桂離宮の予約をしに東京の宮内庁へ行って来た。

タイトル通り。
参考にしたのはこのブログ。基本的なことは全てここに書いてあるので熟読すべし。
ここさえ読めばほとんど事足りるんだろうけど、他のサイトに書いてなかったっぽいことを中心に箇条書きしておく。

・一番重要なのは、「窓口予約なら結構余裕」ってこと。ほとんどの人はネット予約が埋まった段階で諦めてしまうらしいけど、桂離宮へのハードルはそんなに高くない。

宮内庁での窓口予約は京都と東京では別枠で用意されている。京都の枠は京都で、東京の枠は東京でしか予約できない。

・おれは約2週間前に京都と東京の両方に電話確認したんだけど、時間に拘らなければ2週間前でも楽勝っぽい。特に、東京の枠は確認してもらった2日間とも全ての時間に空きがあると言われたので、もしかしたら東京枠は当日まで埋まらないのかも。東京近郊の方は思い立ったらとりあえず電話してみるべき。

番号はこちら
東京:宮内庁管理部管理課参観係  TEL:03-3213-1111(代)
京都:宮内庁京都事務所参観係   TEL:075-211-1215(直)

・ちなみに、京都の方は、1日は9時からの時間だけ、もう1日は9時、10時、15時半からの時間が空いていた。ってことは、京都の方も結構余裕あるっぽい。

・流れとしては、電話で希望日、希望時間の空きを確認して仮予約→窓口に行って本予約。おれは電話した日にそのまま窓口に行ったんだけど、窓口に行くのは後日でも大丈夫そう。これは未確認だけど、「京都に電話して仮予約→希望日の前日に京都の宮内庁で本予約」とかでも大丈夫かも。

・掛かった時間は、電話が3分、窓口予約が30分くらい。必要なのは本人の身分証明書と同行者の住所、氏名、年齢くらい。

・受付ゲートのある「坂下門」は結構分かりづらい。し、看板表示も無いので行く前にちゃんと確認するべし。おれは交番で聞いたのに少し迷った。

・当たり前かもだけど、宮内庁皇宮警察の方は普通の人たちだった。構える必要は全く無い。


まあ、こんな感じ。
繰り返すけど、窓口予約なら結構余裕があると思うので、ネットが埋まったからって諦めずにとりあえず宮内庁に電話してみたら良いと思います。

俺史上、最高に「素」な男の物語『ガード下酔いどれ人生(追悼編)』

youtube
『ザ・ノンフィクション/ガード下 酔いどれ人生(追悼編)』を観た。すばらしいドキュメンタリーだった。



ドキュメンタリーに映っていることは本当に起こったことではあるかもしれないがそれが「リアル」であるとは限らない。
カメラを前にして構えない人はいないし、編集されている以上、どれだけ避けようが監督の意図が入り込んでしまう。
それはBGM、テロップ、ナレーションを廃した想田監督の『観察映画』であっても同じ事だ。

が、このドキュメンタリーには圧倒的な「リアル」が映り込んでいる。


それはヨシオさんの存在だ。


ヨシオさんはカメラの前で飾ることがない(できない)。カメラの前でこんなに「素」な人を、おれは見たことがない。これだけでも見た価値がある。
そして、「素」だからこそ、「47歳、無職、アル中。生活費及び酒代は母親の年金頼り」という、そこらのニートが裸足で逃げ出すようなダメ人間であっても、ヨシオさんが「クズ」ではないことがよく分かる。特にあの目、あのどこか怯えたようで、でもまっすぐにこちらを見つめてくるあの目を見れば悪い人間で無いのは誰の目にも明らかだろう。言ってしまえば、魅力的ですらある。

この魅力は、『さや侍』において松本人志が一般人の野見さんを使ってやりたかったことに近いと思う(そして、『さや侍』はそれに失敗している)。

他にも、「お金を稼ぐこと」、「子供を育てること」、「寄り添いながら生きること」等々について考えさせられたが、おれにはそれを書くことができない。
上記以外にも観る人によっていろいろと得るものがあると思う。

