結局雨なんか降らなかった。

ナイロン100℃ 『消失』

結局、昨夜は雨降らなかったんじゃん(怒)しかも昨日の予報では今日の降水確率は70%だった東京、今日になったら0%ってどういうことなんだ。アタシの歌舞伎座を、ももたろうをどうしてくれるんだ!うもー。しょうがないから来週の月曜日あたりに行こう。雷蔵祭との折り合いがあるからスケジュールばつんばつんに組んでるのにさー。と怒りつつ、一番悪いのは天候に左右されるような服装をしていた私であるという結論がこれまた悔しい。「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものは」とかゆってごまかすという手もあるけれど、すでにこのセリフを言える年齢ではなくなってきているところも更に悔しい。

ちなみに今週末のぽぽんバージョン雷蔵祭のスケジュールは明日の夜がオールナイトで『大菩薩峠』3本立て、日曜日は朝から『浮かれ三度笠』と『斬られ与三郎』です。計5本予定。あー、もう嬉しいなあ〜♪でも家に帰って一眠りしたら『新撰組!』の最終回が待っているのかと思うと、ちょっと暗いきぶんかも・・・燃え尽き症候群になりそう(←死語。)たるみさん(id:doukyoninday)のところで新撰組!抜け殻同盟もしくは燃え尽き同盟に入らせて頂くこと希望。バナーでもつくろうかな…。

鬼瓦が天を指す晴天の青い空に入道雲が押し寄せてくるところ。浅葱色の羽織にだんだら模様をイメージした素敵な画像。そこにババーン!と「近藤勇 香取慎吾」ビカー!!っと日輪が出るところで「沖田総司 藤原竜也」続いて「土方歳三 山本耕史」って出てくるオープニングも今週で終わりなんだぁ(T▲T)あそこ、すごく好きだった。毎回、あの青空に白い雲が湧いてくるところを見るとわくわくした。あと、オープニングの最後で左右に配置された雷神と風神が門の中の隊士を覗き込むように「クワー!」って動くところ。あそこもすごい好きだった。これも見納めなんだなあ…。服部先生の素敵音楽も、ジョン・健・ヌッツォの濃ゆい声も聴き納め。音楽も良かったんだよなあ、『新撰組!』って。

さっき、昼休みに、『新撰組!』withほぼ日テレビガイド読んでたら、まだ心構えができてなかったもんだから、会社にいるっていうのに泣けてきた。ううううう。で、ほぼ日でも『新撰組!』DVDを販売するそうです。ほぼ日から買おうかなあ。

12月30日、NHK総合の年末番組「あなたのアンコール」で、『新撰組!』からは「友の死」が放送されるそうですね。山南先生と明里の別れが再び。うあああああー!!また泣かなくちゃならないじゃないかー!冬ってただでさえ水分が不足するのに、いったい『新撰組!』はアタシからどれだけの水分を奪ったら気が済むのか。総集編は26日が総合で、29日がデジタルハイビジョン。詳しくはNHKの『新撰組!』オフィシャルサイトで。http://www3.nhk.or.jp/taiga/

今夜は勘定方と軍師の舞台を見てきます。ひらたくいえば、大倉孝二八嶋智人が出てる舞台ということです。終業ベルと同時にダッシュで新宿に向かいます。開演時間ギリギリですが、以前QP CRAZYを観に行ったときの勢いで走れば間に合うハズよ!あの日みたいに雨も降ってないし。会場もLOFTより全然近いし。

来年の大河は『義経』ですか。タッキーかあ。大河っていうスケールじゃなくて5話くらいでまとめたミニシリーズでなら見たいかな。(暴言)ほら、義経は美少年てところがいいんだから、静御前と一緒になったりトシくった義経見てもあんまり嬉しくないし。(うわー!すごい暴言!タッキーのファンの人ゴメンナサイ…!)とかなんとか言って、すごい面白かったらどうしようと今から要らぬ心配をしてみる。

