黙然日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

ひとりごと、よしなしごと、黙っているにも等しきこと。

2007-08-25(Sat) 0825 まだ35℃越えるなあ。

[][][]産経「主張」、漢字文化を無視する。

【主張】名前と漢字 公共財を棄損する「感字」-イザ!

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/79034/

 主張する内容のひとつは「読めない名前を子供に付けるな」で、これはまあ感情的に同意できなくもないのですが、あとがひどいなあ。

 漢字の訓読みというのはもともとすべて宛て字で、正しいもへったくれもない。「正」を「せい」「しょう」だけではなく「ただし」とも読むと知ると、中国朝鮮など日本以外の漢字文化圏の人は、たいていびっくりします。「sei」「shou」は訛りの範囲だけど、これが「tadashi」と訛るはずがないわけですから。「正」という文字と日本語(和語)の「ただしい」が同じ意味なので、勝手に読みを宛てはめたものが慣用化しているだけです。だから「正しく」を「まさしく」とも読んで間違いではないとされるわけです。

 ある時期までの日本人は、漢字の意味と和語の発音を踏まえて、自由に訓読みを創作していました。それが戦後国語改革で一定に規制されたものの、人名だけは規制の範囲外とされました。たとえば「安」一文字で「あ」、「倍」一文字で「べ」という読みは規定されていませんが、「安倍」を「あべ」と読むことを規制はできなかったからです。また、現在でも自由な訓読みの創作が(特に歌謡曲マンガなどのサブカルチャー作品で)行われていることは、列挙にいとまがありません。

 人名にしても、昔はたとえば「(土方)歳三」は「としぞう」か「さいぞう」か、「年三」と書いた資料もあるから「としぞう」なんだろうなあ、ぐらいのことしかわからなかったりするらしいです。直接関係ないけど「新撰組」も「新選組」という表記と両方あってどちらが正しいかわからなかったり。昔から日本人の名前はそういうもので、だから「名前が読めなくても失礼ではない」(しかし間違えるのは失礼なので必ず確認すること)という社会ルール存在するわけです。まあただ、自分の名前を誤読・誤記されるというのはわりと情けない気持ちになるもので、親は名付けに愛情を託すと同時に、そういう点にも注意した方がいいとは思いますけどね。


 訓読みの話が長くなってしまいましたが、産経「主張」の、そうした文化を無視した言い方もひどいのですが、そこから「人名漢字という規定が悪い、漢字制限を撤廃せよ」という結論に飛躍するところが、どうしても理解できません。漢字制限を撤廃すれば、難読氏名がなくなるんでしょうか? 

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