愛すべき全てのダメ人間に観ていただきたい。
自信を持っておすすめします。


『あの花』を観た。号泣した。

・ブログ
あっという間に10日も経ってしまった。
「毎日更新」とまではいかなくても、週3〜4回は更新しようと思っていたのにコレだ。
理由は分かっている。が、ここでは書かない。


・アニメ
劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を観た。

言いたいことがない訳ではない。
「パッチン」についての補足がなかったのも気になった。
けど、そんなことはどうでもいい。

前情報を入れず、どういった形で映画化されるのか全く分からない状態で観たので不安もあった。
「汚されるのでは……」という恐れも、正直あった。
けど、心配は杞憂。

号泣した。嗚咽が止まらなくなりそうで手をつねって必死に耐えた。
どこで泣いたのか、どうして泣いたのかあまり覚えていない。
けど、そんなことはどうでもいい。

『あの花』は特別なアニメで、特別な映画になった。
すごく良い映画化だった。
ありがとうありがとう。



あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1 (ジャンプコミックス)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1 (ジャンプコミックス)

「芸人が芸人を語る野暮」とか(追記あり)

・昨日は
歯医者に行った。半年前から週一で通っている。
半年前、「歯医者は怖いですか? はい/いいえ」ってアンケートで「はい」に丸をしたけど、今では麻酔を断って治療してもらっている。
半年間の通院で、慢性的な痛みとかマジ勘弁だけど瞬間的な痛みは嫌いじゃない、ということに気が付いた。治療で痛いのなんてほんの一瞬な訳で、だったらその一瞬だけ痛みを感じることから目を背ければいんじゃね、と思って練習している感じ。

痛み、苦しみからなんて逃げてナンボと思ってるし、実践もしていてなかなか良い感じになってきたけど、その話はまたそのうち。


ポッドキャスト
『東京ポッド許可局/女芸人論』を聴いた。
なんやかんや言ってたけど、「おもしろくない芸人が嫌い」ってだけらね。それを「今の3人」が語っているということに意味がある。
「芸人が芸人を語る野暮」って批判は腐るほど浴びてきただろうけど、それを5年間続けた結果、3人が3人とも良い感じに売れてきた。ここから先は「(売れている)芸人が芸人を語る野暮」になる訳で、おれはそんな野暮を聴き続けたい。ぜひ日和らずにこのまま語り続けて欲しい。


【追記】
「東京ポッド許可局 女芸人 誰」って検索で来た人がちらほらいるみたいなんで一応書いておく。
まあ、せっかく「ピー」を入れて隠しているのに余計な詮索はそれこそ野暮なんで要点だけ。
「女が香る」、「試行錯誤の時代」、そして何より「ピー」を入れてあげなきゃかわいそうでいたたまれなくなるような女芸人っていったらあの人しかいないと思うけどなー。



『JUNK 爆笑問題カーボーイ/夏の終わりのツッコミ祭り』を聴いた。ゲストはインパルス堤下。
堤下が普通にうまくてちょっと驚いた。けど、「笑えるかどうか」で言うと前回の岡田に遠く及ばない。

高校生ラップ選手権を観てからフリースタイルについて考えてるけど、お笑いも一種のフリースタイルだよな。からの、ダウンタウンとかハライチのことを書こうと思ったんだけど時間が無いや。この話はたぶんもう書かない。

はじめてヒップホップで揺さぶられた話とか

・昨日は
ブログについてのブログを書かなかったのは賢明な判断だったと思う。
文体がちぐはぐなのは一種の諦め。推敲すればマシになるかもだけど、それだとたぶん長続きしない。
クソみたいな文章でも書かないよりはマシという判断。

・アニメ
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』1〜9話を観た。
9話で泣いた。たぶんそのうち書く。


