1968パリ五月革命の落書き集「壁は語る」

posada2005-01-01

http://increvablesanarchistes.org/album_photo/phot1968/phot68_murs.htm

・走れ!同志よ 老人が君の後ろにいる

・彼らの愚行には方法がある。(ハムレット

・新しき性的倒錯を創り出せ。(これ以上俺には無理だよ)

・棒は無関心なものを教育する。

・想像力の欠如 それは欠如を創造しないことである

・非革命的な週末は、常時革命的な一ヶ月間よりも無限に血なまぐさい。

ブルジョワジーはすべての人間を堕落させるのが唯一の快楽である。

・舗石をはぐと、その下は砂浜だ Sous les paves la plague

・俺たちは確認した。2+2はもはや4ではない。

・ポリ公はわれわれ一人一人の中に眠っている。それを殺さねばならぬ。

・お互いに相手の上にのって愛し合おう。

・人間の解放は全面的か、全くあり得ないかである。

・快楽に対する留保は、留保なしに生きる快楽をそそりたてる。

・自由の敵に自由を許すな

・禁止することを禁止する。自由はひとつの禁止からはじまる。他人の自由を犯すことの禁止である。

・指が月を示しているとき、愚か者が見るのは指の先だ(中国の諺)

・あなたが世界に小便をひっかけつづけるならば 世界は力強く返答するだろう

・夢想は現実である。

・全世界の百万長者よ団結せよ 風向きが変わったぞ

・清掃に参加しよう。掃除のおばさんがいないのだ。

・批判の武器は、武器の批判を通して得られる。

・倦怠が汗をかいている。

・君たちの言葉からキュロット(パンティ)をとってしまえ

 サンキュロット(共和過激派)の域に達するために

・経済は痛手を負った。潰れてしまわんことを。

・どんな種類の人間をも活動家にしようという学生の傾向は、彼の不能を雄弁に物語っている。ー怒れる女子たち

アナーキー。それは、私だ。

・俺を解放してくれるな。俺のことは俺がやる。

・ザマンスキーはどのようにして、牡山羊(ベリエ)を羊(ムートン)に変えてしまうか。
 君たちを去勢することによって。
 君たちを選択することによって。

・われわれはすべて”好ましからざるもの”だ。

・われわれの一人一人が国家なり。

・想像力が権力を奪う

・自由とは必然性の洞察である。

・必要なことは、組織的に偶然を探求すること

・自由とはわれわれが有していた財産ではない。それは、法律、規則、偏見、無知、etcによってわれわれが所有することを妨げられていた財産なのだ。

・無が全体になることも可能である。必要なのは、それを見ること、そして時にはそれに満足することである。

・ーぼくたちは拒否する。/・・招集され・・/・・公団住宅化され・・/・・卒業資格化され・・(コレハ皆トルカラヨイ)/登録され・・/教育され・・(革命ニヨッテナラヨイ)/警棒で殴られ・・/遠隔操作され(モシ皆ガテレビヲ持テバソレデヨイ)/催涙ガス化され・・(ワタシハヴァイオレットガ大好キ)/書類化され・・/(搾取サレ)・・/ることを。

・現実を欲すること 欲することを現実化すること もっと結構!

・他者の自由は、私の自由を無限に増大する。

・簡潔であれ。そして残酷な人喰い人種であれ!

・ああ、政界の優しき紳士方よ、あなたがたの濁った眼の裏には、崩壊しつつある世界が隠れているのだ。叫びたまえ、叫びたまえ。あなた方がどれほど去勢されているかはなかなかわからないほどなのだ。

・歴史が教えるところでは、人生を享受するもののみが、反抗する権利を有していたのだ。(ジュール・ヴァレヌ)

・お互いに愛しあえ。さもないと、あいつらにやられてしまうぞ。

・これらの壁の上の、性的抑圧と自己拒否をみよ。
                  ーオプスキュアランティスム打倒

・全ての権力は濫用される。絶対権力は、絶対的に濫用される。

・ソルボンヌから解放されろ。(ソルボンヌを燃やすことによって)

