日常整理日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-13

[]花へんろ 新・花へんろ

花へんろ」の最終話が放映されるということで、以前のシリーズが放映されていた。早坂暁氏の自伝的な物語で、一番最初の「花へんろ」は早坂さんの祖母にあたるしっかりものを沢村貞子さん、伯父にあたる道楽者を中条静夫さんが演じておられて、これがもうぴったり。中条さんの、横着なことしてもどこか憎めないような雰囲気ものすごくよくて。「新・花へんろ」の時代になると、沢村さんも中条さんも亡くなっておられ、沢村さんは役の上でも死去、中条さんのされてた役は橋爪功氏が演じておられた。橋爪氏も悪くないのだけど、あの、中条さんの感じ、あれはどうしてもオリジナルのものだなあ。

花へんろ」の方は総集編の放送で、まとめられてしまった部分によいシーンがいろいろあったよう。一度総集編でない形でみてみたいな。

桃井かおりさんが、早坂暁氏のお母さんがモデルで作られた役をされていて、歌手を目指して上京しようと思うも、関東大震災であきらめ、四国でお嫁さんとして暮らしていく→その中で、沢村貞子に見込まれ、劇場を任されるという流れなのだけど、大好きな、ためらったような口調で、おずおずと、でも自分の思うところを話して世界を広げていくさまがとても素敵で。そして、地元の仲間を演じるイッセー尾形さんとのかけあいがよい空気で、お二人の舞台を大阪にみにいった日*1のことを思い出した。さまざまな人々を二人で演じていかれるのだけど、舞台上での着替えの美しいこと!お手本にしたいような神々しさでいつも心の中に生きている。

2018-08-12

[]美の壺 ぬくもりの手仕事 刺繍

NHK紹介ページ

大図まことさんという方のクロスステッチに興味を持つ。

8/17にも再放送

2018-08-11

[]映像の世紀プレミアム 

恥をさらすことながら、現代史をちゃんと理解していない自分にはとてもわかりやすく説明してくれるこのシリーズ。

ムッソリーニヒトラースターリンの台頭と最期までをまとめてあった。ムッソリーニヒトラーを一緒くたにしていた自分には、インテリのムッソリーニを崇拝しておずおずと近寄るヒトラーの姿など新鮮。スターリンだけが三人の中で死ぬまで敗残を経験していなかったのだなとか、息子(やその家族)すら犠牲にする苛烈な姿などとともに印象付けられた。権力を一度手に入れた物はやすやすと手放すはずがないという言葉など思いだし、国が弱っている時なにか救世主のように強い言葉で出てきて支持され、とめられないかのような暴走をしはじめる、その有様がこわくて仕方なかった。

メモ:エイゼンシュタインの「十月」←トロツキーの姿をカットさせられた

「永遠の都」←ハリウッド映画 主人公は黒シャツ隊をモデルにした団体の一員 ムッソリーニ自身が勤勉なイタリア首相の役

ハンニバルの征服」(1937)←ムッソリーニが私財を投じて作られた

こちらも、自分の生きていた時代のことも多いのだけど、ベトナムからのボートピープルなど事象として知っているだけでどういう経緯でとかまるでわかってなかった。沢田教一さんも「地雷を踏んだらサヨウナラ」という映画はみていたものの、具体的にどの写真で賞をとられたとか、ロバート・キャパは本名でなく、難民であったとか今回の放送をみてはじめて知った。

迫害されていた側が解放された途端に他者を迫害し始める・・・第9集も第10集もこの流れをとめることはできないのかと苦しくなった。

2018-08-03

[][]江戸は燃えているか

PARCO特設ページ

江戸城無血開城前の勝海舟と西郷隆盛の対談を三谷幸喜流に仕立てたもの。得意のなりすましのドタバタが核になっているけれど、勝家出入りの庭師の松岡昌弘が勝海舟のなりすましにならされて、植木の話をしているのだけど、西郷隆盛を感心させるシーンで、これは映画「チャンス」からだなとにやっとした。松岡氏のすらっとかっこいい感じがとても活かされている。

勝海舟役の中村獅童、歌舞伎で鍛えた古典的節回し、滑舌の良さがキマっていてぐっとくる。

勝家の女中頭かねを演じた高田聖子さん、空気のひろいかたがとてもうまい。劇団・新感線の女優さんらしい。

山岡鉄太郎を演じた飯尾和樹という人もよい味だったが、お笑いの人だったのか・・

2018-08-02

[]ありふれた奇跡

2009年1月からフジテレビで放映されていた連続ドラマ。山田太一脚本。当時はみていなかったのだけど、日本映画専門チャンネルで放映され、よい評判もきいたのでみてみる。

ある事故から人生に絶望して自殺しかけている陣内孝則扮する男をたまたま居合わせて助ける仲間由紀恵と加瀬亮。二人ともつらい経験をしていたから陣内の苦しみに気が付き咄嗟の行動に出ることができたのだ・・そして、という物語。

惹かれ合う二人なんだけど、二人を過去に追い込んだそれぞれの問題が大きな障壁となってドラマが進むが、それぞれの家族も巻き込んでの、誰も悪者がいなくてそれぞれの言い分がみていてちゃんとわかって・・という展開が素晴らしい。シビアなところはシビアに描いて、これからどうなるとどんどん話にひきつける力。加瀬亮にかけられる言葉とか、こっちまでつらい気分になったりするのだけど、エンヤの主題歌が魂に染みわたる。

父親役の岸部一徳と風間杜夫が実は・・なんていう展開もあるけれど、このびっくりさせる要素をいれる感じ山田さんらしくもあるなあと思う。終盤の流れもそうだったなあ・・そして、風間杜夫の持つどこかコミカルな雰囲気本当にどのドラマでもいいなあ・・

ちょうど二人の親の世代の設定が五十代で、自分自身が置かれている状況も照らし合わせてみたりして親近感をおぼえたり指標を得たり・・さすが山田さん、ほれたはれたじゃない、良いドラマだった。

*はてな日記で、このドラマについて書いておられる河田拓也さんという方の記事、頷くところも気づかされることも多かった。相対化という言葉が出てくるけれど、まさにわたしも自分の状況をこのドラマをみて相対化でき、そこに感謝していた。

ありふれた奇跡 [DVD]

ありふれた奇跡 [DVD]