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2010-03-30 不快な物を見たくない権利、並びにゾーニングについて、雑感。

不快な物を見たくない権利、並びにゾーニングについて、雑感。

 私は、山野車輪とか、その類は大嫌いです。

 見たくも有りません。

 でも、見たくないなら、書店に入らなければいいのです。

 それも不便ですから、我慢します

 また、無知子供が読んで、あんな嘘八百や差別思想を刷り込まれたら恐ろしいと考えますが、嘘や名誉毀損はまだしも、思想や意見は、それを理由に規制する理由にはなりません。

 子供たち、そして大人たちにも、他の情報、様々な情報に触れて貰い、より正しい判断をして貰うことに期待するしかありません。


 そして、政治偏向デマ漫画を嫌うのも、えろい漫画暴力的な漫画を嫌うのも、等価な筈です。

 その程度のこと、誰でも弁えておくべきと考えるのですが。

 後者が割りを食うのは、納得いかないことですね。


 で、しつこく、都条例改正案問題について。

 「子供が、性的描写や暴力描写などに接したら、その健全な育成の為に良くない」とは、私は考えません。

 「模倣犯が出るから凶悪な犯罪報道するな」

 「トラウマになったらいけないから、戦争悲惨さを子供に教えるな」

 斯様な暴論と、同様であると考えます

 過度の情報制限は、人間の自主判断能力を奪うことにも繋がります

 この件については、メディア・リテラシーについての教育、そして虚構を楽しむことについての訓練が重要なのでしょう。

 原則として、文明は毒をもつものであり、毒を否定することは、文明を否定することです。

 我々は、毒を含めた文明を食らって、文明人になるのです。


 ですが、「それらを見たくない」という方々の権利を、或る程度は尊重することは、その種の気持ちが私の中にも有る訳で、一応は、考察と議論の対象にしても良いかと考えます

 そして、ゾーニングやレイティングが、或る程度は必要として(誰かが恣意的に「有害」と決めたものが、流通規制を受け、結果、売り上げ不振廃刊絶版に追い込まれるのは問題ですし、そういうことが無いような仕組みが欲しいですが)。

 エロコンテンツ方面では、それらは、既に存在しています

 「自主規制」という形によって。

 それをしないと、「自制していない業界にも問題が有る」と言われてしまいますし(なぜか、既に、言われていますが)、「行政指導」が入ってしまいます

 「行政指導」は強制ではないというご意見も有りますが、色々と問題点が指摘されております

 法的な拘束力がなくても「事実上の」損害が生じることは有り得るので、国家賠償請求(国家賠償法1条)をすることは認められております

 事実上の損害が出ることが有り得ると、公知されているということです。

 賠償請求が通るかどうかは、また別問題ですが。


 さて、ゾーニングは、書店にとっては、まず、物理的に負担です。

 区分陳列の為のスペースが必要です。

 ビニール掛け作業を行うスペースが必要です。

 作業の為の人手が必要であり、予算が必要です。

 売り場や倉庫が広い、体力の有る書店なら、まだ良いでしょう。

 必要最低限を置くコンビニも、まだ良いでしょう。

 ビニール掛け自体は、立ち読み防止となり、本を綺麗な状態に保つ為にも有意義です。

 ですが、無数に存在する、家族経営の零細書店、或いはそれが少し大きくなった様な中小書店にとっては、大変なことです。

 余剰スペースもさして無く、人手も、それを雇う予算も無いかも知れません。

 年齢認証の手間についても同様かと。

 「有害」指定された本を扱うことによるイメージダウンを気にする場合も有るようです。

 近隣住民に、「そんな本を扱う店は利用したくない」と圧力を掛けられる事だって有り得ます風評は、大都市ではまだしも、田舎では致命的に成り得るのです。

 ならば、書店とその存続にとって、取り得るべき選択肢は2つです。

 最初から、面倒な、「有害」指定された本は、入れず、置かない。

 或いは、ゾーニング等、さして気にせずに入荷し、陳列し、販売する。

 前者は、事実上発禁状態へと繋がります

 これはまた、書店特に小さな書店)にとって、えろ方面の売り上げ、そして漫画(今回の条例改正がなれば、漫画などの多くも引っ掛かります)の売り上げは、命綱の様な物と考えられますので、そういう意味で、書店にとっても、大変な打撃です。

