日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-11-13

[][]子供の事情

wowow三谷幸喜の舞台「子供の事情」を。

10歳の小学生を大人が演じるという事でしんどいものになったら・・という危惧があったが、全くだった。子供には子供の事情がある、10歳ともなれば姿が子供なだけで、子供の時の気持ちや苦悩って大人になってもそのまま原型となって引きずっていたりする・・ってことを自分の体験からも思いおこす。「団地ともお」もだし、自分の体験からも思うのだけど、精神的な意味では10歳ってほんと今の精神の原型にもうなっている。

優等生と学級委員の描き分けなどもおもしろい。わたしはどちらかというといい子の部類でその悩みも描いてくれているのがうれしい。

どこかでみた顏と思っていた子役で活躍しているクラスメート、伊藤蘭だったんだ!

吉田羊の演じていた人一倍の努力が点数に結びつかない女の子、善意だけどからまわりしたり・・の描き方もうまい。

以下ネタバレ

大泉洋の演じていたコンプレックスをバネのポピュリストみたいな役、なんか現実の大人の社会とリンクして感じるなあ・・

wowow

2017-07-29

[][]不信〜彼女が嘘をつく理由

wowowにて。(紹介こちら

隣同士の向かい合わせになっている間取りの二組の夫婦の物語。椅子を移動させることによって場所の移動を感じさせるよい舞台。途中までのひきこみ方は完璧。夫婦を描くというよりも「古畑任三郎」の延長線上にある、人間の隠れた面、ミステリーというところがおもしろかった。ところどころ、「えっどうして優香扮する妻はそういう発言をするかな?」と思うところがあり、もしかしたらそこは男性から見た女性像なのかな・・

2017-04-18

[][]第百四十六回文楽公演

第一部

寿柱立万歳

菅原伝授手習鑑

 茶筅酒の段

 喧嘩の段

 訴訟の段

 桜丸切腹の段

豊竹英太夫改め六代目豊竹呂太夫襲名披露口上

 寺入りの段

 寺子屋の段(襲名披露狂言)

第二部

 祖父は山へ柴刈りに

 祖母は川へ洗濯に

  楠昔噺

   碪拍子の段

   徳太雄住家の段

 曽根崎心中

   生玉社前の段

   天満屋の段

   天神森の段

4/16日曜日に鑑賞。

私が一番よかったと思ったのは「曽根崎心中」。本当に美しい舞台で見惚れた。勘十郎さんのお初、姿かたちもとても良い。ファーストシーンの桃色の地に線やシンプルな花が散らされたような、春らしい着物と銀と黒の市松模様の帯、着物とぴったりの派手ではないのだけど魅力のある、ボタンでいえばくるみボタンを思わすようなかわいらしいかんざし。

次々変わる着物、打掛が美しく、天満屋の段での背景の梅の暖簾との色の配置もきれい。

f:id:ponyman:20170421192737j:imageこの紫の打掛がよかった

天神森の段では大好きな鶴澤寛治さんのお姿もおがめてうれしい。あのたたずまいが好きで好きで。

太夫さんの方では「菅原伝授〜」の喧嘩の段の咲寿太夫の、登場人物の声の使い分け、特に女性の声が印象に残った。

「楠昔噺」は、老夫婦ののんびりしたスタートから例によってたまげるような話の展開だけど、見せ場も多く退屈しない。

2017-03-30

[][]エノケソ一代記

2016年12月14日に世田谷パブリックシアターで上演されたものをwowow放映で。吉田羊がエノケンの偽物エノケソを支える妻役をしているところはなかなかよかった。(こういう感じもされるのだなと・・つい「真田丸」の小松姫のイメージが強くて。)声だけきいていると時々戸田恵子の声にきこえるのだけど、似た声質なんだろうか?

wowowのページ

2017-03-07

[][]大パルコ人(3) ステキロックオペラ 「サンバイザー兄弟」

wowowで放映したものを視聴。宮藤官九郎氏は、いつも一見なんかかっこ悪げなものを生き生きと描くのがうまいな。今回はサンバイザーに、ウエストポーチ。いわゆるテキ屋ルックの瑛太。さまざまなジャンルの音楽が披露されるが、瑛太氏もインタビューでその話しかでないとおっしゃってたソウルフルなお風呂の唄大変良かった。りょうが美しくまた当意即妙なこと。瀬戸内寂聴風だとか、都知事候補風だとか姐さんだとかもうみんなかっこよく演じていてほれぼれする。三宅弘城氏が七五調を披露するところも好き。宮藤氏の歌舞伎の脚本「天日坊」*1などで出てきた黙阿弥調がここでも生かされている気がする。紅白歌合戦のシーンは原田芳雄氏の「寝盗られ宗介」*2の歌唱シーンも思い出す豪華やら滑稽やら感動やら入り混じったようなよい空気。