・壁に耳あり。君らの耳の中に壁あり。

 自分自身の栄光の中に無限にひたりきっている壁。

・異議申し立て(コンテスタシオン)。しかし、まずおまんこ(コン)が先だ。

政治屋どもとその泥だらけのデマゴギーの餌食になるな。われわれ自身だけを頼りにせよ。自由なき社会主義とは兵舎である。(バクーニン

バリケードは通りを閉鎖するが、道を拓く。

・パリでは、ラマルチーヌやユゴーやユージェーヌの後で、誰もこのことは考えなかった。涙を流すためには、催涙弾しかないということを。

・資本家は、彼の自由を守るためにコンコルド広場に行った。ド・ゴール支持の徒党は、諸君に、搾取される自由を保証しようと言うのである。資本家が自由であれば、工場は徒刑場だ。ー行動委員会連携

ド・ゴール万歳 ーマゾヒストの一フランス人記す

・プチ・ブルのフランスよ、おまえの甘い静けさが再び戻ると思うな。カッコが再び閉じられるなどと思うな!政体は執行猶予になっているだけだ。

・私は叫ぶ(クリ)。私は書く(エクリ)。ー無名を強制されたる者。595378822334号乙

・教会はもう沢山だ。

・大げさにやること、これこそが武器である。

・プロレタリアとは、自らの人生の使い方に何の力も持たず、そしてそのことを知っている人間である。

・歴史のしわくちゃなモグラが、ソルボンヌを見事に喰い尽くしたようだ
                ーマルクスからの電報 1968.5月13日

・尊敬は消え失せる。それを探しに行き給うな。

・通りの舗石をはぐことは、都市計画破壊の手初めである。

・君の心の窓を開け。

・私有があるから、戦争が、暴動が、不正がある。(聖アウグスティヌス

・自由は与えられるのではない。それは奪取されるのだ。(シャルル・モラス)

・過度の偉大さは、現実に対する感覚を失わせる。 ーシャルル・ドゴール

・無礼な振る舞いは革命の新兵器である。

・僕は僕の欲望を現実とみなす。なぜなら僕は現実を信じているから。

・文化とはジャムに似ている。少なければそれだけうすくひきのばす。

・産業化がわれわれを脅かしている。ゴム製乳首は社会を食人種に変えてしまうぞ。

・愛をすればするほど革命をしたくなり、革命をすればするほど愛をしたくなる。

・死は必然的に反革命行為である。

・創造性
 自発性
 生

・創造的大衆万歳!
 ブルジョワ的非文化打倒。
 文化とは沸騰なり。

社会主義的現実主義打倒。

 シュールレアリスム万歳。

・反動主義者はすべて張子の虎である。

・働くものたちは、働かないと倦怠する。

 働かないものは、決して倦怠しない。

・行為は自発的であり、その中に、他者の実現化を含んでいる。

・言葉の場か、或いは疎外されたお喋りの場か?

・議会がブルジョワ的劇場になる時、すべてのブルジョワ的劇場は議会になるべきである。

・オデオン座がわれわれを占拠している。われわれはオデオン座を占拠していない!

・意識あるところにのみ革命は起こる。

・異議申し立ての劇に止まるな。劇の異議申し立てに移ろう。

・これを言うのは悲しいことだが私は赤旗と黒旗なしに勝利することは不可能だと思う。しかし、それらをー後には、破り棄てねばならない。(ジャン・ジュネ

・学んだことはすべて忘れ給え。まず夢想することからはじめ給え。

・君たちの頭脳のボタンを、服装のボタンと同じくらいしばしばはずしたらどうか。

・神よ、私の推測ではあなたは左翼知識人である。

・自分の現実を欲望とみなす者は、自分の欲望の現実性を信じているものである。

・法律が我々に課した欺瞞的状況から脱れる手段は唯ひとつ。それは法律を破ることだ。(トラン)

・侵略者とは反抗する人間ではなく、肯定する人間である。

保守主義は、腐敗と汚辱の同義語である。

・ごろつき、それはわれわれだ。

・オーバーにやること、それが創意のはじまりだ。

・まだキリスト教徒がいたってことをご存知かね?

