世界から猫が消えたなら

猫本の第二弾、「世界から猫が消えたなら」(川村元気)を読了。これも読み終わるのがもったいなくて少しづつ読んだ。
死を宣告された30歳の青年の心の成長、諦観が興味深いが、「旅猫リポート」といい、この本といい若い心優しい青年たちが亡くなっていくのは悲しいことである。
この本のジャケットはとても好き。少年っぽい子猫が上からひょいとのぞいている。読み終えたら、キャベツが「〜ござる」と言っているように思えてならない。
ぷーちこの喪が明けたなら、やはりさび猫を飼いたいなあ。

世界から猫が消えたなら

世界から猫が消えたなら

旅猫リポート(有川浩)

年始に奮発して購入した「猫本」の1冊目。ナナの猫語翻訳がほどよく痛快だった。読み進むほど主人公サトルの生い立ちに色んな仕掛けがあって泣かせるしくみ。少しやりすぎとも感じたが、猫をヒトやイヌより一段高く置いているところが猫好きには嬉しい。リタ・メイ・ブラウンの「とら猫ミセスマーフィー」を思いだした。なるべく独りでしみじみ読むのがおすすめ。読み終わるのがもったいなかったな。

旅猫リポート

旅猫リポート

別れ、そして転居

前回の日記から、気づけば1年が過ぎていた。
あれこれと激動の1年だったなあ。今は夫の実家に居をかまえつつある。引っ越しから2週間たつが、少しも片付いた気がしない。歳のせいか、要領の悪さか。。。
引っ越し前には、ブログの看板だったぷーちこが亡くなった。17歳と6ヶ月。最後は即身成仏の如く、いっさいの食を拒否して、眠るように逝った。面倒な引っ越しの騒動や長時間のドライブはもう結構。新しい生活を始めるあなたたちには付き合いきれませんわ、というふうに。
これまで一緒にいてくれて有り難うというしかないが、無理矢理にでも栄養補給していれば、もっと長生きしたのでは?との後悔がつきまとう。猫と違い、あきらめの悪い人間はいまだ遺骨を手放せないでいる.

キャット・ウォッチング

なんと!1年ぶりの更新となる。
この本、雑誌クロワッサンの「ネコ特集」にでていたので、アマゾンで購入してみたら、大当たり!あんなにネコ通を自認していたのに、バイブルともいうべきこれを見逃していたとは!迂闊でした。この改訂版は岩合光昭氏の写真も載っていて、これまた良し!
例えば、なぜ猫はあなたを見ると寝転がるのか?とか、あなたのお気に入りの椅子の布を引き裂くのか?とか、簡潔に想定される質問に解答されている。ただいまホットカーペットに寝転がるプーチコを見ながら、愛読中。

キャット・ウォッチング 1 なぜ、猫はあなたを見ると仰向けに転がるのか?

キャット・ウォッチング 1 なぜ、猫はあなたを見ると仰向けに転がるのか?

永遠の0

久しぶりに読み応えのある作品。戦記ものは苦手だったが、これは謎解きの面白味もあり、丁寧に読んだ。平和な時代であれば、穏やかなヒューマニストであったであろう宮部久蔵が、戦況の経過とともに荒んでいくのが悲しかった。

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

もう11月だ!

気がつけば世間は師走に入らんとしている。ブログも最初の勢いはどこにいったのか、月に一度の更新がやっとの有様であるが、今朝は久しぶりに猫とまったりできた。パンプキン風味のコーヒーをファイヤーキングのマグで飲む。
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休日

忙しくて暑い夏もやっと終わった。先月末より水曜日が休日となり、少しだけ生き返った心持ち。今日はネコと昼寝も出来た。ネコも安心して一緒に寝ている。人生の幸せは寝ているネコのお腹に鼻をうずめて匂い(といっても無臭)を嗅ぐとき。あまりしつこいとネコパンチが眉間や頬にささることもあり、興有り。
手仕事もなにかしたい。ようやく夏のあいだはずしていたカラーの替えを作った。でももっと何か継続的な手仕事がしたいなあ。