常夏島日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-02-11

[]専業主婦も楽じゃない

最近、私の職場に派遣されてきた30代前半の派遣社員(女性)。


顔はかなりな美人なんだけど独身。聞いてみたら、仕事がしたくないので専業主婦になりたいらしいです。


で、実際、仕事はできません。仕事が上手になろうという向上心もありません。


ところでどういう男性のタイプがいいの?と、同じく独身である私が下心半分で聞いてみたら、年上の男性がよくって独身の現在並の生活水準を維持したいとのこと。若いころは美人ゆえにかなり高給の人たちからちやほやされてきたらしく、結構良いレストランに行ってるし、収入相当とは思えない服を着て会社に来てるし、話には広告代理店やテレビ局、医師といったありがち高所得者の人と行った飲み会のことやそういった人たちと結婚した友人のことが頻繁に出てくるので、多少の見栄や誇張があるにしても、希望する男性の収入水準を想像すると、年収1000万ぐらいもらってても割と足りなさそうな感じです。私はそのレベルに全然足りないので失望してその話を止めたわけですが、だからといって私の内なるミソジニーを刺激されたが故に書くわけではないですが、じゃあそういう高収入の男性はどのような女性と結婚しているのか、半径数メートルで見聞した話を書いてみます。


結論的には、結局夫婦って釣り合ってるのね、ってことです。


昭和のころには、エリートサラリーマン社内結婚した社内の可愛いだけが取り柄のOLみたいなのがまだまだ存在しえたようですが、いまどきはどうもそうではなさそうです。昔と違って、会社でボケッとしてたら高収入もらえるサラリーマンは数がどんどん少なくなり、高収入の人は一部の例外を除いたらそれなりにタフな仕事をしています。それでも年収1000万ちょっと超えるクラスであればそこそこの数はいるのですが、そういう人でも、会社そのものや会社でのポジションは昔のように平穏安泰ではないので、奥さんにも相応の収入を期待するか、あるいは会社で滅私奉公しまくっています。


そういう中で、あえて専業主婦を求める男性は、その妻に何を求めるか。私の知る限り、自分のプライベートな部分は全部任せたい、仕事に集中するためのバックグラウンドをきちんと整備してくれる女性を求めているケースがしばしばあります。夏冬の時候の挨拶(いわゆる年賀状とかクリスマスカードです)はもちろんのこと冠婚葬祭のコントロール、公私の友人を招いてのパーティ、家を清潔に保ち三食準備することはいわずもがな、家計の管理から子供の教育、すべてを、大筋は自分の意思に沿った形で、しかし細目に煩わされるのは心の底から嫌なので、そこは全部奥さんがやってくれることを望みます。


稼ぐ男性に常にありがちなことですが、そういう人に限って蓄えも多く財産の種類も多く故に税務処理も面倒だし、友人の数も多いので社交の管理だって大変です。まあ、仕事が嫌だから結婚して専業になりたいとかという寝言を抜かす人には想像もできないような雑務の多さが待っています。しかもそういう男性はありとあらゆる場面で要求水準は非常に高い。結局、稼ぎが大きい男性はしばしば、容姿はもちろんのこと、才覚的にも相応に高いレベルの女性を選んで結婚しているように思います。ときおりきれいなだけの女性と結婚するのがいても、しばらくたつと離婚してたりして、シビアなのね、と思わせられます。


逆にそうではなくて、収入がさほど高くなくてお人よしサラリーマンとかの専業主婦は、生活水準は相応に低くなります。だから専業の奥さんはその程度のサポートしかしなくていい。いわゆる三食昼寝付きってやつです。小遣いが月に3万円で、とか嘆いている男は、割とそういう世界の住人が多いようです。戯画化して、旦那は小遣い3万円なのに奥さんは銀座イタリアンで優雅にランチ、などと揶揄されることがありますが、実際には、小遣い3万円の男性の奥さんと、銀座イタリアンで優雅にランチしている奥さんはほとんどの場合別人です。


というわけで、優雅な専業主婦というのは、昭和の時代の何かの幻影に過ぎなくなっていて、いまどき優雅な専業主婦は、水面下で力いっぱい水かきをしているかも?というお話でした。


べ、別に美人の派遣社員から相手にされない恨みをここで晴らしているわけじゃないんだからねっ!



(参照)

お見合いの恐怖 - 常夏島日記

分かりやすく格差社会 - 常夏島日記


(参照図書)

負け犬の遠吠え (講談社文庫)

負け犬の遠吠え (講談社文庫)