日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-01-03

[][][]歌ふ狸御殿

「狸御殿」がヒットして作られた第二弾らしい。コミック「この世界の片隅に*1で、東條英樹の口癖が歌になっているということを読んで確認しようとみた。家老の歌に出てきた。

かちかち山のたぬきと証城寺のたぬきが派閥争いするというような暢気なおはなしだし、ストーリーの骨格は「シンデレラ」。舞踏会で、着物にネックレスといったいでたち。こういうのもあったんだ。

ヒロインのお黒(かちかち山のたぬきの遺児ということになっている)を演じた高山ひろ子さんは一時狸女優とまで呼ばれたそう。

若衆姿の狸吉郎に扮した宝塚出身の宮城千賀子さん、女性が男性を演じる中性的な魅力があった。


映画com

2018-01-02

[][][]ゲンセンカン主人

つげさん自身も登場され、つげ義春の世界を愛している人たちによってつくられたのは感じた。原作を読んだ覚えがあるのは「紅い花」くらいかなと思うけれど、原作には追っつかない感じもあるけれど、映画の空気は悪くない。岡田奈々モダンガール風、きたろうが怪しい営業マンを演じた「池袋百点会」の空気が一番好き。

2017-12-09

[][][][]エノケン孫悟空

昭和15年度作品。ディズニーのヒットメロディー(「ハイホー」や「狼なんかこわくない」等々)の旋律が大胆に使われているという話をきいていて気になってはいたのだけど、windshipさんの日記を拝見し、借りてみることに。日記で書いておられた高勢実乗さんの決めぜりふ、どこかできいたような気がするのだけど・・1947年に亡くなっておられて、話としてきいていたのかな・・出演陣も豪華で、いろいろな要素がてんこ盛り、前後編で2時間を超える作品なので、windshipさんもおっしゃってるように高勢さんだけが目立っているというものではなかったけれど、高勢さんのシーンは愉快な魅力があった。

オズの魔法使い」との共通点を指摘されているブログを拝見したが(こちら)わたしもとてもそれを感じた。旅をしながら出会う奇妙な人々。途中登場する「志那人形」の動きも確か「オズ〜」でみたシーンと重なる。

旅の中で盛りだくさんなことに出会う感じ、ちょっと現代でいうと「勇者ヨシヒコ」シリーズのような風合いも。

子役で登場する中村メイコが達者でかわいらしい。エノケン李香蘭などが出てくるような、こんな時代から活躍していたんだ・・だからこそ、「徹子の部屋」での、昭和の名優回想録などにも出演されて、豊富なこぼれ話を提供できられるんだ・・

特撮のところに円谷英二(と奥野四郎)の名前が。悟空たちの乗る飛行機(ゼロ戦とか?)のおさるさんの模様がかわいらしい。

金鈴という役の渡辺はま子さんの歌声が美しい。高峰秀子が、魔法をかけられたお伽の姫の役。まだ可憐な感じ。映画「阿片戦争」とかと時代が近いのかな・・と思ったら「阿片戦争*1は昭和18年。あれより三年前の作品だったんだ。

日劇ダンシングチームが、東宝舞踊隊と名前を改めているところに時世を感じた。

all cinema 前編 後編

2017-12-04

[][][]愛さずにいられない

yahoo movie

勉強家で同時通訳の仕事をし、海外での留学も決まる女性と、ポーカー生計を立てているような男性の物語。つまらない常識人の自分からみると、仕事から帰ったら連絡するという女性の帰ってくる日を待って、連絡が遅れると仕事場に押しかけたりする男性が面倒でたまらない。(みる人間の度量が出てしまう。)男女逆転だったらたえられないパターンかもだけど、このパターンの場合そんなにいたいたしさもなく、最終的にはニヤっとさせられたし、この加減がうまいのだと思う。誠実なつくり。

無軌道なようにみえる男性の実家の描写があるところはなかなかいい。

2017-11-30

[][][][]女組長

映画comの紹介

江波杏子扮する女組長とは鳶、ゐ組の組長の跡取りという事。時代は明治末期。新橋駅近くの運輸に関する利権を巡ってのきなくさい騒動。(←火消しだけでなく、運輸業に手をのばしたりしていたらしい。)

江波杏子は、火消しの跡取り娘ではあるが、芸者業をしているという設定。お座敷や温習会で披露する火消しの纏などを使った踊りは楽しい。その発想からのこの映画なのでは?と思わされる。

佐野周二が協力的な別の組(め組)の鳶の親方だが、今まで、よく、すっきりしない佐野周二の役回りの映画をみてきたので、(「カルメン故郷に帰る」*1の不遇な感じの役とか、「大阪の宿」*2でも、主人公だけどなんか私には煮え切らない人物にみえたり、考え込むタイプの佐野さんをよくお見かけする気がしている。)この映画での明快で頼れる雰囲気が、珍しくもあり、いいように思えた。

津川雅彦と江波杏子が恋仲っぽい役回りだが、はじめはかっこよくみえた津川氏が途中から少しキマりすぎに見えてしまったかな。。影で江波のために頑張る佐藤充氏の方が謎の迫力があるかも。

成田三樹夫が恋に生きる男でこれも珍しい感じ。江波さんも強い女というよりは可憐な、という感じを残す女性を演じている。