日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-09-26

[][]ごはんぐるり

きょうの料理」のテキストに連載されたごはんまわりの事柄のエッセイなんだけど、西さんは人間の描写がやっぱり優れているように思う。すし屋での気合いのからまわりの話などとても良い。最後の小説も西さんらしさがあふれていて楽しめた。

あと檀一夫の表現について。西さんの作品は太宰治について語っているところが楽しくて読み始めたのだけど、彼女が古い作家の本に語っているところ本当によい。

ごはんぐるり

ごはんぐるり

2012-09-30

[][]くいいじ 下巻

色をつけて表現するのが苦手だということが書いてあったが、この本も白と黒の線だけで表現された挿絵のおいしそうなこと。装丁もとっても趣味が良い。小粋な着物を着てさらっと出かけられる人の作った本という感じがする。かといって、気取ってえらぶってるのでもなくて、卑屈に歩み寄るわけでもなく、自分の立ち位置を自然に、きちんと仕事をしている人をきちんと評価したいという感じが心地いい。写真は巻頭の安野家お気に入りの器、という部分だけで、ひとつひとつは挿絵も本当に控えめに、文章の力で食べ物にまつわる物語をこちらの頭の中でふくらませてくれる。エッセイなんだけど短編小説のような趣きもある本。

仕事場の冷蔵庫のグレーゾーンの掃除の話は身に染みる。グレーゾーンを増やさないために作った決め事(p99)

第一にやたらと美味しそうだから、と言う理由で物を買って来ない。

第二に一度明けたら最後迄責任を持って使う。

第三にすでに有るかどうか確認してから買い物をする。

参考になる。

くいいじ 下巻

くいいじ 下巻

2012-09-25

[][]くいいじ 上巻

巻頭にあった安野さんの台所の写真、「監督不行届」に載っていた「もともとものすごく散らかしていて努力して整頓したからちょっとでも置きっぱなしにすると元に戻りそうでこわくて片付け徹底するようになった」という意味の言葉が説得力を持つし、なんかこっちも「よしっ」という気になる。

食にまつわる安野さんのエッセイとイラストで構成されているのだけど、食べ物を描いたイラストはモノクロ印刷なのにとってもおいしそう。

p107の

生卵を割りほぐして腐乳ひとかけらと豆板醤を入れおろし生姜とにんにくを入れたたれに、さっと火を通した小松菜やら長葱、豚しゃぶ用の薄切り糖をつけて食べる腐乳鍋

はためしてみたい。もともとは胡麻油を一センチくらい入れて熱し、そこで野菜や肉を揚げてたれにつけると言うものだったらしいが、周りに油が飛ぶので今のスタイルになったとか。

あと、住んでらっしゃる鎌倉の描写が素晴らしく行ってみたくなった。「夜の軽いコース」が出る丸山亭に年のいったご夫婦が来られている描写は、佐々木倫子さんのコミック「Heaven」で私の好きな話、原節子がモデルのような老婦人が来られているのをそっと見守るストーリーを思い出した。

言葉づかいや装丁など安野さんってつくづく趣味いいな。

くいいじ 上巻

くいいじ 上巻

2011-09-03

[][]それではさっそくBuonappetito!

ヤマザキさんの食エッセイマンガ。おいしいもの食べたら即復元ってところがえらい。nutellaっていうヘーゼルナッツとチョコをペーストしたもの買ってみたくなった。ナンニ・モレッティの映画にも出てきているらしい・・(検索したら大好きなのでいつもnutellaを食べるシーンが出てくるとか。。これからその気でみよう。)検索中にナンニ・モレッティがべルルスコーニ首相の映画を作っていることを知る。(こちら)。これにも興味をもった。

それではさっそくBuonappetito! (ワイドKC Kiss)

それではさっそくBuonappetito! (ワイドKC Kiss)

2010-09-10

[][]LIFE

「かもめ食堂」や「めがね」のフードスタイリストの飯島奈美さんが日常的なストーリーの中のお料理の作り方をすごく丁寧な写真とともに紹介したもの。気取った雰囲気重視のものでなく、たとえば「夏の終わりの天ぷら」だとすると

夏の終り、からだがくたびれてくるころ。

おかあさんはサッパリしたものが食べたくて、

子どもはこってりたっぷり食べたくて、

おとうさんはビールのおつまみがほしい…

こんなシチュエーションの中の天ぷら、ということ。飯島さんの関わった映画の中のお料理のように丁寧であったかな雰囲気が漂っていてすぐつくりたくなるし、また解説がきちんとしているので(飯島さんが基本的な料理でも何度も何度もちょっとずつ分量をかえてちょうどいいレシピを作られるということはどこかで読んだことがあった)、今回図書館で借りたのだけど本当は手元において使いこなしたい本。子供にも使ってほしい本。