DEUTSCHLAND 0-1 ESPANA

(E)TORRES 33'
12年ぶりの優勝を目指すドイツと、44年ぶり2回目の
優勝を目指すスペインの組み合わせとなった決勝。


試合はドイツが堅守を見せながら縦パスを入れるのに
苦戦するのに対し、スペインは細かいパスを使いながらも、
チャンスがあらば裏を狙うボールでトーレス
走らせる作戦で進む。


そんな中得点を奪ったのはスペイン。33分にシャビから
出た裏へ抜けるスルーパストーレスが反応する。
並走したDFを外側から追い越して、飛び出したGKの
目の前で足先でボールに触れてゴールへ流し込む。
ドイツもゴール前でセルヒオ ラモスの不用意なパスを
カットしたクローゼが1対1になりかけるが、ボール
タッチが長くなり、ボールがゴールラインを割ってしまう。
このプレーが象徴するかのように、この日のドイツは
前線でボールを受けた選手のボールタッチがうまく
いかず、起点となるプレーが少なかった。


一方のスペインはこの後、攻撃の手を緩めることなく、
かつ守備組織を堅くし、チャンスこそ作れどピンチの
場面はほとんど作られずに逃げ切り。悲願の優勝を
勝ち取った。
ドイツは完全に攻撃が沈黙。GKレーマンはひとり
好プレーを見せていたが、孤軍奮闘に終わった。


――――
正直を言えばドイツを応援していましたが、
スペインは強かった。マルコスセナって3年位前でしたか、
ビジャレアルがCLで上位に行ったときに見たことが
あったと思いますが、その時はこんなに良い選手
だというイメージがなかったんですけどね。
これだけつぶしてくれるとDFラインは楽。エメルソンや
マケレレのような存在でした。
シルバはねえ、ドリブルとランニングは良いと思うんですが、
キックの制度が…? 惜しいシュートを何本も撃つけど、
結局枠には飛ばなかったり、クロスもいまいちだったり。
どうも良いイメージを受けませんでした。