ポッドキャスト
タマフル/話題の"高校生ラップ選手権"って何だ? 特集!』を聴いた。

今年の夏の甲子園も大変盛り上がりましたが、
もうひとつ、高校生たちの熱い戦いがあるんです。
それが、BSスカパー!にて放映されている、「高校生ラップ選手権」。
今、ヒップホップ・シーンの内外を巻き込んで盛り上がっているこの大会を、
真正面から取り上げたいと思います。

最初だけちょろっと聴いて、大会自体の方がおもしろそうだったので離脱。
youtubeで第2回大会まで観た。

結論から言うと、メチャクチャおもしろかった!
番組の構成で言うと、煽りV後のガチンコバトルって時点で勝ち。UFCもこの方式を取り入れて欲しい。マジで。

MCバトルなんてほとんど観たことなかったんだけど、計14試合観てなんとなくの傾向が分かった。そこら辺を書こうとするとまた書けなくなるんで要点だけ。「フリースタイル」だからってバカ正直にフリースタイルでやる必要はない。必要はないんだけど、用意してきたラップだけでは勝ち上げることはできない。から、そこら辺をうまいことフリースタイルでフリースタイルに見せるのが「フリースタイル」なんじゃないかな。

印象に残ったのは、K-九、秋影、MC妖精、GOMESS。
特に、第2回大会に出てたGOMESSがヤバイ。ヒップホップではじめて揺さぶられた。と言うか、すべての表現の中でもここまでの「衝動の塊」を見せつけられたことは無い。
言い過ぎなのは分かっている。でも、言わずにはいられない。
たぶん、GOMESSの熱にあてられちゃってるんだと思う。

本当はもっと書きたいんだけど、また気持ち悪くなりはじめているんで今日のところはこの辺で。
とりあえず見れ!(命令)


『太陽の王子 ホルスの大冒険』が凄まじいアニメだった件とか

・昨日は
とりあえずブログを書いた。「ブログを書いた」ということについて書こうと思ったけど、また気持ち悪くなりそうだったのでやめておく。


・アニメ
WOWOWでやっていた『東映まんがまつり 1968年夏』より『太陽の王子 ホルスの大冒険』を観た。正直、1968年の作品ってことであまり期待していなかったんだけど、オープニングでの狼との格闘シーンからぶっ飛ばされた。躍動感が半端無い。アニメってのはよく動くから良いって訳じゃないということがよく分かる。水の描写、太陽の描写も良い。特に、崖の上から池をのぞき込むときのカメラアングルの演出*1が素晴らしい。最近よくあるCGを使ったものではこの味はなかなか出せないんじゃないかな。

そして、一番驚いたのが展開の凄まじい早さ。ジェトコースター・ムービーみたいに観客を置き去りにするような早さではなく、押さえどころはきっちり押さえてる。と言うより、要所要所をポン、ポンとザッピングしている感覚に近い。ザッと思い返しただけでも「敵との戦い」、「巨人との出会い」、「伝説の剣を抜く」、「父の死」、「旅立ち」、「親友との別れ」、「悪魔との対峙」、「敗北」、「仮死からの復活」と、ここまでで開始10分ちょい。ロード・オブ・ザ・リングとかなら「伝説の剣を抜く」までに3時間ぐらいかかるよ。


・読書
久しぶりに図書館で本を選んだ。いつもはネットで予約してカウンターで受け取るだけなので、本棚の前で悩んだのは本当に久しぶりだ。
「本棚の前で悩む」ってのは本来、本読みの中ではなかなかに楽しい一時なのだと思う。かつてのおれもそうだった。でも、今は違う。
いつだったか、MARUZENの本棚に圧倒されてからは何となく本棚を避けるようになってしまった。「ここにある本のほとんどをおれは読んでいないし、ほとんどを読むことなく死んじゃうんだな……」とか思って、なんかもうダメ。
で、今回も本の海に溺れる勇気はなかったのでとりあえず「内田樹の本を読もう」ってのだけ決めて挑んだんだけど、それでも結構きつかった。図書館では筆者ごとに並べるんじゃないのね。こんな当たり前のことさえもすっかり忘れていた。

