリンク)と、1995年の蜷川幸雄演出武田真治主演の舞台の完全映像化のビデオ(販売ポニーキャニオン)の二作品を見比べた。

f:id:ponyman:20151206155356j:image天井桟敷版のまがまがしくもかっこいいビデオパッケージ。服装提供なのか「JUN」のロゴがまた懐かしい・・(現在はちょっと違っている模様。)

こちらのBOXには1978年版のライブ音源のみ入っているらしい

身毒丸 [DVD]

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いずれもみたのはVHS

1978年の紀伊国屋ホールのものは、80年代初頭によくみにいった舞台のにおいがして(勢いがすごい。「見世物オペラ」と書かれているが、本当にそんな感じ。)、楽しかったが、95年の蜷川版の方が、みているものにきちっと伝わるような気がした。原作者自身が演出するより、他者演出により、酔いしれている部分がそぎ落とされているような・・また時代の波を超えてそぎ落とされて残った部分であるというのもあって、より時代の近い蜷川版に共感するのか・・

怪しさは当然天井桟敷版なんだけど。

蜷川版の白石加代子の、まま母をみていたら、このお話は、表面上まま母とまま子のお話となっているけれど、本当は実の親子の持っている業みたいなものを描いたものではないだろうかと思われた。今では、テレビでコミカル的な要素をみせている武田真治演じる身毒丸の怜悧な美しさ。

蜷川版に出てきた石井愃一氏演じる仮面売りの男は発言、服装などに寺山修司の気配がある。石井愃一氏、私は東京ヴォードヴィルショーのイメージだけど、こういう仕事をされていたんだな。そして、作曲の宮川彬良氏、NHKの「クインテット」のイメージだったが、もともとこういうお仕事をされていた方だったのか・・

2015-10-18

[][][]ニューギニア泥面族

今村昌平のプロダクションが作り、73年に当時の東京12チャンネルの金曜スペシャルの1時間枠で放映されたもの。

73年の金曜スペシャルのタイトルを載せておられるサイトがあったが、ああこの空気懐かしい。タイトルは扇情的でも、中身は普通だったりしそう。(リンク先edgeではうまく表示せず。IEだとちゃんと表示した。)

これも至極まじめに作られていた。泥面族はひょんなことから泥の面をつけ、観光としてその方がウケるのでニューギニアの特徴である派手な羽根飾りとかではなく泥の面をつけて踊っているらしく、生きていくための手段として酋長が観光としてやっていくためのよりよい演出をしたりしているという風な説明があったり・・おもしろい描き方。全く異世界の出来事を絵本の中のことのようにきかされるより、より人間らしくて、なるほど今村プロだと思ったりする。また、西部開拓ショーをネィティブ・インディアンを巻き込んでやっていたバッファロー・ビルのことを描いたアルトマンの映画「ビッグ・アメリカン」を思い出したり・・

作り手だった今村プロダクションの武重邦夫さんの書かれた文章がネットに載っている。この作品についてはこのページに少し。今村プロの仕事の仕方がとてもわかっておもしろい読み物。

2015-10-08

[][]WITHOUT TELEVISION vol.0001

「新しい神様」の土屋豊監督が、自分で作って自分で売っている、複製自由のテープ。

山形国際ドキュメンタリー映画祭のサイトの土屋監督へのインタビュー記事にこのビデオに収録されていた「Identity?」の話が出てきている。

土屋豊監督「タリウム少女の毒殺日記」とか作っているんだな・・あの事件は確かに何か引っかかるものがあった・・でも、2012年ってもう三年前か・・しかも、「世界の観客からバッシングされた≪超問題作≫」って・・

2015-09-22

[][][]コンバット2

「コンバット」は色々な会社から出ていて、「2」といっても収録されているのがそれぞれ違うらしい。今回見たのはポニーキャニオン販売していたもので、

第一話 撃てない兵隊 バート・ケネディ脚本監督製作

第二話 爆発一秒前 ロバート・アルトマン監督作品

が収録されている。こちらのサイトをみるとどちらも第一シリーズだったようだ。アルトマン監督のは第一シーズンばかりのよう。

今までみてきた*1のも、二作品ずつ入っていてひとつがアルトマンというパターンで、アルトマンのがグンといいのだけどこれもそうだった。緩急のつけかたがうまい。戦争ものってどうも苦手な私でも、普段の町の暮らし、その町にいる人とアメリカ兵が触れ合うタイミングの描き方がうまくて、ちゃんと集中してみられる。アルトマンといえば群像劇という感じだけど、結局整理して話すのがうまい人なのではないかな・・

「爆発一秒前」では主人公サンダース軍曹は、まるで活躍の場がないのだけどなんだかダメな部分が描かれていて、後年の哀愁のあるハードボイルド*2ものみたいな風合いが少しある。

シリーズをいくつかみているおかげで、サンダースの配下の連中、そして上司の少尉とかの性格が多少はこっちにもわかってきて楽しめる。

*1http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20121207/1354836006 など

*2:ハンフリー・ボガードが演じている初期の決まっている感じのハードボイルドではなく、「動く標的」のポール・ニューマン的な、あるいは「チャイナ・タウン」のジャック・ニコルソン的な←はじめはその持ち味がわかってなかった・・