黙然日記(廃墟)

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産経、日本の国策に反する。

 4/7分です。

【編集日誌】佐渡の危機 鋭く迫ります - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140407/trd14040707430002-n1.htm

 乾正人編集長が、珍しくまともに紙面のPRをしています。昨日から取り上げている連載「島が危ない」ですね。なにが危機なのか、連載の1回目を読んだだけではわからなかったのですが(たぶん最後まで読んでもわかりません)、ベテランの宮本雅史記者がわざわざ取材したのだから、と、乾編集長は威張っています。そういうことにしておいてあげましょう。あ、リンク先は読まなくても大丈夫ですよ。ただのPRですから。

【島が危ない 第2部 佐渡に迫る影(2)】疲弊する経済「中国でもどこでもいい、ホテル買って」(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140407/plc14040709000004-n1.htm

 というわけでその、宮本記者の連載第2回です。一読した感想は「まあ、どこもたいへんですね」というものしかありませんでした。《「佐渡にはアベノミクスという言葉はない」》という地元の声が紹介されていますが、そういうことなのでしょう。そもそもアベノミクスなんて(以下略)。地方はどこも同じなので、佐渡を特に問題視する意味がわかりません。
 「中国人観光客や短期留学生を誘致したい」「ホテルを買収してくれるなら中国でもどこでもいい」というのも日本全国どこにでもある声で、そもそも現在日本国の国策として、観光立国を標榜しています。豊富な観光資源を活かして世界中から、特に中国から観光客を誘致しよう、金を落としてもらおうという国の大方針があります。観光資源は使い減りするものではないし、わたしは正しい政策だと思いますが、宮本記者はどう考えているのでしょうか。