 後者は、それを見て眉を顰める皆さんが出る結果になります。取り締まり対象になることも有るかもしれません。

 そして、ゾーニングが必要という見地で言うと、全くの逆効果となっているということです。


 この上、尚、「非実在青少年」がどうとかで、「有害」指定される本を増やしますか。

 それは、確実に、更なる流通規制拡大に繋がります

 そして、表現を萎縮させ、或いは、書店を圧迫します

 ゾーニングが必要なら、それを徹底させるべく、然るべく書店を支援する仕組みを作るべきですが、そういう改正案ではありません。

 そういう法令や体制を、作るべきでしょう。


 現在出ている都条例改正案は、ゾーニング等が目的ではなく、表現それ自体を恣意的に抑圧する事が目的であると、断ぜざるを得ません。

 1955年、「鉄腕アトム」を焚書した皆さんと、何も変わるものでは無いと考えます


参考

・『完全自殺マニュアル規制騒動

http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watarumovement/talks/waseda/prohibition.htm

・「有害」指定と自主規制

http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watarumovement/talks/loftplusone-1/prohibition.htm

 それぞれ、鶴見済氏の対談です。

 「有害」指定が、流通規制に繋がり、そして事実上発禁処分になる状況について、判り易く解説して下さっておいでです。


・都青少年育成条例の“健全”度 シール包装 四苦八苦東京新聞

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2004/0621-2.html

 シール貼りは、出版社仕事だそうで。

 こちらも、大変な手間の由です。 

【 出倫協は、都の指定を三回連続、あるいは年に五回受けた図書は、表紙に「十八歳未満には販売できない」とする帯紙をつけなければ取次店で扱わないとする自主ルールを定めている。】


・えふすくBlog 2ndSeason 「年通算5回の不健全図書指定」ってどこで数えてるんだろうという件

http://ccf-square.blogspot.com/2009/06/6589blog-vol.html 

【「流通会社では年通算5回の不健全図書指定がされると帯紙指定、事実上廃刊になる」ということはこの分野をみていると自然と聞くことになりますが、これは流通(取次)による自主ルールでして、東京都の指定を基準として流通に「帯紙指定」されても、雑誌自体の存続は出版社が決定することなので一概に「廃刊になる」とは言えません。

 取次を通さないルート出版社直営の通販とか)であれば、流通自体は可能になるはずです(ただ東京都で指定された以上、都内では区分陳列を義務付けられることになるので店頭でもそれに従った陳列をしなければならないはず)

 ですが、日本出版業界において流通に扱ってもらえない(こちらの観察ではAmazon.co.jpダメっぽい)ことは発行部数の激減とそれにともなう広告の撤退などで雑誌の死を意味するのは間違いないので「事実上廃刊」は間違っていないと思います。たぶん今のところ立ち直れた雑誌はないでしょうし。】


有害図書- コミケ同人用語の基礎知識補足- 出版倫理協議会について

http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok8c.htm 


 この「出版倫理協議会」も、今回の都条例改正には、反対声明を出した由です。


表現規制青少年条例改定出版業界団体が反対声明! - Infoseek 内憂外患

2010年03月18日 09時00分

篠田博之

http://opinion.infoseek.co.jp/article/794


・《「有害規制監視隊》“「有害規制ニュース” [横浜市 コンビニでの陳列方法が問題に 第3回販売防止対策検討委員〕

http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/news/archive/2004/38.htm

 現場でどういう話が出ているのか、規制したがる側はどういうことを言うのか、参考になりました。



・話題沸騰の問題作『「若者奴隷時代』 の著者、山野車輪氏にインタビュー(前編)

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1157675&media_id=59

http://npn.co.jp/article/detail/13773662/

 私は、山野車輪とか、その類は大嫌いです。

 見たくも有りません。

 でも、見たくないなら、書店に入らなければいいのです。

 それも不便ですから、我慢します

 また、無知子供が読んで、あんな嘘八百や差別思想を刷り込まれたら恐ろしいと考えますが、嘘や名誉毀損はまだしも、思想や意見は、それを理由に規制する理由にはなりません。

