日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-03-19

[][][]志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰 

京都国立近代美術館にて 3/21まで

展覧会概要 

展示物の中で特に好きだったのが、春夏秋冬の小裂帖と、雛形。モダン和菓子帖をみているような楽しさ。そして、「梔子熨斗目」というのも、色合い、そして、雨のように繊細な縦糸が素敵で、スタイリッシュで何度もみてしまった。

小裂は、ほぼ日で展覧会をされたときも取り上げられたよう。ほぼ日の記事に、民の普段着として織られてきた紬の着物を芸術に高めたという話が出てくるが、なるほどそういう風に民藝の考え方ともかかわりのある方で、会場にも富本憲吉の作品や芹沢げ装丁の美しい「工藝」などが展示されていた。また、4階のコレクション・ギャラリーの方でも民藝関係の素晴らしい展示が並んでいた。(芹沢さんの着物、富本憲吉の白磁、黒田辰秋の火鉢など存在感があってかっこいい作品。)

ほぼ日の志村さんの記事の中で志村さんの本の話が出てきて、求龍堂という出版社の話が出てくる。求龍堂ノンタンの絵柄の「おみちゃんさっちゃんのこどもえじてん」というものを出版していて、とても丁寧にこどもがわかるように言葉の説明がしてあるのがすてきな本で、またそれを今はなき「河原書房」という日本の伝統文化関係の本を集めていた品の良い本屋さんで購入したもので「日本の良心」のようなものを感じてしまう。(「河原書房」については、三月書房さんのブログに記事が。。本当に河原町通、昔はもっとよかったのになあ・・)

2015-08-08

[][][]山とそば

きょうの猫村さん*1ほしよりこさんの、イラストと文による松本、岩国宮島鹿児島の旅行記。それぞれ、「山とそば」「ヘビに巻かれて」「カルデラのある町へ」というほしさんらしいタイトルがついている。自分もそこを一緒に旅行している気分になるし、またほしさんの眼の付け所が、さすがで楽しい。(猫村さん同様読んでいて気持ちがよいのに、ぽつんと、妙に人を食ったようなおもしろさがある。)

ほしさんの描く動物がかわいくて。へびも鹿も。馬に乗った後、牛倉牛という牛が主人公の話をどんどん話すところなどにも、ほしさんの才能を感じる。

安曇野で私も見かけた「学者村」という表記からほしさんが勝手に話をすすめるところもうれしかった。私もあの文字をみかけたとき、色々空想していたので。

松本民藝館のことを「想像以上に素晴らしいところでした。しかも近所がいい! 近所の家の庭もいい感じです。」と書いておられるのも同意。また民藝の大家の名前とか出さず、「お皿やら つぼやら くすぐる物たちが良い感じの建物にずらっとありまして」というような表現の仕方がいい。

多分京都の実家で、そばをゆで、おみやげに買ったきのこの大根おろし和えを食べながら、「ああでも・・・そばが違う・・・山も見えるけど ちがう・・・だけど マサムラの天守石垣サブレはすごくおいしい!」とつぶやくところも、ほんと気持ちがわかる。

松本メモ 山辺中学のそばの田舎家。ちきりやさんおすすめの女鳥羽そば。中町通りのそば野麦。伊藤まさ子さんが「ミセス」で紹介されたちょっと高級な感じのお店三城(さんじろ)

山とそば (新潮文庫)

山とそば (新潮文庫)

2014-09-14

[][][][]日曜美術館で芹沢けい介特集〜和菓子平安殿

番組情報はここ(9/21に再放送あり)

中田英寿が伝統工芸を伝える仕事をしていて、芹沢けい介デザインも好きというような話題もあり驚きながら見る。今まであまり民藝とかに関心のなかった20代の娘にも芹沢さんの作品が魅力的にみえたらしい。

静岡の芹沢さんの美術館にも行きたくなる。

そして、これをみていて民藝つながりで思い出したのが、

f:id:ponyman:20140812121530j:image京都、平安神宮そばの和菓子屋さん平安殿

f:id:ponyman:20140812121444j:image以前から包み紙などから民藝の香りがするなと思って、

f:id:ponyman:20140812121225j:image夏に買い物をしたとき写真を撮らせてもらったりしていたのだけど、調べてみたら、この写真にうつっている看板や、一枚目ののれんは富本憲吉作。

二枚目の右側の「平安殿サブレ」は題字は富本憲吉、画は稲垣稔次郎という型絵染の人間国宝の方の作とのこと。

二枚目左側の「いんくらいん」の画と題字は、伊砂久二雄という方が手掛けられたとか。伊砂さんのことを調べていたら伊砂文様の風呂敷の紹介に出会う。

写真を撮ったのが8月で季節外れの紹介になってしまったけれど、この日買った「あゆ」も、皮の部分が本当においしかった。残念ながら8月いっぱいまでしか売ってないみたいだけど、来夏も買おうと思う。

2010-04-26

[][][][][]馬

「坊っちゃん」*1がおもしろかったので山本嘉次郎監督の別の映画もみてみようと思い、調べていたらこの「馬」が定評あるみたいだったので借りてみた。

舞台は岩手山麓(と、ビデオジャケットには書いてあるが、ロケは山形県最上町だったらしい)。岩手に行った時、「おしらさま」など、馬と人(娘)との密接なつながりを感じさせる民話が紹介されているのをみたけれど、それを思い出すような強い絆。東北の四季がちゃんと撮影され、もし今、同じような題材でつくったらもっとあざとく盛り上げるだろうと思うのだけど、ごくナチュラルに、現実は現実・・という感じで生活をリアルに撮っていく感じがよかった。弟さんの縄細工が東京の民藝館で評価されるシーンなども民藝好きとして興味深かった。はじめ入り込むまで言葉がききとりにくかったのが難かな・・

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