朝日新聞の子会社と、夏ごろ買った本。
いつものようなネタがないわけではないんですがちょっと手間がかかりそうなので、一応メディアがらみのニュースでお茶を濁す感じで。
朝日新聞社が出版で新会社 AERAなど引き継ぎ-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/111903
産経の記事ですが、割と素直に伝えています。10月に朝日ソノラマからの業務を引継いで、朝日新聞社出版局が膨れあがりすぎたという背景でしょうね。ていうか、なんで最初からそうしなかったんだろう。
竹本泉『ねこめ〜わく』なんかは、1〜3巻が宙出版、雑誌を移って4巻が朝日ソノラマ、5巻から朝日新聞社から引き継いで、6巻は朝日新聞出版からということになるわけですか。*1
ひさしぶりですがついでなので、書評など。
- 「ねこめ〜わく(5)」/竹本泉 ISBN:9784022131010
著者のライフワークとなりつつあった作品ですが、連載化でそれなりに話が進展……してるのか? 世界の謎がいくつか明らかになりつつはありますが、全体的にはいつものかんじー。ただ、15年来の読者にとっては世界観になじみができているせいか、1話あたりのページ数が少なくなったせいか、なにか物足りない印象が残りました。以前も触れたかもしれませんが、「悲劇的なラストが予定されつつ未完の竹本作品」というものを読むのが、初めてのせいかもしれません*2。読者にとっても『ねこめ』につきあうことがライフワークになりつつあるので、1ページずつ、惜しみながらめくる感覚には変わりがないのですが。