UMPC&EMobileって破壊的

HP MINI1000をゲットしました。
EMobileとのセット販売で買ったので、お店で払ったお金は9000円くらいでした。


EMobileは2年契約で、速度は7.2Mbps。月々の料金はパケット量に応じて2900円〜6880円。


2年間で途中解約すると、EMobileは最初の1ヶ月で69800円。だんだん解約料金が下がっていきます。


しかしEMobileによるPC本体の値引きがあるので、途中で解約するとPC本体の値引き料金の47000円も請求されます。なので最初の1ヶ月目に解約すると、11万円も請求されます。すげー。


お金のことはこれくらいにしておいて、肝心の使い心地ですが。。。


非常によろしいです。
EMobileでネットを見ると、ADSLよりちょっと遅いかな?くらいは感じますが問題ありません。


PC自体もSSDにしたせいか起動も若干早く、やたらとプログラムを起動しなければ快適に使えます。大規模な数値計算、音楽・映像製作などしない人であれば、十分に満足できる性能だと思います。


そこで思い出したのが、「イノベーションのジレンマ」という本。HDD業界をモデルケースとして、技術革新について書いた本。


そこでは技術革新を二つに分類していて、
ひとつは持続的技術、もうひとつは破壊的技術。
ザックリ言うと、前者はこれまでのお客さんに向けて、今ある性能を向上していく技術。


後者は、既存の技術を組み合わせたりして、新しいコンセプトの製品をつくり、新たなマーケットを開拓していく技術。HDD業界では、前者が後者によって食われるという歴史が繰り返されてきた。


UMPCはまさに後者にあてはまり、今まで値段が高くてPCを買ってなかった人(先進国でも、第三国でも)、2nd PCとして買う人などの新たなマーケットを開拓している。日本ではさらにEMobileとのセット販売で、導入コストをさらに下げて、新たな無線通信の市場も開拓している。


このコンビはPC業界・通信業界に両方にとって破壊的技術革新であり、かなりやばい。


特に無線通信に関して言えば、Willcomなどの独壇場だったのを、Willcomよりもかなり高いクオリティーを安く提供しているのは良いことだ。業界が活発になって、更なる発展を遂げられるだろうし、僕らの生活もより便利になるかもしれない。