常夏島日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-10-11

[]NECのリストラを非人間的と言う人は、当然高給中高年を容認するんだよね?

日本共産党の機関紙赤旗この記事とその感想欄、ついでにこの記事を読んで疑問に思ったので書きます。


赤旗の記事を読んでNECのやり方をひどいと思った人、当然、中高年がろくな働きもないのに会社でのうのうと高給を食んで君ら若いSEをこき使うのはOKと思ってるんだよね?


このようないわゆる「リストラ」で切られるターゲットにされるのは、多くは、企業内で十分な働きをしてないけれど年齢相応の高い給料をもらっている社員です。彼らは、日本の労働慣行、あるいは裁判例で示された解雇要件に守られて来ました。NECのような大企業では、今のような状況に至っても指名解雇や整理解雇を実施するのは難しいです。赤旗で批判されているようなやり方をしないと、働きが悪い中高年を切ることはできません。NECのやり方をひどいから止めるべきと思った人、今の日本の労働慣行では、それはろくな働きをしない中高年を守るということを意味します。


実際、この赤旗の記事に出た人がどうかは知りませんが、一般的に、大企業でのうのうと高給を食む中高年って、びっくりするくらい仕事に対するやる気はないし、仕事の能力も低いです。こういう人でも、日本の労働慣行や判例に守られてきているのです。まあ私自身も、無能なのに大企業でのうのうと禄を食む中年なわけですが。


この会社側の対応が頭が悪いように思えるとしたら、それを強いている日本の労働慣行や判例そのものに思いを致したほうがいいように思います。そして、その労働慣行や判例に自分の雇用が守られているのだ、ということも。


(参照図書)

日本の雇用と労働法 (日経文庫)

日本の雇用と労働法 (日経文庫)

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