G大阪 1-2 名古屋(万博記念公園陸上競技場)

(G)二川 21'
(名)玉田 14' ケネディ 68'
名古屋のメンバーは以下のとおり。

           ケネディ
     玉田            金崎
                (ブルザノビッチ)         

   マギヌン             小川
  (千代反田)    吉村
          (ダニルソン)

    阿部    増川  闘莉王   田中

            楢崎


sub:高木、アレックス、巻、杉本
coach:ストイコビッチ

名古屋は新戦力を闘莉王、金崎がスタメン、ダニルソンをベンチスタートと
して4−3−3でプレー。その恩恵が早速出たのが14分の得点シーン。
左サイドの金崎が前線のケネディへロングボールを送る。ケネディファーサイド
中央へ折り返し、飛び込んできた玉田が左足で合わせてゴール。
金崎がボールを持つ度に勝負をしかけ、味方選手の攻撃参加の時間を
作ることもできた。
ガンバはルーカスが、名古屋のDFラインと中盤の選手の間で位置し、
うまく縦パスを引き出してリズムを作る。
21分には連続したCKの流れから二川がミドルシュートを決めて同点に追い着く。


後半に入るとガンバがリズムを作れず、ポゼッション率が落ちる。
名古屋の追加点はまたも金崎から。右サイドでドリブル突破を仕掛けて
ゴール前へ。シュートはブロックされたが、こぼれ球をケネディが押し込んで
ゴール。
ガンバには二川のポストに当たるミドルシュートがあったが、ゴールまで
ほとんどチャンスを作れず、千代反田を投入して守備を厚くした名古屋が
逃げ切った。


――――
勝ったー!!


難しい試合になることは容易に想像できましたが、ガンバは前半のリズムが
後半には鳴りを潜めました。
名古屋はスペースを使ったカウンターアタックが主になりましたが、金崎の
個人の仕掛けがアクセントになりました。運動量もあるし、素晴らしい選手ですね。
昔の小川を見ているよう…ゲフンゲフン。逆に言うと、金崎がいない時の
攻撃が不安ですが、それは昨季までのマギヌンと同じ。層が厚くなったと素直に
思います。


前半を見ていると、相変わらず守備に不安を覚えますが、勝っていく中で修正を
して欲しいと思います。具体的には、「DFラインから下がったFWの対処」です。
CBは「放して見る」守り方をするので、いつか痛い目に遭うと思います。






FIORENTINA 1-2 JUVENTUS(Stadio Artemio Franchi)

(F)MARCHIONNI 31'
(J)DIEGO 2' GROSSO 67'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                                           TREZEGUET
                                           (IAQUINTA)

                                 DIEGO                CANDREVA
                   SISSOKO         FELIPE MELO      MARCHISIO
                 (POULSEN)

            DE CEGLIE     CHIELLINI     LEGROTTAGLIE     ZEBINA
            (GROSSO)

                                            MANNINGER


dis:PINSOGLIO,CANNAVARO,SALIHAMIDZIC,DEL PIERO
all:ZACCHERONI

復帰したイアクインタはベンチスタート。トレゼゲをトップに置いて、
ジエゴカンドレーヴァがサポートするフォーメーション。


2分、センターでカンドレーヴァのスルーパスに反応したジエゴ
GKフレイを外してゴールを決め、ユヴェントスが早々と先制。
しかしその後は圧倒的なフィオレンティーナペース。ユヴェントス
DFラインを上げられず、相手中盤の選手にプレッシャーをかけられない。
フィオレンティーナモントリーヴォヨベティッチを中心に、
マルキオンニとゴッビ、バルガスがサイドを積極的に突く。
31分、左サイドのゴッビからロングボールが上がり、右サイドの
スペースでマルキオンニがGKマニンガーより先にボールに触って
ゴール。前半を1−1で終える。


後半に入ってユヴェントスはデ チェリエに代えてグロッソを投入。
するとそれまでは見られなかったサイドアタックが出てくるように
なり、67分、シソコのパスを受けて角度のないところから豪快に
シュートを決めて結果を出した。
ユヴェントスはこの勝利で暫定4位に返り咲き。


――――
ジエゴの先制点は、トレゼゲジエゴカンドレーヴァの3人が絡んだ
素晴らしい流れの中で生まれたのですが、その後はヴィオラに圧倒的に
圧されてしまいました。布陣を変えたのが1週間で成熟せず、バランスが
悪かったですね。


終盤は交代枠を使い切った後でキエッリーニが負傷。キエッリーニ
中盤に上げて、ゼビナをCBへ移し、右SBにポウルセンを入れて対応しました。
キエッリーニの負傷が大きくなければ良いのですが。