私の本名の姓、義経の兄上である頼朝公から頂いたものだそうですよ。(っていう由来を謳ってる姓が日本中に何百ってあるんだろうな。)富士の薪狩の際に。姓を頂いたこと自体はありがたいんですが、ありえない漢字っていうか誰も読めないんですケド・・・。ちなみに采配を揮う、もしくは旗を持つ者という意味だそうです。

…続く!…

…続き!…

行ってきました。ナイロン100℃の『消失』。2時間45分、休憩ナシ!体中がい、いたい…。ナイロン100℃は初見だったんですが、いつも休憩ナシなんだろうか。あー…感想は明日。眠いっていうかまた明日は早起きして、また並ばなくちゃならないからさ…。うぅー。毎日がいっぱいいっぱい。

■『消失』ナイロン100℃ 
その昔、有頂天とゆーバンドを組んでいたケラ(現ケラリーノ・サンドロヴィッチ)の劇団、ナイロン100℃の最新舞台『消失』を新宿紀伊国屋ホールで観劇。開幕する前「なお、本公演は2時間45分休憩がありません。がんばってください」とアナウンスが流れる。うわー…。アタシ長丁場苦手なのに…。

ストーリーを全く知らずに出かけたのが良かったのか、あっという間にひきこまれた。大倉孝二、あいかわらずデカっ!!!タートルズだっけ?あの『Happy Together』って曲。あれがテーマソングになってて、爆音で鳴り響くイントロから最後のモッズっていうかスカっていうかパンクのようなカヴァーまで、ずっと「はっぴーとぅげーざぁああ〜」(この後、10時間くらいずっとこの曲が頭を回り続けてヒドイ目にあった。)合間と合間の進行はスクリーンを降ろして字幕で客に見せたり、クレジットを見せたり。ナイロン初見の私には結構斬新に見えたんですが、これってケラとしては常套手段なのかな。

長いんでストーリー割愛。誰にでも失うと痛いものってあるんだけど、それが愛情だったりなんかすると、時々立ち直れなくなるんじゃないかって思うほど落ち込むですよね。失ってはいけないものを失ってしまった人。失ってしまったことに気づかない人。失って初めてなくしたものに気づく人。最初からなかったものを、あたかも存在していたかのように気づかないふりをしている人。最初から胸に刺さるようなセリフが満載で、笑っちゃうんだけど、心のどこかで「ハァ…そうなんだよね」っていう痛みを感じまくり。大倉孝二は本当に良かった。あのでかい身長から空手チョップを振りかざすような仕草でツッコミを入れてみたり、あの長い体を折りたたむように床に突っ伏してしまったりしながら、『新撰組!』でも見せていた「待ち人来たらず」的哀愁をたっぷり滲ませていた。八嶋智人もコミカルな演技から椅子を片手でぶっとばすシリアス演技まで堪能させてくれたし。(椅子がぶっとんだ場面では観客がマジ凍りついた。)犬山イヌコ松永玲子の女性陣は、舞台の真ん中でスラップスティックをしている場面より、舞台のはじっこで佇む姿が印象的だった。三宅弘城、よくカラダをはった。あんなに烈しいスラップスティック、最近見たことなかった。みのすけ、哀しさと優しさのオーラが体全体から滲んで滲んで、アタシの視界も滲んだ。

舞台はすごく良かった。しかし隣の男の口臭とバカ笑いに閉口した。オマエ!仮にも女連れでデートなんだろう!?なんなんだ、そのニオイは!隣の男だけならまだしも、真後ろの席の男もすごいバカ笑い。ウルサイ!!!こういう手合いは必ず1人くらい、どの舞台を観にいってもいるもんだけど、まさか隣と後ろでサラウンドとは。参った。

ね。鼻が良すぎるのも困りものって以前言った意味がわかったでしょ。気づかなくてもいいニオイに苦しんで楽しい空間が楽しくなくなるという危険性があるのです。

あと、自分自身、ベロアのスカートをはいていったのも拙かった。カラダをずらそうと思ってもズレてくれない。こうして学んでいくんだな、いろんなことをひとつひとつ(笑)