・私は人々を扇動し、不安にしたいのだ。
 私が売るのはパンではなく酵母である。(ウナムノ)

・何ものも求めない。
 何ものも要求しない。
 奪取するのだ。
 占拠するのだ。

・少し譲歩することは、多くを妥協することだ。

・最も美しい彫刻、それは砂岩の舗石だ。
 重い、批判の舗石、それはポリ公の面に投げつける舗石だ。

・まず孤独(ソリテール)、そして、究極的に連帯(ソリデール)。

・君の銃を放すことなく、君の愛を抱擁せよ。

・黄金時代とは黄金が支配していない時代のことであった。
 黄金の牛はつねに泥からできている。

・最後の社会学者が、最後の官僚のはらわたで首をくくられるとき、まだ”問題”が残っているだろうか?

・誰も足を踏み入れたことのない道に、危険をおそれず踏み込め!

 誰も考えたことのない思想に、危険をおそれず頭をつっこめ!

・ドゴール、ノン
 ミッテラン、ノン
 人民権力、ウィ

・行動のロマンチスムなどあり得ない。抒情的な状景などあるはずはない。君の脳皮質を使いたまえ。客観的分析が必要なのだ。事実の領域で自己を位置づけること、行動すること、美しい方程式のような論理的改革。それだけでは充分ではない。

・主人とは、神とは、何か?両者とも父親の似姿であり、必然的に弾圧的機能を果たす。

・塩辛くあれ、甘くあるな!

・真理を隠蔽するな。(虚偽もまた)

・君たちのうらみつらみを総計せよ。
 そして恥じよ。

・赤色恐怖は角の生えた動物にまかせておこう。

・見世物的・商品的社会打倒

・ビタミンCが足りないよ。

・現実主義者であれ。不可能事を要求せよ。

・扉を鍵で閉める者は臆病者であり、したがって敵である。

・アルコールは身体に悪い。L・S・Dをのもう。

・行為が意識を設立する。

・芸術は存在しない。
 芸術は君である。(B・ペン)

・直視せよ!!

・人間の前に森があった。人間の後に砂漠が続く。

・自由恋愛(しかし、ここでは駄目)
 何故?
 ここに予定されているのは疎外された恋愛のみ。

・美しいか、おそらくは否。しかし、何と魅惑的だろう。
 生きのびることに対抗する生は。

・誰のために話すのか?
 言うことから、行為することへと、いかにして移行するか。

・客体(オブジェ)よ、消えてなくなれ!

・思想(イデー)を持て。

・試験=隷属、立身出世、階級社会

・誰が創造するのか?誰のために?

 君たちは消費者なのか、或いは参加するものなのか?

・ぼくは何を書いてよいかわからない。
 そして何か素晴らしいことを言いたいのだがわからない。

・もはや、二種類の人間たちしかいなくなるだろう。仔牛たち(デ・ヴォー)と革命派(レヴォリュシオネール)だ。これが結婚すれば、革モー派(レヴォーリュシオネール)となるだろう。

・ここでは、すべての人は考える。

・もうすぐに、魅力的な廃墟。

マルクスを消費するな。

・余は永続的幸福状態を布告する。

・国境などは知っちゃいない。

・君たちもまた盗むことができる。

・ぼくの欲望が現実だ。

・ボス教授はあなたの内部にもいる。

・もし、俺が、何も変わるべきでないと考えるならば、俺はひとりの間抜けだ。
 もし俺が考えようとしないなら、俺はひとりの卑怯者だ。

 もし俺が、何も変わらないことが得だと考えれば、俺はひとりの卑劣漢だ。

 もし俺が、間抜けであり、卑劣漢であり、卑怯であるならば・・・俺はド・ゴール主義者だ。

・もうエレベーターに乗るな(ネプルネパ)。権力を取れ(プルネ)

・行動(アクシオン)は、ひとつの反動(レアクシオン)ではなく、ひとつの創造(クレアミオン)であらねばならぬ。

催涙弾を投げる野郎の上に舗石を敷いてしまえ!

・ぼくは、繰り返す。三分の一など何の役にも立たぬ。すべてを(そして残りを)奪え。

・シジフォス・・・