本日のエピグラフ
死刑が絞首刑と変わったにもかかわらず、斬首を続け、しかも日本刀でなく、本来きこりが使う斧というものを用いて首を切り落とすとは、犯罪者とはいえ礼に失するというものだった。(p.31)
- 作者: 門前典之
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ミステリアス | 9 |
アクロバット | 10 |
サスペンス | 7 |
アレゴリカル | 7 |
インプレッション | 8 |
トータル | 41 |
---|
寡作だ。でもこういうのを書き続けてくれるのなら、待ちがいはあるっていうミステリ者です、ワタクシめは。トリック自体にブラックユーモアのニュアンスを醸し出させてくれるひとは、どうにもいなくなってしまった感があるけれども、探偵小説という物語のエコノミーを追求していけるのは、こういう方向性だと思うので。