 子供たち、そして大人たちにも、他の情報、様々な情報に触れて貰い、より正しい判断をして貰うことに期待するしかありません。

 そして、政治偏向デマ漫画を嫌うのも、えろい漫画暴力的な漫画を嫌うのも、等価な筈です。

 その程度のこと、誰でも弁えておくべきと考えるのですが。

 後者が割りを食うのは、納得いかないことですね。


 で、しつこく、都条例改正案問題について。

 「子供が、性的描写や暴力描写などに接したら、その健全な育成の為に良くない」とは、私は考えません。

 「模倣犯が出るから凶悪な犯罪報道するな」

 「トラウマになったらいけないから、戦争悲惨さを子供に教えるな」

 斯様な暴論と、同様であると考えます

 過度の情報制限は、人間の自主判断能力を奪うことにも繋がります

 この件については、メディア・リテラシーについての教育、そして虚構を楽しむことについての訓練が重要なのでしょう。

 原則として、文明は毒をもつものであり、毒を否定することは、文明を否定することです。

 我々は、毒を含めた文明を食らって、文明人になるのです。

 ですが、「それらを見たくない」という方々の権利を、或る程度は尊重することは、その種の気持ちが私の中にも有る訳で、一応は、考察と議論の対象にしても良いかと考えます

 そして、ゾーニングやレイティングが、或る程度は必要として(誰かが恣意的に「有害」と決めたものが、流通規制を受け、結果、売り上げ不振廃刊絶版に追い込まれるのは問題ですし、そういうことが無いような仕組みが欲しいですが)。

 エロコンテンツ方面では、それらは、既に存在しています

 「自主規制」という形によって。

 それをしないと、「自制していない業界にも問題が有る」と言われてしまいますし(なぜか、既に、言われていますが)、「行政指導」が入ってしまいます

 「行政指導」は強制ではないというご意見も有りますが、色々と問題点が指摘されております

 法的な拘束力がなくても「事実上の」損害が生じることは有り得るので、国家賠償請求(国家賠償法1条)をすることは認められております

 事実上の損害が出ることが有り得ると、公知されているということです。

 賠償請求が通るかどうかは、また別問題ですが。

 ゾーニングは、書店にとっては、まず、物理的に負担です。

 区分陳列の為のスペースが必要です。

 ビニール掛け作業を行うスペースが必要です。

 作業の為の人手が必要であり、予算が必要です。

 売り場や倉庫が広い、体力の有る書店なら、まだ良いでしょう。

 必要最低限を置くコンビニも、まだ良いでしょう。

 ビニール掛け自体は、立ち読み防止となり、本を綺麗な状態に保つ為にも有意義です。

 ですが、無数に存在する、家族経営の零細書店、或いはそれが少し大きくなった様な中小書店にとっては、大変なことです。

 余剰スペースもさして無く、人手も、それを雇う予算も無いかも知れません。

 年齢認証の手間についても同様かと。

 身分証明書による年齢認証には、抜け道が複数有り得ます。それを塞ぐべく認証を厳正化すれば(身分証の真偽の確認の問い合わせなど)、結果、販売の現場にとって、有り得ないほどに面倒なものになるようです。

 「有害」指定された本を扱うことによるイメージダウンを気にする場合も有るようです(近隣住民に、「そんな本を扱う店は利用したくない」と圧力を掛けられる事だって有り得ます風評は、大都市ではまだしも、田舎では致命的に成り得るのです)。

 ならば、書店とその存続にとって、取り得るべき選択肢は2つです。

 最初から、面倒な、ゾーニングが必要な、「有害」指定された本は、入れず、置かない。

 或いは、ゾーニング等、さして気にせずに入荷し、陳列し、販売する。

 前者は、事実上発禁状態へと繋がります

 これはまた、書店特に小さな書店)にとって、えろ方面の売り上げ、そして漫画(今回の条例改正がなれば、漫画などの多くも引っ掛かります)の売り上げは、命綱の様な物と考えられますので、そういう意味で、書店にとっても、大変な打撃です。

 後者は、それを見て眉を顰める皆さんが出る結果になります。取り締まり対象になることも有るかもしれません。

 この上、尚、「非実在青少年」がどうとかで、「有害」指定される本を増やしますか。 或いは、出版側に自主規制をさせますか。

 それは、確実に、更なる流通規制拡大に繋がります

 そして、表現を萎縮させ、或いは、書店を圧迫します

 ゾーニングが必要なら、それを徹底させるべく、然るべく書店を支援する仕組みを作るべきですが、そういう改正案ではありません。

 そういう法令や体制を、作るべきでしょう。

 現在出ている都条例改正案は、ゾーニング等が目的ではなく、表現それ自体を恣意的に抑圧する事が目的であると、断ぜざるを得ません。

 1955年、「鉄腕アトム」を焚書した皆さんと、何も変わるものでは無いと考えます


参考

・『完全自殺マニュアル規制騒動

http://<wbr/>hp1.cyb<wbr/>erstati<wbr/>on.ne.j<wbr/>p/stray<wbr/>cat/wat<wbr/>arumove<wbr/>ment/ta<wbr/>lks/was<wbr/>eda/pro<wbr/>hibitio<wbr/>n.htm

