黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

こないだ買った本。

 あれ? 装丁が微妙に違う、と思ったら版元が朝日ソノラマに変わっていた。そのわりには宙コミックスの装丁をうまく再現してますが。並べても違和感は少ないだろうな。1〜3巻もこちらから再版するそうですが、わざわざ買い直さなくてもいいのは親切ですね。……ああでもあとがきがあるよなあ。
 内容面では、淡々と続くなあ、という感じ。終わらせどきがつかめないと作者も言っていますが、2巻で現代の人間とコンタクトを取ったとき、3巻でオスカが出てきたときなど、そのたびに「終わるんじゃないか」と不安だったので、ある意味ではこれで希望どおりと言うべきか。箱庭のような世界をいつまでも続けてほしいと願うのですが、もうハッピーエンドがあり得ない設定になってしまっているので、完結してほしくないんだけど……どうなるんでしょうね。
ねこめ~わく (4)

 5巻はバレンタイン当日までのエピソードで、ことさら甘々な感じがたまらないですね。
 祐巳ちゃんをいもうとのように見つつ、祥子さまをあねのような気持ちであこがれる*1という複雑な楽しみ方をしているんですが、姉って。下手すりゃ娘の年頃なんだけど。orz まあ、立場を忘れて感情移入するのが正しい読み方だと思うので。
マリア様がみてる 5 (5)

 こういう内容の話だったのか。ちょっと「エコエコアザラク」を思い出しました(古すぎる)。因果応報はきっちり押さえてるからいいんだけど、しかし後味の悪い話だなあ。決めぜりふが活字で見ると間抜けなんだが、アニメだとどんな感じなんだろう。うちには電波入らないのです。
 絵としては華麗でいい感じなんだけど、そのぶん恐怖感がちょっと薄れるかも。
地獄少女 1 (1)

 引っ張ること引っ張ること。3分って長いなあ。楽しめましたけど。ぼっちゃんがバックにいることで四千万の重みがいまいち実感できないのがこの勝負のネックですね。福本伸行にしてはそのへんが甘いと思うんだが、どうなんだろう。
賭博堕天録カイジ 5 (5)

 精神科編完結。前巻までの破滅的な状況はどこへ、というぐらいの甘い終わり方ですが、これはこれでよかったのだろうというか、しかたなかったのだろうというか。物語が甘い終わり方をしたことが、現実の厳しさを示しているとも言えるかもしれません。
ブラックジャックによろしく 13 (13)

 設定にかなり無理があるなあ。やりたいことはわかるんだけど。
 この作者は、ネグレクト気味の子供をテーマにして「でも実は愛されているんだよ」というメッセージをこめることが多いけど、今のところ子供の方には視点が向いていないようで、そのへんどうするのかにちょっと注目していこうと思います。
ニコイチ(1)

*1:ルビは「スール」ではないです。念のため。