常夏島日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-09-27

[]お前が言うなよ、ってお話

最近あきれた話を書きます。


私の部下が、取引相手のシステム会社についてこういうのです。「今契約してる会社、単価高いし、来てる人は平気で年休とかとるし、マジでありえないっすよ。メーカー系の某社なんて、単価安いし、絶対休まないし、仕事はきびきびしてるし、もう契約切り替えたいくらいですよ。」と。


言いたいことはわかるけど、今契約している会社、うちの子会社なんだよね。


子会社だから契約してるわけじゃなくって、いろいろ理由があって契約しているわけですが、確かにそこの社員は平気で年休を取るし、単価高いし、のんびりした仕事ぶりであるのは確かです。


でもそれは、うちの会社自体がそういう文化で、そういう親会社の管理形態を子会社に持ち込んだから子会社の人がそうなっている、ってことに私の部下は気づいていないわけです。だいたいさあ、お前が取りたい年休に対して、俺が時季変更権行使したことが一度でもあったか?年度末だってなんだって、休みたいってときにはほとんど休ませてきただろ? なんでそういう文化を引き継いでいる子会社に対してだけ、お前は「年休とってありえない」とか言うわけ?


もしそこで、契約切り替えるってことになるとすれば、システム子会社はもっと世の中一般と同じような競争的な文化が占めるようになる可能性があるですが、とりもなおさずそれは、親会社であるうちの会社の文化がどう変わるかに依存する面があるわけです。うちの取引先が同じような厳しさでうちの会社に当たるとき、「年休とってありえないっすよ」という罵声は自分たちに向かうのです。つまり、子会社をぶっ叩くのもいいけれど、その拳は、最終的には自分に向かうんだよ?


ということに、私の部下は気づいていないわけですね。


ただそれは、私の部下がバカだってのも言えるわけですが、世の中一般でも見られる話であるわけです。牛丼屋でサービスが遅いと貧乏ゆすりしている人がときどきいますが、その値段でそれだけの味のものを食べられて、しかもサービスの質の高さまで求めるのはやりすぎだろ、って思う時があります。でも、他人にはそれを求める人が多いんですね。自分に同じような要求があったとき、そのような人はどういう顔をするのでしょうかね。


そうやって、自分はやってないくせに他人に求める人が増えまくるとき、世の中のブラック労働的な傾向は加速していくのでしょう。


“弱いものたちが夕暮れ♪ さらに弱いものを叩く♪”

Train-Train

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