で、何とか選んだのが『街場のマンガ論』内田樹と『「知」のハンターたち―梅棹忠夫対談集』梅棹忠夫。なかなか良い本を選べたと思う。


・ギター
3週間前からちょいちょいさわっている。とりあえず「弾いている」と言えるくらいまではさわり続けようかな、と。
昨日は『これからはじめる!!ロック・ギター入門 』って教則本に載ってるフレーズ50と53をそれぞれ5分ずつくらいやった。


ポッドキャスト
学問ノススメ内田樹』を聴いた。たぶん2回目。
「たくさん著作がありますがそんなに語りたいことがあるんですか?」という問いに、「たくさん書いてはいますが言っていることは同じですから」と。

内田樹は今のおれが「おもしろい」と思える最上級の知のひとつだと思う。理解できないところもあるけど、それでも「おもしろい」って思えるのは素材が違くても根底に流れる考えがいつも同じだから。「結局いつもおなじ話をしているだけ」という批判はもっともなのかもしれないけど、おれは死ぬまでおなじ話を聞きたいし読みたい。




太陽の王子 ホルスの大冒険 [DVD]

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街場のマンガ論 (小学館クリエイティブ単行本)

街場のマンガ論 (小学館クリエイティブ単行本)



*1:マッハGoGoGo』のオープニングにも度肝を抜かれたけど、ちょっと調べたら初回放送が1967年4月なのでほとんど同時期なのね。

文章が書けないときは「文章が書けない」と書けばいい

「そろそろブログでも書くかな」って3回くらい書き始めたけどやっぱダメだ。うまく書けない。自分の文章に寒気がする。


今まではもやもやとした考えや感情を吐き出す場として捉えていたけど、それが大きな間違いだった。まともに書けないような奴がまとまってもいない考えを文章にすることなんてできるわけがない。


じゃあ、どうするか?


まずは文章を書くことそれ自体を目的とする。内容は問わない。幸い、毎日なにかしら観たり、聴いたり、読んだりはしているので選びさえしなければネタに困ることはないだろう。今まではブログに書く価値のあるものだけを書こうと思っていたがそもそもそんな大それたものを扱う段階にはなかった、ということだ。もっと身の丈にあったことを書こうと思う。


と言うわけで、とりあえず昨日1日のことについて書いてみる。



・料理
初めてさばの味噌煮を作った。味付けは問題なし。が、煮汁が少なすぎて味の染み込みが全くなかった。煮汁を倍にすれば倍はうまくなるはず。


・ジョギング
1年ぶりくらいに再開。と言ってもほとんどウォーキングで実際に走ったのは5分、1キロくらいだけ。今後も2〜3ヶ月は15分、3キロくらいに抑えるつもり。2週間もすればもっと走りたくなってうずうずしてくるだろうけど、その衝動とどう付き合い、どうコントロールして行くかが重要。


・読書
『あやしい探検隊 焚火酔虎伝』椎名 誠を美容院の待ち時間に3ページほど。
久しぶりに読んでるけどやっぱ心地良い。酒を呑みながら読むんならこれ以上の書き手はそう無いんじゃないかな。

椎名さんの本を読むとなんともカツオを食いたくなる。そもそもおれは「刺身で呑む」ってのの良さがまだよく分かってなくて、「刺身で日本酒」ってのもあまりそそられない。が、「カツオでビール」だけは別。畳の上で裸足になって扇風機にあたりながら瓶ビールを呑みたい。


まあ、こんな感じ。これくらいならツイッターに書けよ、と思わないでもないがとりあえずは続けてみようと思う。



あやしい探検隊 焚火酔虎伝 (角川文庫)

あやしい探検隊 焚火酔虎伝 (角川文庫)