・「有害」指定と自主規制

http://<wbr/>hp1.cyb<wbr/>erstati<wbr/>on.ne.j<wbr/>p/stray<wbr/>cat/wat<wbr/>arumove<wbr/>ment/ta<wbr/>lks/lof<wbr/>tpluson<wbr/>e-1/pro<wbr/>hibitio<wbr/>n.htm

 それぞれ、鶴見済氏の対談です。

 「有害」指定が、流通規制に繋がり、そして事実上発禁処分になる状況について、判り易く解説して下さっておいでです。


・都青少年育成条例の“健全”度 シール包装 四苦八苦東京新聞

http://<wbr/>www6.bi<wbr/>g.or.jp<wbr/>/~beyon<wbr/>d/akuto<wbr/>ku/news<wbr/>/2004/0<wbr/>621-2.h<wbr/>tml

 シール貼りは、出版社仕事だそうで。

 こちらも、大変な手間の由です。

 【出倫協は、都の指定を三回連続、あるいは年に五回受けた図書は、表紙に「十八歳未満には販売できない」とする帯紙をつけなければ取次店で扱わないとする自主ルールを定めている。】

・えふすくBlog 2ndSeason 「年通算5回の不健全図書指定」ってどこで数えてるんだろうという件

http://<wbr/>ccf-squ<wbr/>are.blo<wbr/>gspot.c<wbr/>om/2009<wbr/>/06/658<wbr/>9blog-v<wbr/>ol.html

 【「流通会社では年通算5回の不健全図書指定がされると帯紙指定、事実上廃刊になる」ということはこの分野をみていると自然と聞くことになりますが、これは流通(取次)による自主ルールでして、東京都の指定を基準として流通に「帯紙指定」されても、雑誌自体の存続は出版社が決定することなので一概に「廃刊になる」とは言えません。

 取次を通さないルート出版社直営の通販とか)であれば、流通自体は可能になるはずです(ただ東京都で指定された以上、都内では区分陳列を義務付けられることになるので店頭でもそれに従った陳列をしなければならないはず)

 ですが、日本出版業界において流通に扱ってもらえない(こちらの観察ではAmazon.co.jpダメっぽい)ことは発行部数の激減とそれにともなう広告の撤退などで雑誌の死を意味するのは間違いないので「事実上廃刊」は間違っていないと思います。たぶん今のところ立ち直れた雑誌はないでしょうし。】

有害図書- コミケ同人用語の基礎知識補足- 出版倫理協議会について

http://<wbr/>www.par<wbr/>adisear<wbr/>my.com/<wbr/>doujin/<wbr/>pasok8c<wbr/>.htm

 この「出版倫理協議会」も、今回の都条例改正には、反対声明を出した由です。

表現規制青少年条例改定出版業界団体が反対声明! - Infoseek 内憂外患

2010年03月18日 09時00分 篠田博之

http://<wbr/>opinion<wbr/>.infose<wbr/>ek.co.j<wbr/>p/artic<wbr/>le/794


・《「有害規制監視隊》“「有害規制ニュース” 

[横浜市 コンビニでの陳列方法が問題に 第3回販売防止対策検討委員〕http://<wbr/>hp1.cyb<wbr/>erstati<wbr/>on.ne.j<wbr/>p/stray<wbr/>cat/wat<wbr/>ch/news<wbr/>/archiv<wbr/>e/2004/<wbr/>38.htm

現場でどういう話が出ているのか、規制したがる側はどういうことを言うのか、参考になりました。



・話題沸騰の問題作『「若者奴隷時代』 の著者、山野車輪氏にインタビュー(前編)

http://<wbr/>news.mi<wbr/>xi.jp/v<wbr/>iew_new<wbr/>s.pl?id<wbr/>=115767<wbr/>5&media<wbr/>_id=59

http://<wbr/>npn.co.<wbr/>jp/arti<wbr/>cle/det<wbr/>ail/137<wbr/>73662/

 
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