日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-04-22

[][][][]ダライ・ラマ

映画comに解説が載っているが、中国側から描いたダライ・ラマ中国共産党の考え方ならそういうことになるなあと思いながら、はじめて知る事実も多々。

ダライ・ラマ【字幕版】 [VHS]

ダライ・ラマ【字幕版】 [VHS]

2018-03-22

[][][][]犬と女と刑(シン)老人

映画com

1993年 シェ・チン監督

1972年寧夏という田舎の村はずれで犬を飼っている老人が主人公。

気のいい連中で暮らしているような村にも訪れる文化大革命の影響。

その村をまとめるような班長の、中間管理者としての苦衷を描くことにより、作品に深みが出ている。

「わたしの犬は世界一」*1、「スケッチ・オブ・Peking」*2でも中国での犬の飼育禁止がでてきたが、こちらは描かれいる年代も古く理不尽なものとして直球で描かれている。

こちらのブログに書いてあるけれどシン老人の、シンは機種依存文字ため「刑」となっているけれど、本当は漢字の右側(つくり)は「阝」。

2018-03-16

[][][][]北京的西瓜

1989年大林宜彦監督作品。

中国人留学生の苦しい生活を見かねて献身的な援助を始め、のめり込みすぎて、家族の危機さえ迎えてしまう八百屋さんをベンガルが演じる物語。実話を元にしている。

外面の良さが過剰になって、家族の不満が起き、自分でもやりすぎているとわかっているから余計それを認めたくないような複雑な気持ちがうまく表現されていて、ただの良い話を逸脱するスリル感。そのあたりも大林監督の妙味だなあと思う。

少し前に山崎豊子さんの「大地の子」取材の時の胡耀邦氏との面会の様子のテープが発見され、胡耀邦氏が日本と中国の関係においてとても頼れる存在だったということを報じているテレビ番組(こちらこちら)があった。胡耀邦氏の死去の直後天安門事件が起こり、違う方向に舵をとった中国の話が出てきたのだけど、まさにこの映画も天安門事件に対する監督のメッセージが強く含まれている。そして、89年頃の中国との関係ってこういう感じだったなあという感慨をとても起こさせる。

北京的西瓜(ぺきんのすいか) [VHS]

北京的西瓜(ぺきんのすいか) [VHS]

2018-02-21

[][][]スケッチ・オブ・Peking

19995年 「北京好日」*1のニン・イン監督作品。

北京の警官の日常を警官自身が演じる。演技のプロでない人たちによる演技というこういう手法のもの最近よくみて、役者さんでない不思議なリアリティがあるなあと思っているけれど、この当時から行われていたんだな。

北京の飼い犬制限とその取り締まりは「わが家の犬は世界一」*2を思い出した。

地方から来たトランプ詐欺師の取り締まりが出てくるが、その出身地についてチャン・イーモウの「秋菊の物語」の舞台だな、あの物語みたいなことするのか?のような台詞がなかなか楽しい。こういう物語の中の物語みたいな設定好きで、先日みた「ブッチャー・ボーイ」*3でも、インディアン(といういいかたでいいのか知らないが・・ネィティブアメリカンだと感じが出ない)ごっこみたいなシーンとか、「逃亡者」というテレビの絡ませ方だとか好きだった。


2018-01-25

[][][][][]北京好日

1992年ニン・イン監督作品。

京劇を上演する劇場の管理人ハンじいさん。舞台を手伝ったりしていて京劇の見識を身につけている。定年退職後、公園で京劇に興じている老人たちにアドバイスしたのがきっかけで、京劇サークルを作って活動。ハンさんの仕切りたがる性格がメンバーの顔を曇らせることも・・さて・・という、もう私の大好きな流れのストーリー。

銭湯やパティオの卓球台などあたたかく趣のある北京の古い町角が映っているが、今どれくらい残っているのかな・・

ハンさんがサークルと出会うきっかけになるダウン症の青年、この登場の仕方、要所要所の行動が、ごく自然でいい。ダウン症だからと特別に腰がひけた感じで扱うのでなくて、個性として、あるときは笑い、あるときはつっこみという本当に自然にそこに一緒に生きている感じがとてもいい。

それはサークルの面々の描写すべてにいえることで、こんないろんなおじいさんたちが集まって京劇を演じている(歌ったり、楽器を鳴らしたり)という空気がまとまりとして楽しい。キャストのエンドロールをみると、実名で「〇〇(実名の名字)老」という役をしている人が多いようだ。これは1992年の映画だけど、最近、「ハッピー・アワー」*1だとか「ジョギング渡り鳥」*2だとかプロの俳優でない人を使っての撮り方というものをいくつかみていて、妙なリアリティがいいなと思ってきていて、そうしたら、黒澤明も役者のありきたりの反応から脱するために素人の人を使ったりもしているという話もみたりして、何かこの映画にもそういう空気を感じた。

ニン・イン監督の作品ににわかに興味を感じる。(こちらに最近・・といっても2013年だけど、の監督作品のことが・・黒澤明のスクリプターだった野上照代さんの名前も。 清流出版 「激変する中国社会を描く至高の映画作家ニン・イン」 高崎俊夫の映画アットランダム)