しつけについて考える

先日のことです。会社に行こうと自転車で我がマンションの敷地から公道へ出ようとしたところ2台の自転車が突っ込んできました。1台はかわしたのですが2台目はすれすれのところでかわしました。むっと来て舌打ちをしたところ2台目に乗っていた兄ちゃんが自転車を止めて悪態をつきました。おっさん何やてなことだったと思う。ぶちきれましたね。相手は高校一年生だと思いますが、誰に向かって言うとんじゃ。自転車を止めて年甲斐もなく小僧のところへ行きました。思わぬ反撃に会いビビッてしまったのか、高校生は下を向いてしまった。そうすると先行していたもう一人があわてて救援のため戻ってきました。そのとき私は携帯電話のイヤホンを耳にさしてたのでMDと勘違いしたのか音楽聴きながら自転車に乗ってるほうが悪いやろ、と突っかかってきました。最初に悪態をついたガキは戦意喪失したのか青ざめて、たったままです。二人目のガキはMDを聞いてるお前が悪い等と頭に思いつく限りの悪態をついてます。弱い犬ほどよく吼えるというやつでものを言う前に手が出ていたころとけんかの仕方が違うようです。けんかを売ったのはお前等やろう。大人に対してそういう口の利き方をしていること事態がおかしいやろ。どういう教育をしているのか親に合わせろ。親は関係ない。ならごちゃごちゃ言うとらんとかかって来いや。俺も仕事に行かなあかんからやるならやるでさっさとかかって来いや。喧嘩はしたくないから警察を呼ぶ。さっさと呼べや。あわてて高校生は携帯を取り出すと友達に電話をしている。何や警察を呼ばんかい。呼べんのなら俺が呼んでやる(もうこのときにはあほらしくてこちらも戦意喪失)しばらくすると高校生の友達がやってきました。見ると同じ棟の少年です。何や知り合いか。ハイ僕を迎えに来たんです。(このときにはあまりのあほらしさに苦笑してました。)おまえなぁ大人は手をださへんやろうと思ってたらこういうおっさんも居るんやぞ。喧嘩を買われて慌てるくらいなら喧嘩を売るななどと説教するも相変わらず悪態をついている。そのうち若い警官が到着。どうしたんですかと聞くので事情を説明。警官曰くお父さんも大人なので両方が悪いということで頭を下げてくれ、少年にも謝らせるから。もう俺も仕事に遅れるからどうでもいいよ、という事で不承ながら頭を下げる。よく聞くと学校に行くのに友達を迎えに来たらしい。知らない子でもないので、マ、いいか。それからしばらくしてふっと思い出しました。ここって私有地やないか。俺が仮にもMDを聴いて自転車に乗っていようが、よそ者の高校生になんで責められるのだ。警官よ、それはおかしいやろ。まして友達を迎えに来てそこの居住者ともめるか。自転車止めて大人にメンチを切るか。やはり教育上ゴツンと行くべきやったかな。謝ったのはまずかったなぁ。親を呼んでどういうしつけをしとるのかと、ま、聞いても一緒やろなぁ。うちの子が100%正しいと開き直るだけやろう。警官にしても相手が子供やと及び腰やもんなぁ。かといって昔みたいにゴツンとやれば傷害罪であほが見る豚のけつになるんやろうなぁ。これでは見て見ぬ振りをするしかないんかな。阿部ちゃんよ、何とかしてくれよ。教育と少年法を。