日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-05-03

[][]近松心中物語

wowowにて

宮沢りえの情感の出し方は◎。

でも、近松の言葉そのままで演じている文楽等の方がリズム上もよいなあと思ってしまう。上方の言葉がおかしいのも気になって仕方なくて・・

2018-02-26

[][]実を申せば

wowowの紹介ページはこちら

マキノノゾミが2003年に作と演出を手掛けたシアターナインス第5回公演。九代目松本幸四郎(現・白鸚)と杉浦直樹が、昔鳴らした伝説の詐欺師コンビ役で初競演した。笑いと感動の末に、観客を幸せな気持ちにさせた噂の舞台。

シアターナインスは九代目幸四郎さんが、歌舞伎の枠を超えてよい演劇をつくりだすために結成されたもので、そして幸四郎さんのDNAを受け継ぐ息子や娘たちが出演しているという。三谷幸喜氏の「バイ・マイ・セルフ」や「マトリョーシカ」をみたことがあるが、いずれもとてもよくできていた。三谷氏の脚本も幸四郎さんの気持ちに呼応するようによかったし、舞台にみなぎる緊張感みたいなのもよかった。

「実を申せば」も、ウェルメイドのコメディ。杉浦直樹さんのここ一番のスーツ姿がかっこいい。ドンファンだったという話を先日中村メイコさんが「徹子の部屋」でおっしゃっていてびっくりしたが、そのことがわかるようなお姿だった。

実を申せば

実を申せば

2017-12-24

[]人間座 60周年記念公演 水族館

原作アルド・ニコライ 脚色ジョルジュ・ソニエ 翻訳和田誠一 演出山口浩章

チラシより

イタリアのとある都市。

兵役を終えたセレスタン・ヴィオラは、母親、姉夫婦と質素な家で同居している。

仕事に就かず、小さな水槽を眺めてばかりのセレスタンだが、義兄の勧めに従い役所で務めることになる。

生き辛い人間関係の中で

不器用なセレスタンの鬱屈は募るばかりである。

本日の公演のパンフレットの、演出家山口浩章氏の文章によると、原題は「水の世界」1963年のウィーンもしくはレニングラードでの公演が初演とされ、その後多くの国で上演され、スウェーデン版のタイトルは「タツノオトシゴ」(これ、よいタイトルと思う。)、フランスでジョルジュ・ソニエが脚色し、「水族館」と改題されたものが今回の上演テキストとのこと。

昨年の人間座公演*1も安部公房だったが、今年の作品もちょっと安部公房テイスト。

90代の父は楽しくこの舞台をみることができたよう。20代の時なら私も安部公房風のおはなしをおはなしとして愉しめたのだけど、今や主人公のつらさがリアルに感じられ、おはなしですませられない切実、なんとか救ってやってほしいという祈りのような心持ちでみてしまった。

魚の好きな主人公の夢は漁師。まるで「魚影の群れ」*2

劇団ZTONの門石藤矢さんという方演じる無垢な主人公をみていると、先日観たワイダの映画「ナスターシャ」*3も思い出してしまう。

http://ningenza.com/suizokukan/

2017-11-13

[][]子供の事情

wowow三谷幸喜の舞台「子供の事情」を。

10歳の小学生を大人が演じるという事でしんどいものになったら・・という危惧があったが、全くだった。子供には子供の事情がある、10歳ともなれば姿が子供なだけで、子供の時の気持ちや苦悩って大人になってもそのまま原型となって引きずっていたりする・・ってことを自分の体験からも思いおこす。「団地ともお」もだし、自分の体験からも思うのだけど、精神的な意味では10歳ってほんと今の精神の原型にもうなっている。

優等生と学級委員の描き分けなどもおもしろい。わたしはどちらかというといい子の部類でその悩みも描いてくれているのがうれしい。

どこかでみた顏と思っていた子役で活躍しているクラスメート、伊藤蘭だったんだ!

吉田羊の演じていた人一倍の努力が点数に結びつかない女の子、善意だけどからまわりしたり・・の描き方もうまい。

(以下ネタバレ)

大泉洋の演じていたコンプレックスをバネのポピュリストみたいな役、なんか現実の大人の社会とリンクして感じるなあ・・

wowow

2017-07-29

[][]不信〜彼女が嘘をつく理由

wowowにて。(紹介こちら

隣同士の向かい合わせになっている間取りの二組の夫婦の物語。椅子を移動させることによって場所の移動を感じさせるよい舞台。途中までのひきこみ方は完璧。夫婦を描くというよりも「古畑任三郎」の延長線上にある、人間の隠れた面、ミステリーというところがおもしろかった。ところどころ、「えっどうして優香扮する妻はそういう発言をするかな?」と思うところがあり、もしかしたらそこは男性から見た女性像なのかな・・