西村知子展を観る

prader-willi2004-11-06

カーチャン友人の西村知子さんの陶芸展(画像使用許諾済)
動物のシルエットに様々なイメージが描かれたものと、定型的な日用品(お皿など)に動物達が融着したようなものとが並べられている。祝祭的なイメージで作られているけれど、それぞれの作品を見ていくと、その置かれ方は微妙に不安定なバランスになっていて、こころの揺らぎや不安が感じられるところがある。2次元平面のお皿は微妙に曲げられて2次元と3次元の中間体となり、3次元の動物や毛虫達は小さな変形を加えられて、3次元と4次元の中間体となっていく。
アーチャンは数十点の作品のうち、ただ一点だけ、黒一色で塗られた鬱屈とした姿勢で屈み込む人物像にのみ、興味示す。少しドキリとした。僕と一緒に、その鬱屈としたポーズ真似る。

西村知子展
アートサロン山木(2004年11月1日〜14日まで、会期中無休)
大阪市北区西天満4-7-17 サロン・レガシー1F