奪取〈下〉 真保裕一 著

奪取(下) (講談社文庫)
下巻も読ませました。
テンポが絶妙です。


ただ上巻で、第三章への切り替わりに大きな期待を抱いていた為に
ちょっと物足りない感じ。


第三章の刷りはじめからは、平たい感じで物語の停滞感が強く漂ったが、これは他が凄すぎたからか。
まぁ、第三章では期限区切りに緊迫感の無い手法を用いたから致し方無いか。
どうやって期限を区切ってくるのかを楽しみにしていて、それを時事ネタでやってのけたところには舌を巻いたけれども…


また、同章の詰めの部分での波乱もなんか取って付けたよう。

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