銀星みつあみ航海記00・01

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あまりに面白すぎるので、感想書きたくなった。
ENOこと、鷹見一幸さんがおくる、スペオペの新シリーズ。
どこが面白いとか、そういう論評を自分の中で練りだすためには、かなり時間を置かないとだめなので、たとえ読了しても絶対に書くつもりはなかったのだけど、我慢できない。書くことに決めた。


話は、大戦で壊滅した109戦闘部隊の生き残りの二人であるハヤト・フォーゲルスト・ナグモとハインツ・クノール・キャンベルが、賞金22億クレジットの宝くじに当たってしまったところから話は始まる。
二人は、その賞金を使って輸送船を購入、運輸会社を興して宇宙をまたにかける……という話。
貧乏トラベラーの借金地獄がない話、といってしまえば判る人には判るだろうか。
00巻は、宝くじで賞金を当てて、銀星号を手に入れ、起業するまでの話。
01巻は、初仕事とその後に突然舞い込んできた、劣化により変質して爆薬になった農薬の運搬と、銀星号がどういう船だったのか、というエピソードが語られる。


まぁ、いろいろあるだろうけど、掛け値無しに面白い。
ツッコミどころはいろいろあるんだろう。
SFに詳しい人が見れば、いろいろとつつきたくなるところがあるかもしれない。
でも、そんなことは関係ない。
もう一度言う。
掛け値無しに面白い。

この小説には、血沸き肉踊る戦闘シーンはないし、半裸の女性もいない。
けど、面白い。
物語を純粋に楽しめる人なら、絶対に読むべきだ。