黙然日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

ひとりごと、よしなしごと、黙っているにも等しきこと。

2009-08-28(Fri) 0828 ひさしぶりに猛暑。

[][]産経安倍内閣の遺産。

正論屋山太郎 官僚内閣制からの脱却が先決だ - イザ!

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/294376/

 27日分の取りこぼし。屋山氏といえば保守派論客教科書改善の会から意見広告THE FACTS」まで大活躍の御仁ですが、最近の「正論」欄では公務委制度改革を徹底せよとの内容で、麻生内閣弱腰を批判し続けてきました。「安倍内閣の方針を堅守せよ」という理由からですが。では「天下り廃止、官僚支配の打破」を最大の公約に掲げる民主党への政権交代を支持するかというと、もちろんそんなことはありませんでした。なんでも、現在人事院制度はストライキなどをやらなくても公務員給与が上がっていく、官公労にとって楽チンな仕組みであり、官公労が属する連合を支持母体とする民主党には公務員改革は不可能に違いない、のだそうです。じゃあ自民党ならできるのかよと言わざるを得ません。

上杉寺島両氏を首相秘書官などに起用 鳩山代表意向 - イザ!

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/294787/

 新聞辞令というのでしょうか。産経新聞スクープで、ジャーナリスト上杉隆氏が鳩山内閣入りするというものです。なお、寺島氏というのは寺島実郎多摩大学学長です。上杉氏について、産経ウォッチャーの方には説明不要でしょうが、著書『官邸崩壊』で安倍内閣当時の官邸がいかに混乱し機能不全に陥っていたか、また一部報道陣、具体的には産経新聞政治部の石橋登記者や阿比留瑠比記者がどれほど時の権力癒着していたかを明らかにした方です。安倍氏への批判的姿勢で一貫し、記者クラブ解放などについても鳩山由紀夫民主党代表と一致するところがあるのは確かです。

 しかし、さーて。もしこれが実現すると、ジャーナリストとしての上杉氏にとってはかなり致命的なことになります(ご本人が「ジャーナリストの肩書き」にどれぐらいこだわっているのかにもよりますが)。『官邸崩壊』で権力者とジャーナリストの癒着を暴いたことが評価されているのに、当人が政権入りしたのでは洒落になりません*1。ただ、これを報じているのは今のところ産経だけです。もし逆に、これがガセネタだったとすると、産経新聞のジャーナリズムとしての評価に大きく関わるんじゃないでしょうか。単なる誤報では済みません。まるで上杉氏の評価を貶めるために噂を流しているようなものですから。記事が出た時点で上杉氏はオファーも受けていないようです。この記事が出たことで鳩山氏側が人事案を断念することも考えられるので、この人事が行われなかったとしても、事実がどうなのか不明なままに終わる可能性もあります。

*1:もっとも、裏で癒着していた(というかへいこらしていた)のと正式に肩書きを得て内閣に入るのとでは意味が違いますし、内閣側から見れば広報担当者にジャーナリストの能力は必要ではあります。鳩山氏側がオファーを出しても上杉氏が断るという形になる可能性もあります。