初詣・バンコク

 例年だと初詣は隅田川七福神巡りである。息子が華僑報徳善堂というお寺さんのボランティア・レスキュー隊員をしている関係で報徳善堂本部へ行く用事があるというので初詣がてらついて行った。

* 華僑報徳善堂・全景
 華僑報徳善堂はタイ語ではポーテクトゥンという。所在地はヤワラート(中華街)の7月22日ロータリー方向にある。

* 華僑報徳善堂・お参り風景
 お寺の参詣人はほとんどが中華系の人たちでお参りの仕方もタイとは違うようである。観光ガイドには出てこない地域にあるので日本人は見当たらなかった。 
 
 次に,ワット・スタットへ行く。正しくはワット・スタットテープワララームという。バンコクで小生が一番好きなワット(寺)である。度々行くが,ワット・スタット(วัดสุทัศ)というのがタイ語の決まりで発音が難しく,トゥクトゥクやバイタクの運転手になかなか伝わらない。ワット・スタットの前にある巨大なブランコ・サオチンチャーのサオチンチャーと言ったほうが伝わりやすいようだ。

* ワット・スタット本堂
 タイの初詣風景である。普段は静かで,堂の入り口の大理石は光を吸って足の裏が熱くなるのだが・・・。

* シーサーカヤームニー仏
 シーサーカヤームニー仏は,最初の王朝が栄えたスコータイの寺に安置されていたものを現王朝のラーマ1世によってバンコクまで移送され,ワット・スタットに安置されたそうである。

* ワット・スタット堂内 壁画はラーマ3世の時代のもの
 キンキラキンの仏像と黒い壁面に描かれた絵がなんとも上手くマッチしてつくりだす静寂と本堂は大理石のため堂内はとても涼しく,いつもわからない堂内に流れる僧侶の説教に聞き入るのである。今日は新年ということで僧侶が堂内で参詣人に聖水をかけてくれている。それから一人ひとりにプラを配っていた。

* プラクルアンと糸と腕輪
 今日の収穫のプラ(仏像のお守り)である。正しくはプラクルアンという。タイ人はプラを小さなケースに入れペンダンのように首から下げている。左の金色のプラは華僑報徳善堂のもの。他はワット・スタットでもらったプラと糸と腕輪である。糸は腕輪と同じように腕にまく。糸も腕輪もお守りである。
 

* ワット・サケット
 ワット・テープティダー運河から望む黄金の丘のワット・サケットである。罰当たりなことで煙草がきれて,セウェン(コンビニ)に走る。そして,ワット・テープティダー運河沿いの道は人通りがあまりないので煙草がゆっくり吸えるので好きな場所。煙草を吸い終えて,ワット・サケットへ行く。ワット・サケットは人工のプー・カオ(山)の頂にある。100バーツの登山料を払ってお参りするのは疲れるのでやめて,バイタクを拾い帰ることにした。