黙然日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

ひとりごと、よしなしごと、黙っているにも等しきこと。

2009-08-12(Wed) 0812 久々に夏の陽射し。

[][]産経「主張」、前後不覚に陥る。他。

【主張】靖国神社参拝 指導者の務めはどうした - イザ!

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/288796/

 またかよっていうか、15日まで(参拝しなかったことへの批判は16日以後も)連日これが続きそうですね。なかでも、麻生首相の「(靖国神社は)最も政治マスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ」という発言に対して「本意とすれば、いささか残念である」としているのは、どういうつもりでしょうか。靖国は政治の具になるべきだと言っているのでしょうか。

 麻生氏の主張はわかりやすくて、(国民全体が参加するために)無宗教形式で、しかし一人一人は宗教的な崇敬の念をもって、先の大戦戦没者を慰霊するべきだ、ということでしょう。これについては、現行の戦没者慰霊式典や、国立追悼施設の設立でも適うものなので、宗教法人靖国神社の非宗教法人化という麻生氏の主張はよくわかりませんが、大筋としては多くの人が納得する形ではないでしょうか。しかし、産経はこうした考え方への理解を拒んでいるのですね。

 しまいには、民主党幹部陣が靖国参拝を否定していることも含めて、「中国に媚(こ)びた姿勢と受け止められてもやむを得ない」と飛躍しています。靖国を批判する人は日本国内にも数多くいますが、こうした日本人はみんな中国の手先なんでしょうか。そーゆー書き込みは2ちゃんだけにしとけ。

 昔から、首相靖国公式参拝や宗教形式のままでの国有化を求めてきた産経新聞は、この機会に乗じて、というかどさくさまぎれに、従来の主張を押し通そうとしているのでしょうか。どうも、それともちょっと違うような気がします。乾正人政治部長の「靖国参拝で麻生自民は勝つる!」記事*1が、産経が頼みにする現代的な愛国保守層ネトウヨからあまりに評判が悪かったので、意地を張っているというかムキになっているというか自分のしていることもわからなくなってしまっているというか、そんな状況なのではないでしょうか。

正論】「8月15日」を思う 学習院大学教授・井上寿一 - イザ!

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/288815/

 「復讐」とは、アメリカに対してである。当時も今も、アジアに対してはともかく、アメリカに対して日本侵略戦争を仕かけたと考える人は少ない。政治的な立場の違いを超えて、日米戦争は日本の「自衛戦争」である、との共通の理解がある。

 なんて言いますか、なんだこれ。8月15日を「復讐記念日」と定義し、引用した段落のあと、東条英機戦後の日本人に再評価されたとか、なんだかパラレルワールドの戦後史を聞かされているようです。それをふまえた後半部分も従ってよく理解できなかったのですが、なんでしょうねこれは。ニッポソ戦後史研究のためのの貴重な資料なのかもしれません。