産経記者がネトウヨ並み。他。
【主張】「核なき世界」決議 抑止踏まえ現実的方策を - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090926/erp0909260404000-n1.htm
壊れたCDプレイヤーのように現実的現実的と繰り返していますが、「日米同盟を通じた拡大抑止(核の傘)」とか、核抑止論と核拡散防止の区別もついていないらしい壊れた機械にそんな説教をされてもね。
【鳩山政権考】チベットなき東アジア共同体 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/305922/
26日付は榊原智政治部記者でした。なぜか珍しくプロフィールが出ているので要約しておくと、1990年に産経新聞社に入社して政治部一本槍、野党民主党担当キャップ、自公政権与党キャップから横滑りして現在も与党キャップだそうです。てことは、少なくとも去年あたりまで与党キャップだった石橋文登記者は、いつのまにか異動していたんですね。
「鳩山政権考」ですが、とりあえず問題点を二つほど。鳩山氏の唱える「友愛」、その延長にある「友愛外交」を、この産経新聞政治部与党キャップはまるで理解できていないようです。それも、字面に引っ張られて誤解するネトウヨレベルで。フランス大革命の理念が「自由・平等・博愛」だったことは世界史の授業で必ず学んだはずですが、この「博愛」という概念を、ナショナリストで知られた鳩山一郎が訳し直した言葉が「友愛」であることは、「Voice」9月号鳩山由紀夫氏の文章にも明確にされています。「博愛」はすべての人を対象にした「右の頬を打たれたら左の頬を」的な愛ではなく、革命同志のあいだで自由と平等を分かち合うための愛であること、そのために「博(ひろく)」ではなく「友」という字を持ち出してきたものです。
つまり、価値観を同じくする友とのあいだで成り立つ、一種の互恵関係に基づいた利益共有が「友愛」なので(それが民主主義という価値観であるかぎり、現代の世界では「博愛」と同義でなければならないのですが)、中国が人権という価値観*1を共有していないのに無条件で相手の言い分を受け入れるという結論にはなりません。榊原記者が、批判対象にしている「友愛外交」が誤解に基づく虚像であることはあきらかです。そもそも鳩山首相が、「人権問題で中国に譲歩していい」と一言でも述べたことがあったでしょうか?
もう一つの問題点は、歴史認識です。といってもクリティカルな話題ではないのですが、第一次大戦後の日本や列強が、日英同盟から多国間安全保障であるワシントン条約体制に移行したことに文句を言って、大陸国家(ロシア・中国・北朝鮮)と対立し海洋国家(米国・英国)と緊密になれ、と唱えている点です。これは渡辺利夫・拓殖大学学長の唱える『新・脱亜論』そのもので、渡辺史観というか拓大人脈と言うべきなのか、これが意外と産経社内には根を張っているのですね。大日本帝国が絶望的な孤立と戦争への道に踏み込んだ最大のきっかけの一つが、多国間安保システムである国際連盟の離脱だったことは、これは日本史の教科書にも必ず書かれています。戦前日本の過ちは、素直に反面教師にすべきものであり、また現在の北朝鮮のような存在の先行例として参照すべきものでしょう。
優健美館:「健康に勝るお宝」なし! - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/yu_kenbi/archives/1128458.html
今月16日の「長月の集い」は、参議院議員・自由民主党女性局長の山谷えり子さんが「日本を守ろう! 領土を、対馬を、拉致を、教育再生を、野放しのアニメ・CG、性暴力ゲームから子供たちを!」という重厚なテーマで、自ら「日本を守る」活動を展開されている現状を語ってくださった。
22日付でやや旧聞に属しますが、メモしておきます。ここは、ご存じの方も多いと思いますが、あの瀬戸弘幸氏が開設した健康関連のブログ、というか、あの
川端文科相、マンガ・ゲーム通だった! 昨年、麻生太郎氏と夕刊フジで対談 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/304517/
これも22日ですが。要約されている対談の中身を見る限り、麻生氏より川端氏のほうがあきらかにマンガやアニメに関する造詣も深いし危機意識も強いですね。「“アニメの殿堂”のハコモノを作るよりアニメーターの最低生活水準確保が先だろう」*3という批判がさんざんなされていましたが、川端大臣の文化行政に期待します。